第3話 リディルハイト


 ゼインはどうやら、帝国騎士団の第二師団長を務めていた騎士でもあったらしい。彼自身は血筋のおかげだと言っていたけれど、ルディはきっぱり実力だと教えてくれた。

 フィリスもルディが正しいと思っている。というのも、皇都からイリスの森はそれなりに距離があり、その道中だって決してやさしいルートではなかったはずだからだ。

 実際、彼の折れた剣がその過酷さを物語っていた。

 剣自体は森の魔物との戦闘中に折れたところをフィリスも目撃しているが、たったあれだけで剣が折れるとも思えない。となると、ここまでの道中でかなり消耗させたのだろう。

 フィリスが自分の考えを述べると、ルディが突然泣き出した。フィリスの考えは的中したらしい。

 曰く、とても皇子とは思えない無茶を何度も目の前でされたとか。ゼイン命のルディにとって、それは自分が傷つくよりも辛いことだったという。

「ねえルディ、『辛い』って、どんな感じ?」

 とっくに日は傾き始め、自分の影が長く伸びている。

 一行はまず、折れたゼインの剣を修復するために、ここリディルハイトの村にやって来た。といっても、剣が折れなくても立ち寄る予定ではあったらしい。

 もう店は飲食店しか営業していないような状態なので、先に宿を取ることに決めたフィリスたちは、本日の宿探しを村に着いて真っ先に行った。小さな村だったが、意外と宿は多い。その一つの宿とゼインが交渉している間、手持ち無沙汰になったフィリスはルディと共に外で待機している状況だ。こういう交渉はルディよりゼインのほうが得意なんだとか。

「その前に呼び捨てをやめていただけますか」

「ルディ様?」

「違いますよ! 俺じゃなくてゼイン様のほうをです!」

「ゼイン様?」

 それでよろしい、と満足げに頷くルディの頭を、宿から出てきたゼインが片手で掴んだ。

「ルディ、私のいないところで余計なことを吹き込んでいるようだね?」

「ゼ、ゼイン様……これは違くてですねっ」

「いいかいフィリス、これまでどおりゼインでいいから。私が許してるんだ、ルディの許可なんていらない。そうだろう、ルディ?」

「は、はい、ゼイン様」

 何やらルディの顔色が悪くなっていく。よくわからないけれど、フィリスとしては「ゼイン」のほうが文字数が少なくて呼びやすいので、「わかった」という意味を込めて首を縦に振った。

「さ、そんなことより二人ともおいで。宿は無事に取れたから。もちろん宿代もおまけしてもらったよ」

「なんと! さすがですゼイン様! 宿代まで!」

「こういうときつくづく思うよ。皇子としてお披露目をしていなくて本当に正解だったなって。この顔はどこに行っても役に立つからね、ははは」

 ゼインが今までに見たことのないような顔で笑ったので、フィリスはルディに訊ねる。

「あれはどういう感情?」

「ばっ……そこは触れちゃいけません! とにかく褒め称えておくんです、こういうときは!」

「わひゃっは」

 ルディの手に口を塞がれたので、大人しく従う。笑っているのに目が笑っていないなんて、まるで目を開けたまま熟睡する師匠のように器用だなと思ったフィリスである。

 部屋は二つ取ってくれたらしい。三人の中で唯一女性のフィリスが一人部屋で、ゼインとルディは一緒の部屋だ。

 ここは観光地というわけではないが、腕利きの鍛冶職人が多いため、彼らを訪ねてやってくる人が多いそうだ。そういう人たちのために宿もしっかりと整備されていて、おかげでフィリスたちも野宿せずに済んだ。

 ゼインに二階の宿泊部屋を教えてもらうと、まずは荷物を片付けておいでと言われる。

(荷物、片付ける……)

 しかし部屋に入ってすぐ、フィリスは立ち尽くしてしまった。中にはベッドと小さな机、椅子があるだけで、他には何もない。ここに二人泊まるのは狭そうだなという印象を受けるくらいの広さの部屋だ。

