第22話 小説を何故書くのか

こんな感じのタグをツ○ッターで見ました。その時は参加せずに通りすぎましたが、考えました。


 湧いてくるから。


です。いっぱい読んだり、人の話を聞いたりすると想像が膨らんで話ができます。それで書きます。


 私は五〜七歳頃やたらお喋りな子どもだったらしいです。母がなんとなしに小学1年時の担任に相談すると


「字を覚えて、書くようになると次第におさまります。」


と指導されたらしいです。


 ある時(10歳頃であったと思います。)母方の従兄弟達と祖母宅に一緒に新幹線に乗っていく事になりました。その車内で、5歳下の従弟がひっきりなしにとりとめもなく話してきます。オフスイッチがまるできかないラジオのように。最初は適当に相槌を打っていたのですが、次第に放っておいても話し続ける事がわかって呆れるやら、ゾッとするやら。周りの目も気になりますし騒音と言えば騒音。

母にあれは大丈夫なのかどうすべきなのかと聞くと


「あなたがあーだったわよ。」


と先生に指導されたという前述の話をしてくれたわけです。自分がそうだった…覚えが無いこともないですが、恥ずかしい限りであります。そりゃ、先生に相談するわ…。


 という訳で書くことで黙ることを覚えたわけですから、書くしかありませんね。なのでエッセイを書いているのが一番好きかもしれません。


 そう言えば、父方にはお喋りな大人が存在します。叔母になりますが、遠くに住んでいるので数えるほどしかあった事がない。久しぶり、10年ぶりくらいに母がいない時に訪ねてくるという。相手をしなくてはいけなくて、父がいるとはいえ気まずく思ってました。杞憂でした。ずっと楽しく一方的にお話しをして帰っていかれました。明るい話し好きな人っていいですね。なんか接待する側なのに接待されたような贅沢な気持ちになりました。


 あとで聞いた話ですが、あまり話し好きなので、うるさくて嫌だとお見合いで断られた事があったらしいです。そんな叔母の旦那様は彼女の話しに黙ってにこにこ頷く優しい静かな方です。お喋りなまま育っても大丈夫だったかも。


 湧いてくるに戻りますが、KAC2022参加したいのに、参加できないでおりました。湧かない…。二刀流、宮本武蔵と大谷翔平と博物館の刀しか浮かんでこない。推し活、自作小説の推しカプでも書く?えっ活動しなきゃ?右往左往しているうちに〆切が!やっと第六感で、間に合いました。と言っても科学部部員の面々について書いただけなので小説ではないです。参加できただけで嬉しいので許して頂きたく。うっかり読んでそのまま「飼い犬はサイコパス」をポチッと見ちゃえ的な罠的な文章を暖かく読んで下さった方ありがとうございました。

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