下.....?

この世界は憎むべき部分が沢山ある。

しかし俺の場合。

憎むべき対象が.....デカ過ぎて.....。


幼馴染が犯罪を犯しているのではないかと.....いう対象が、だ。

結論から言って幼馴染は少年院に送られた。

俺が散々訴えた結果が.....実を結んだ結果である。

逮捕状が出て逮捕されたのである。


今俺は絶望に明け暮れた日を過ごしたが.....何とか立ち直った。

因みに幼馴染に殺害されそうになった4人目の証言もあり。

幼馴染は巧妙な手口だったが捕まったのだ。

俺はその事で後輩と豊子の命日に手を合わせている.....。


あの公園の対峙から5年の時間が経った。

幼馴染については知る由もない。

捕まってはいるとは思うが、だ.....。

もう2度と被害者を出してはならないだろう。


「.....取り敢えずはまた来るよ。俺」


そんな言葉を後輩と豊子の墓に言いながら。

そのまま俺は立ち上がって墓地を後にして.....帰宅をしていると.....スマホにニュースが入ってきた。

どんなニュースかと思ったが。

猟友会の人が殺害されて銃が奪われた、というニュースだった。

俺はビックリしながら、そんなニュースもあるんだな、ぐらいに見ていたが。


「.....待て。.....この近所じゃ無いかこれ起こっているの」


とても怖いニュースだった。

俺はゾッとはしたが。

幼馴染では無い事は確かだな、と思いながら。


仮にもホッとした。

そんな事を思っちゃいけないのだろうけど、だ。

思いながら俺は一人暮らしを始めた住まいのある駅で降りた.....のだが。

歩いている時に意識を失った。

何故か分からないが、だ.....。



「.....起きて」


「.....ん.....」


「.....起きて。山春」


「.....!?」


気が付くと。

俺は椅子にガムテープで縛られていた。

周りを見渡すがガレージの様だが.....。

そして目の前に.....銃を.....そんな馬鹿な.....!?


「.....どう.....なっている。扇。なんでお前が.....」


「.....私。刑務所を出所したの。.....久しぶりだね.....」


「.....ちょっと待て。その銃はどうした。どっから持って来た!!!!!」


「あ。これ。ちょっと借りたの」


「.....嘘を吐け!!!!!お前.....!もう許さんぞ!警察に電話してやる!」


そんな感じで.....テープで縛られているのを外そうと暴れるが。

大声を発するが。

何処にも届かなかった。

そもそも俺は何処に居るのだ今。

思いながら.....更に青ざめる。


「.....私ね。考えたんだ。.....山春をバラバラにしようって。.....そしたら愛しあえるよね、って。だからその為に一瞬で逃げられても仕留めれそうなものを持って来たの」


「.....お前.....お前ぇ!!!!!」


「.....どれだけ叫んでも助けは来ないよ。.....この場所ね。.....山奥の廃ガレージだから」


「.....この野郎!!!!!」


卑怯な真似ばかりしやがって!

正々堂々と目の前から来やがれよ!

そこまでやるならよ!!!!!

思いながら外す様に暴れる。

だが手は動かない。


「.....終わりだね。山春。.....一緒に.....愛し合おうね。永遠に」


「.....」


誰か助け、と思った瞬間。

扇が背後に銃を向けた。

だがそれよりも早く扇の頭に何かが落ちた

そして血液が俺に飛び散る。

そのまま扇は崩れ落ちた。


「.....お前.....」


「大丈夫.....ですか?後をつけていたんです。.....私」


ガレージの奥から現れたのは心配げな顔をした.....凪山優子(なぎやまゆうこ)。

同級生の仲が良い女の子だった女性だ。

会社帰りだったのかスーツを着ているのだが。

そういえば会社員になったんだよな。


返り血を浴びている。

扇に狙われていたが殺害を免れて生き残った人物である。

そして俺のテープを外してくれる。


「.....お前。扇は?殺したのか?」


「殺した筈です。煉瓦ですから」


「.....そうか.....」


「とにかく一刻も早く逃げましょう。.....この場所は街から1キロほど外れた場所にある.....」


そこまで言った時。

凪山の頭が散弾銃で撃ち飛んだ。

俺は絶句しながら.....その姿を見ていた。

脳みそとか血液が飛んでくる。

そして凪山は崩れ落ちた。


「痛いなぁ。.....酷い事をするね。この女」


「.....テメェ.....コラァ!!!!!」


俺は振り払ってから幼馴染に掴み掛かる。

何処で全てが間違っていたのかは知らないがコイツはもう殺さないといけない。

社会に出しちゃいけない奴だ。


俺は思いながら必死にやったが。

銃を奪って殺そうとしたが.....逆に体力負けして馬乗りにされた。

満面の笑顔で俺を見てくる。


「.....残念だったね。.....私の勝ちだよ」


そして俺の頭に銃口が向けられる。

俺は、ここまでか、と悟ってから涙を流す。

ごめん母さん父さん。


そして扇のお父さんお母さん。

止めれなかったよ。

思ってそのまま俺は光を見た。


ズダァン!!!!!



「うふ。うふふ」


私は遂に手に入れた。

何をって.....山春の肉を、だ。

私の.....ああ愛しき私の.....頭。

散弾銃の犠牲になっちゃった胸とか.....炒めて食べたけど。

美味しかった.....♡


「.....私の.....山春。愛してるからね。何時迄も一緒だよ.....うふふ。私の.....愛してる。誰にも渡さないから.....!」


そんな事を言いながら私は山春の肉をホルマリン漬けにする。

そして眺めていた。

細かく切ってから.....眼球とか内臓に分けて、だ。

私はその一つ一つを愛した。


「あああああ!!!!!美しい.....!!!!!あははははははははははははははははははは!!!!!」


眼球を舐める。

そして.....内臓を舐めた。

股間を弄る。


素晴らしい.....。

山春.....愛してるから.....愛してる。

本当に.....。


「.....おしっこ出そう.....」


そして私はイクッと言ってからプシャーッとおしっこか潮吹きかも分からないものをその場でした。

それからビクンビクンと体を震わせる。

最後の一滴まで絞り出してから.....気持ち良かった後に山春の遺体を見つめる。

私は.....満面の笑顔で、だ。

山春の遺体の滴る血を舐めた。


badend

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地に堕ちた幼馴染と俺と世界と愛と.....。(上下で完結) アキノリ@pokkey11.1 @tanakasaburou

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