じいちゃんが暴走したおかげで私は存在する

「起」
　祖父ちゃんヤベェ！

「承」
　祖父ちゃんやべえ！

「転」
　姉ちゃん（作者さんの叔母）もヤベェ！

「結」
　ええ話や。泣

　というお話である！！！

短編なので、内容には触れませんが、ともかく！
昭和生まれ、そして田舎育ちときたら、「こういう人、いたいた」と手を叩いてしまうようなキャラクターがてんこ盛り。
いや、私も被害に遭いました。淡い思い出です。
今では天然記念物みたいなじいちゃんの強烈キャラに、撃ち抜かれてください。
お腹抱えて笑えます！

チャンスの神様には前髪しかないという……。

強引グ　マイウェイのじいちゃん。
チャンスの神様の姿を認めるや否や、前髪をむしり取る勢いで暴走しモノにする。

「じいちゃんが居てくれて良かった」
作者さんの、その想いが結実し、ここに蘇る。
読者の心の中に生き続ける事になるであろう『じいちゃん』
そして、じいちゃんは伝説になる。（のか？）

もう、とにかく読んでみてください。

え、これホント？って必ず思います。
それが全部実話の衝撃エッセイなんです！

でも、この破天荒じーちゃんがいてくれたおかげで、作者様の現在《いま》があるわけなのです。
そう考えると、じーちゃんの話も感動、できる、かも？(笑)

事実は小説よりも奇なり。人に歴史あり。こんなすごいネタ持ってる作者さんがうらやましい。驚きと笑いの連続でした。

ちょっぴり内気なはにかみ屋（ちょうどこの時代の、桜田淳子さんのとある歌より）ともいうべき青年の父は、故郷の名士。こちらのおじさんは、父と違ってまあ、破天荒な型破りな、そんなお方。

そんな息子の結婚を、うまいこと後押し。
裏表なき強引な、それでいて人とのつながりをつくりあげていくパワーは、昭和のおじさんたちの、決して悪い意味ではなく、破天荒だけど朴訥な「ノブレス・オブリージュ」だったのだと、私には思えた。
というのも、私の祖父どちらも、おおむねこのおじさんと同じくらいか、もう少し
若いくらいの人だったからね。

こんなおじさん、いまなら、どんな扱いを受けるのだろう。
先日の張本勲さんみたいに…続きを読む

人に歴史あり。
家族に歴史あり。
分かっちゃいるけど、いきなり玄関をぶち壊されちゃね(笑)

息子の結婚のために、突如現れた台風・文一郎じいちゃん。
破天荒なそのひとは、息子のために、無心でやってきた。
とりあえず自宅の実家を、車でぶち壊して(笑)

これが実話なら、カブトを脱ぐわ！
と思っていましたが。
まあ、びっくり。実話なんですよ、みなさま(笑)
水ぎわ、カブトを脱ぎっぱなしです(笑)
暴風・文一郎の心温まるエピソードで、ほっこりしてください。

これがエッセイ・ノンフィクションというのが驚きです。
破天荒な彼にいろんな意味で驚かされます。
色々とあったけど、話のネタになったりと、幸せだったのかな～と思いました。

玄関を破壊したそれは、彼が乗る自動車。

そんなアットホームな破天荒お祖父ちゃん。
そんなやつが本当にいるのかと、おもしろおかしな作者さんのお祖父ちゃんの話。
事実だから笑える話、きっと誰もが笑えるはず(≧∀≦)

作者様のご家族の話。アットホームだけども普通のホームドラマ以上に面白くて気に入りました！