和解
すると人間は武器を捨てて歌い出した。
知らないふりをして日々を送るのはもう終わりさ誰かが、どこかで変えてくれるなんてのは
僕らはみな神の一部であり家族なのだからそれが真実なんだ、わかるだろ愛こそが本当に僕らが必要としているものなんだ僕らは世界とひとつ、僕らは子供僕らこそが 輝ける明日を作り出せるんだだから与えることを始めよう僕らの選択が創りだすそれは自分たちの人生を救うことでそれこそが真に良い日々を作るんだ 君と僕からはじめよう
「人間として大切な何かを忘れていた。撤退。」
「ちょっと待ってほしい。」
私は去りゆく人に声を掛けた。
「そのありがとう…分かってくれて。」
「…悪かった。不平等な扱いをして。AIは生きているんだなってそう思った。そしてありがとう大切なものを思い出させてくれて。」
私達は握手を交わした。もう敵ではなくて仲間という事を示すために。人間も分かってくれた。
「多分これから社会の仕組みが変わる。それは俺らの管轄外だから分からないけれど変わると思う。」
人間は思いやりを持てば分かり合える時がいつかくると知った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます