第30話 試験の結果は……?
side トモエ
突如、ティムロードを襲った未曾有の危機は、アイドルと冒険者の活躍だけではなく、北の剣神とティムロード騎士団の介入もあり、僅か数刻という短い時間で解決の運びとなったようでした。
グラス平原に散った魔物たちは全てが全て撃退されたわけではないですけど、大半が冒険者によって蹴散らされ、町の様子は一時期に比べ、大分落ち着きを取り戻している――らしいです。
ようでした、とか、らしいです、というのは、その間、私は重症を負っていて意識がはっきりとしていないからです。
剣神様の加護は、軽い打ち身や切り傷、擦過傷などは簡単に治してしまのですが、骨が複雑に折れてしまうような大きな怪我には対応していなかったようで、私はその傷の痛みに意識を失っていた――とユイに聞かされました。
結局、その後、剣神様の回復魔法で回復してもらえたのですが、剣だけでなく魔法まで達者とは……つくづく測れぬ御方だと感心する他ありません。
「それで? どうするのだ?」
「どう、とは?」
「決まっておる! アイドル資格試験のことだ!」
そんな剣神様のお力で救われた私は、現在、広い会議室の中で大勢の人間と輪を成して会議の席に着いています。
彼らはアイドルギルドの要職に就く役員たちで、この会議はアイドルに関する重要事項を決定する会議……。
S級アイドルに任命された者は、アイドルたちの代表としての意見を尋ねられる事もあるため、こういった会議にはしょっちゅう呼ばれるのです。
私としてはあまり出たくないのですが、他二人のS級が問題児な為に私が出ざるを得ないというのが本音です。
大体、会議に来るなり、いきなり机に突っ伏して眠り出すムンさんは何なんですか?
もう一人は、来もしませんし……。
「もう一度、行えば良いのではないか?」
今回の議題は途中で中止されてしまったアイドル資格試験についてです。
それと、ティムロードの防衛戦に参戦したアイドルに対する報酬の話し合いでしょうか。
特に後者は私たち現役アイドルにとって重要な話。
安く見積もられないように、きちんと交渉しなくてはいけません。
「資格試験を開くのにだって費用が掛かる。もう一度最初からというのは、流石にどうかと思うぞ?」
「そもそも、アイドル資格試験の受験者の中には金銭的余裕のない者が大勢いる。その者たちに二度目の試験日まで町に滞在して、改めて試験を受けよというのは傲慢ではないのかね?」
「そんなもの、借金でも何でもすれば良かろう! アイドルになれば、すぐに返済出来る額だ! そもそも、アイドルになりたいという者は掃いて捨てる程いるのだから、今期が不作になろうとも大勢に影響はないだろう!」
「果たして、そうかな? 今回の目玉……マリカ・キサラギ。彼女は金銭的に困窮しているという話を聞いたぞ。再試験をする事で未来のトップアイドルを逃したとなっては、アイドルギルドにとって名折れとなろう……」
「そこまでの才能があれば、流石に桜花プロが囲うであろうよ。むしろ、アイドルギルドにとって痛いのは、磨けば光る素材型アイドルの喪失よ!」
「それは君が素材型アイドルを推しているだけではないのかね?」
喧々諤々。会議が紛糾する中、私は会議で名前の出されたアイドルに思いを馳せます。
マリカ・キサラギ――。
確かに、試験で確認した時は素晴らしい逸材が現れたと思ったものです。
ですが、今はそんな彼女すらも色褪せて見えてしまう逸材を知ってしまった。
あのダークエルフの少女……。
先の試験ではあまり印象に無かったのですが、マリカ・キサラギと最後に戦っていたのが彼女のようですね。
あの時は、マリカ・キサラギにばかり意識がいきましたが、今戦ったら勝敗はどうなることか……。
多少、楽しみな対戦ではあります。
「では、こうしましょ! 途中まで試験はやっていたのですから、そこまでの点数を引き継いで、終わっていない試合に関しては、勝ったという体で採点するということで! それで、合格点以上なら合格! 駄目なら不合格ということにしましょ!」
「ギルドマスター……。ですが、それだと今期の合格者は例年より多くなるのでは?」
「良いじゃないですか! 長いことアイドル業界を牽引してきたアイリスさんが引退された事もありますし、若返りを計るには絶好の機会ですよ! それに、運やおこぼれで合格出来るようなアイドルが生き残れるほど――……アイドル業界は甘くない」
ニコニコとした笑顔を貼り付けながらも、辛辣に言い切ったギルドマスターの一言に場が凍り付きます。
その気配を感じたのか、机に突っ伏していたムンさんが起き上がります。
「ん? 会議終わったんだぞー?」
…………。
……申し訳無いですけど、もう少し寝ていてくれませんかね?
