ポルカ・ポルカ・ポルカ・ポルカ・ポッッ



ズンチャ、ズンチャ、ズンチャ、ズンチャ、ズンチャ、ズンチャ……



『なんだ、この音楽』

『ゴミだらけだ。酷い臭いだな』


『うわっ、何だこりゃ』

『蠅がこんなに……あ? ああ……うわあああああああ!」


『こっちの子はまだ息があるぞ!』

『その子は……空腹に耐えきれなかったんだ。だから……』

『可哀想に……可哀想に……今、助けてやるからな……坊主はがんばったんだな……たった一人で……畜生、なんで自分の子供にこんな仕打ちができるんだよぉ』


『救急車、急いで頼む。痩せてかなり衰弱した男の子、五歳。水を飲む元気もない。それから、死後数週間経過していると思われる男児、三歳。まだおむつだ。おい、その癪に障る音楽、止めてくれないか!』



ズンチャ、ズンチャ、ズンチャ、ズッッ



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地上で溺れる探偵は 春泥 @shunday_oa

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