 といっても、フィリスが立ち尽くしたのはそれが原因ではない。

 ゼインは荷物を片付ける時間が要るだろうと言って、一時間の猶予をくれた。が、これが悩みどころである。たぶん、これまでゼインが教えてくれた感情で言うなら、フィリスは間違いなく『困って』いた。

 だってフィリスが森から持ち出したのは、手提げ鞄一つにまとめられるくらい少ない量の荷物と、魔術を行使するのに必須な杖だけだ。つまり一時間も要らないのである。

(困った……)

 とりあえず鞄を椅子の上に置く。杖は自分の背丈に近い長さがあるので、壁に立てかけてみた。

(終わった)

 片付け終えてしまった。

 でも、ここでふと思い出す。そういえばゼインたちも、皇都から追われているというだけあって荷物は少なかったなと。それこそフィリスと同じくらいに。

 となると、ゼインたちも片付けにそこまで時間はかからないだろう。彼らももう終わっている可能性が高い。

 ただ、一時間後に部屋の前に集合と言われてしまっている今、それより早く訪ねてもいいのかがわからなかった。薬草を売りに行く際、店の開店時間を気にせずに売りに行ったら、早すぎて怒られたことがある。

(む、難しい……)

 これが師匠なら気にしない。というより、師匠との間で時間を気にするようなことはほとんどなかった。

 しばらく部屋で唸ったあと、フィリスは杖だけ持って部屋を出る。出て、扉に背中を預けた。時間より早く訪ねるのは怒られるかもしれないが、ただ待っているだけなら大丈夫だろうと思ったからだ。

 多くの宿がそうであるように、この宿も一階は酒場として営業している。階下からわいわいと騒がしい声が聞こえてきて、身を預けるように耳を澄ました。こんなにたくさんの人の声を聞いたのは、イリス村の祭りのとき以来である。

「……たか、皇都で……だってよ」

「ええ? どうせ……だろ」

「そうそう。前もおまえ、……で……嘘だったじゃねぇか」

「今回は本当なんだって!」

 色々な声が混ざっていて、その全ては聞き取れない。

「……ことより、……りの魔術師が……ってよ」

「おいおい、……か?」

「でもこいつの……報は……頼できるぞ」

「……で!? 俺のは!?」

「イリスの……つ師かぁ。結構おっかない……だろ?」

「らしいな。この村に……きゃいいけど」

 フィリスは階段を下りた。ローブのフードは被らない。いくつかあるテーブルには、ほとんど客が座っていた。その中からイリスの森の魔術師に関して噂していた男たちを視線で探す。

