物語売りの話
女の足元に依頼主の男の屍ひとつ。
「あな
彼は牙剥く鬼女をいなし
「汝も
と不敵に笑んだ。
鬼女の瞳が爛と輝く。
暁凜は語る。妖しき物語の数々を。
やがて夜が明け暁凜は廃屋にひとり。
彼の手は代価と
「毎度あり」
あとに暁凜の溜息ひとつ。
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