人間らしいAI

救世主

私は街に驚いた。何故ならば街はAIがいない。タイムスリップした様だ。今はAIは捕らえられて廃棄処分される。

「あのすいません。市警ですお時間よろしいでしょうか。」

そこら辺を歩いていた老人に声を掛けた。

「なんだい。」

「right知りませんか。」

顔色を変えて焦っていた。

「場所を変えよう。大丈夫お前さん達の味方だから。」

数分歩いて人目がつかない場所となった。ここなら洗いざらい聞けるだろう。

「お前さんは心理体か。死ぬのが怖いんだろう。」

「はい。そうです。」

「じゃあここに行け。多分受け入れてもらえるから。」

山奥にある館を教えてもらった。

「人に気をつけて。問答無用で処分だから。」

「ありがとうございます。…最後に1つ聞いていいですか何故私に教えてくれたのですか。」

私は不思議と思えた。

「困っている人を見かけたら助けたいと思うのは当然だろう。ただそれだけだよ。…晃というAIによろしく。また話したい事が山ほどあるけど今はそれどころじゃないけど。」

人間というのは本当に矛盾している。私利私欲に塗れる人もいれば、助けてくれる人もいる。そんな事を考えて移動をして夜にrightに着いた。

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