 彼らはまだ噂話を続けていて、フィリスには気づいていないようだった。他の客たちも自分たちの話に夢中になっていて、杖を持った少女の姿に遅れて気づく。

 周囲の空気が変わったからか、目当てのグループが会話を止め、不思議そうに周りを確認し始める。が、すぐにフィリスに気づいた。

「お? なんだ嬢ちゃん。一人か?」

「かわいい女の子が酒場で一人なんて、食ってくれって言ってるようなもんだぞ?」

 男たちは下卑た笑みを浮かべると、フィリスの全身を舐めるように観察してくる。

 けれど、フィリスはその視線を特になんとも思わない。『怖』くもない。中には筋骨隆々な男もいる四人組だが、それでも谷底に突き落とされたときのほうが恐怖を感じた。

「それとももしかして、食われるのがお望みだったり?」

「村じゃ見ない顔だから、出稼ぎにでも来たか?」

「いいね。なかなか上玉だし、俺が相手してやるよ。どうする?」

 どうする、と質問されて、フィリスは答える。

「わたし、イリスの森の魔術師。悪い魔術師。相手、してほしい」

 すると、四人の男たちが一瞬だけ目を点にして、しかしすぐに全員が腹を抱えだした。

「面白い冗談言うじゃねぇか、嬢ちゃん!」

「確かに杖持ってるけど、イリスの森の魔術師は悪名高いババアだろ? もっとマシな嘘つかないと」

「いや、若い女じゃなかったか?」

「まあどっちでもいいよ。どっちにしろこんな据え膳、見逃すわけねぇからな。ほら、相手してくれるんだろ? 上行こうぜ」

 上? とフィリスは首を傾げる。

 フィリスの言う「相手」というのは、もちろん戦う相手という意味だ。森にいた頃、そう言って勝負を挑んできた冒険者がそれなりにいた。

 でも、「上」というのはおそらく二階のことで、室内で戦うのは少し気が引ける。

(悪い魔術師って、宿は壊すもの?)

 そもそもフィリスが彼らに話しかけたのは、彼らがイリスの森の魔術師について噂していたからだ。これは自分の悪名を広めるチャンスだと思った。これまでフィリスに負けた者たちは、みんなフィリスを睨んできたが、あれが『悔しい』や『憎い』という感情の表れだということをフィリスも知識としては知っていた。

 そしてそういう人間たちが、噂を広めてくれることも経験として知っていた。

 部屋は内側に結界を張ればいいかと考える。

「うん、行こう。上」

「そうこなくっちゃな。俺も本気で嫌がられるのは好きじゃねぇし」

 男が口元の無精髭を撫でながら笑う。舌舐めずりするような笑みだ。彼の仲間が「いってら~」「その次俺で」と口々に送り出した。

 男はフィリスの腰を抱き寄せてそのまま歩き出したが、なぜ密着するのだろうと、フィリスはその行動が理解できなくてされるがままになる。

 階段を上って、とりあえず自分の部屋を目指した。男も特に異論なくついてきたが、いざ部屋に入る直前、男がフィリスの耳元に口を寄せてきた。

「その無表情、俺がすぐに崩してやるよ」

 ねっとりとした声で囁かれて、頬に男の唇を押しつけられる。さすがのフィリスも眉根をぐっと寄せた。触れられた頬と耳がざわざわする。『嫌』だと思った。特に頬は、今すぐ冷たい水で洗いたい気分だ。

 早く終わらせて顔を洗おう。そう決めて部屋の扉を開けたとき。

「フィリス?」

 ゼインの声が聞こえてきて、ぴたりと足を止める。彼の部屋はフィリスの部屋より奥側にある。けれど彼は、階段側から姿を見せた。彼の後ろにはルディもいて、ルディは口と目を大きく開けながら唖然としていた。

「あ? なんだ、知り合いか? それとも嬢ちゃんの他の客?」

「……客だって?」

 すっと、ゼインの纏う空気が冷たくなる。

「言っておくけど、同じ客なら俺が先だからな。もし知り合いなら、誘ってきたのは嬢ちゃんのほうだ。野暮はなしだぜ」

「なんだって?」

 ゼインの声がワントーン低くなり、その瞳にも冷ややかな光りが宿った。

「ま、終わったら声かけてやるからよ、明日まで待てよ。なんつってな、なはは」

 その瞬間、フィリスはゼインによって腕を掴まれ、彼の方へと引き寄せられる。無精髭の男は突然のことに目をぎょっとさせていたが、フィリスは特に反応しなかった。ただ、敵意を剥き出しに男を睨むゼインを不思議そうに見つめた。

「消えろ。彼女は私の連れだ。何を勘違いしているか知らないが、そういうことを生業にしている女性じゃない」

「はあ? ふざけんなよ、誘ってきたのはその子だって言ってんだろ。こっちはその気になってんのに邪魔すんじゃねぇよ。勇者ヒーロー気取りか? この優男が」

「貴様っ、ゼイン様に向けてなんたる暴言! 表へ出ろ!」

「えー、めんど。おい嬢ちゃん、嬢ちゃんからもなんか言ってやれよ」

 男がフィリスに視線を移すと、その視線から隠すようにゼインがフィリスを背中に隠す。

 フィリスは険しい顔のゼインを見上げ、無精髭の男を見て、もう一度ゼインに視線をやってから口を開いた。

「ゼイン。ゼインは嫌なの?」

 ゼインが目を見開く。まるでそんな質問が出てくることが信じられないとでも言うように。

 ややあって彼が答えた。

「……そうだね。嫌だよ。だって君は私の魔術師だ。他に取られるのは面白くない。逆に訊くよ、フィリス。君は嫌じゃないのかい? あの男が君に何をしようとしていたか、君はちゃんと理解している?」

 ゼインの瞳が揺れている。怒っているのかと思ったけれど、これは少し違うのかもしれないと思い直す。

 フィリスは考えた。ゼインが嫌がっているのに、決行してもいいのかと。フィリスは悪名を広めたいけれど、それは彼に迷惑をかけてまでするものではないとも思っている。

(ゼインは、師匠を理解してくれた人だから)

 フィリスにもよくわからない気持ちが胸の中にある。それでも今確かなことは、彼を困らせたいとは思っていなくて、彼を怒らせたいとも思っていないということだ。

「あのね、ゼイン。わたし、ちゃんとわかってるよ。でも、ゼインが嫌ならしない」

「……わかってるの? 本当に?」

 ゼインが目を合わせてくる。きっとフィリスが嘘をついていないか確認しているのだろう。彼に嘘は通じない。だから真っ直ぐと見返しながら頷いた。

「本当だよ。これから戦う予定だった」

 しかし、そう答えた瞬間、ゼインから「ん?」という声が上がった。

「本当はね、戦って勝てば、悪名も広まると思ったの。あの人、相手してくれるって言うから。でも、ゼインが嫌なら戦わない」

「「「ちょっと待った?」」」

 すると、フィリス以外の三人の声が重なった。ゼインの纏う不穏な空気がすっかり鳴りを潜めていることに、フィリスは全く気づかない。

「フィリスは嘘をついていない。でもあっちも嘘をついていない……どういうことだい?」

「いや、むしろ俺が訊きてぇよ? どういうことだよ、眼鏡」

「俺に訊くな! あと俺は眼鏡じゃない!」

「え~と」

 ゼインが自分の眉間を人差し指で解すようにぐりぐりしている。やがて覚悟を決めたように息を吸った。

「フィリス、念のためにもう一度訊くよ。フィリスはあの男と、何をするつもりだったんだい?」

「戦闘」

「戦闘!?」

 男が叫んだ。

「おいおいおい、じゃあ何か? その杖は本物で、本当に魔術師だったのか? まさかイリスの森の魔術師ってのもマジなわけ!? じゃあ俺、殺されるとこだったってこと?」

「ううん、殺さない。殺したら、悪く言ってもらえない」

「そりゃ死人に口なしだからな!?」

 男は訳がわからないといった感じで慌てふためいている。

 反対にゼインはため息を一つ落とすと、肩から力を抜いたようだ。声から険がなくなった。

「なるほどね、やっと状況が把握できた。つまり、勘違いだったわけだ、君の」

 最後のひと言は、狼狽える男へと向けられていた。その瞳はフィリスを見つめてくるものとは違って相変わらず冷え冷えとしている。

「おい! 俺をそんな憐れんだ目で見るな! あれは誰だって勘違いするだろっ」

「フィリス、あいつに何もされてないね? だったらあの男はもう帰すよ。悪名は別のところで広めればいい」

「えっと……」

 ゼインに嘘は通じない。そうでなくとも、彼に隠し事をする必要は全くない。そう思うのに、「何もされてないね?」という質問に答えづらさを覚える自分がいる。

 なんでだろう? と考えてもわからなかったので、やはり正直に話すことにした。

「腰、こうされて」

 実際にしてみせたほうが早いと思ったので、近くにいたゼインの腰を同じように引き寄せてみる。突然のことにゼインは瞠目したが、大人しくされるがままになることを選んだようだ。

「あとは……ゼイン、ちょっと屈んで」

「? これでいい?」

「うん。あとはね、こんな感じに、耳元で囁かれて」

「あ!? ちょっと待て嬢ちゃん! そのあとは実演しちゃいけねぇ――」

 男の制止は一歩遅く、フィリスはゼインの頬に自分の唇を触れさせた。

場が一気に凍る。

「されたのは、これくらい」

 男は冷や汗を滝のように流し、ゼインは硬直し、ルディは顎が外れそうなくらい大きく口を開けて固まっている。

 そんな三人を見て、フィリスは小首を傾げた。けれどすぐにハッとして、眉尻を垂れ下げた。

「ごめんね、ゼイン。わたし、それ嫌だった。なのに、ゼインにしちゃった」

 自分がされて嫌だと感じたことを、ゼインにしてしまった。ゼインもきっと嫌だったに違いない。そう気づき、心がツキッと痛む。これはどんな感情と結びつくのだろうと思いながら、ローブの裾でゼインの頬――自分が唇を当てた箇所をせっせと拭う。

 その手をぱしっと掴まれる。掴んだのはゼインだった。

「フィリス、私は学べる男だからね、訊くよ。今の行為、君はどういうものか知っている?」

「?」

 首を傾けたら、それだけでゼインには答えとなったらしい。

「そう。あともう一つ。君は『嫌』だったんだね?」

「うん。身体がぞわぞわした。顔を洗いたくなったよ」

 正直に伝えると、フィリスにそれをした男が「さすがに酷くね!?」と叫んできた。ゼインからまた不穏な空気が醸し出される。

「前言撤回だ。フィリス、部屋に結界を張れるんだよね? だったら、この男を相手に思う存分悪名を広めようじゃないか」

「いいの?」

「いいよ。といっても、君が手を下すまでもない。私が相手をしよう。私の悪名が広まっても、きっと君の役には立つだろうしね。――ルディ」

「はいっ、ゼイン様」

「その間にフィリスの頬に浄化をかけておけ。念入りに」

「は、はい……」

「ではこちらの部屋にどうぞ、お客様」

 ゼインはにっこりと笑っている。なのにいつもの笑みとは違う気がして、フィリスはルディのマントを引っ張った。

「あれ、どういう感情?」

「あれは怒りが最高潮に達しながらも理性を保とうとしているときの顔です。いいですか、フィリス。あの顔のゼイン様は恐ろしいんです! 二度とさせないでくださいよっ」

「わたしがさせたの?」

「いや違うんですけど! 悪いのはあの生意気な男なんですけど!」

「?」

 全然伝わっていなさそうなフィリスを見て、ルディが頭を掻く。やはり〝感情〟は難しいと、フィリスは眉間にしわを寄せた。

「待て待て待て! 俺はこう見えても鍛冶師なんだ。手は俺の命だから手だけはっ……やっぱり身体全部商売道具だからやめてくんない!? 痛いの嫌いなんだって! だから俺もその子が嫌がったらするつもりなかったってぇ!」

「でもキスはしたよね?」

「おまえそれは雰囲気作りだろうが! 普通だろ!?」

「嫌がる相手に」

「無表情すぎてわかるか!」

「読み取れない君が悪いよ」

「理不尽んん~!」

 パタン、と扉が閉まる。ゼインが本当に男を部屋に押し込んでしまった。

「あれ、大丈夫?」

 ロザリオを介して聖魔術を施していたルディに、フィリスは淡々と確認する。ゼインの命令どおりフィリスの頬を浄化していたルディは、はぁとため息をついた。

「大丈夫ですよ。とりあえず、結界は張ってください」

「わかった」


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