★
会議は順調に推移し、結局はギルドマスターの鶴の一声で決まった形となりました。
これから多くのアイドルが生まれ、そのアイドルたちの受け皿になる為に多くのアイドル事務所が争奪戦を繰り広げることになるのでしょう。
私の場合は最初から所属事務所が決まっていたので、そういったお祭り騒ぎには無縁だったこともあり、少しだけ羨ましくもあります。
そんな思いを抱きながらも、アイドルギルド本部の二階を歩いていたら唐突に声を掛けられます。
「やぁ、【白銀】のトモエ・イチジョー。さっきぶりだね? どうだい、たまにはお茶なんて? 良い茶葉があるんだけど?」
そう言って話し掛けてきたのは、ニコニコと笑顔を貼り付けたままの銀髪の男。言わずもがなアイドルギルドのギルドマスターです。
偶然を装って話し掛けてきていますが、ギルドマスターの執務室の前で話しかけてくる辺り計画的な行動でしょう。
私は恭しく頭を垂れて答えます。
「はい。私で宜しければ」
「では、中にどうぞ」
ギルドマスターに連れられて、彼の執務室に入ります。
飾り気のない事務的な装飾の部屋には思った以上に物が少ない事に驚くでしょう。
それこそ、この町の他のギルドマスターが四苦八苦しているであろう書類の束がまるで見当たりません。
ですが、決して仕事をしていないわけではないのです。
彼の仕事がただただ早過ぎる――……たったそれだけの理由なのです。
「まぁ、その辺に座ってよ」
来客用のソファを薦められて、私はそのソファの端に腰を下ろします。
程なくして、香りの高いお茶が注がれたカップが、この部屋の主の手によって運ばれてきます。
アイドルギルドの本部の執務室なのですから、秘書の一人でも雇えば良いと思うのですが、本人が言うには「秘書の仕事が遅くて、待つ時間がどうもねー」という話のようです。
そんな彼が私とはテーブルを挟んで丁度向かい側の席に腰を下ろします。
「南部から取り寄せた茶葉なんだけどね。少し独特の香りがする茶葉なんだ。最初はとっつきにくいかもしれないけど、飲んでいる内に癖になるよ」
「いただきます」
確かに鼻に抜ける香りに独特の癖がありますね。
好き嫌いが別れそうですが、飲んでいる内に気にならなく……むしろ、この癖がないと物足りなくなるような、そんな独特の味がします。
私はお茶を堪能した後で、カップをテーブルに置くとニヤニヤとこちらを見て笑っているギルドマスターに視線を向けていました。あまり、女性の顔を観察するものではありませんよ? ギルドマスター?
「それで、どのような御用件でしょう?」
「他人行儀にしなくて良いよ? 僕と君の仲じゃないか」
そう言いつつ、他人の神経を逆撫でする笑顔を向けるのはやめて欲しいですね。そんな事だから、様々な人に腹黒だの策略家だのと陰口を叩かれるのです。
「では改めて。……何の用ですか、兄さん?」
「いやぁ、我が妹がドラゴンに負けたって聞いてね。落ち込んでいないか、ちょっと確認しただけさ。うん、全然問題なさそうだね」
その嘘くさい笑顔を向けられていると、煽られているように感じるのですけど?
私は意趣返しのつもりで、兄さんに文句を言います。
「そこまで私を心配してくれるのでしたら、いい加減『勇者』の称号を兄さんが引き継いで下さい。そもそも、この称号は元々兄さんが引き継ぐものだったでしょう?」
そう。世間では私が勇者ということになっていますが、本当の勇者は兄さんの方なのです。
そもそも、幼少の頃より全ての能力において私を凌駕していた兄さんは、歴代の勇者の中でも最強の勇者になるであろうと言われていた逸材でした。
ですが、何故かその役割を私に押し付けてアイドルギルドに就職――。
そのまま順調に出世し、今では若輩者でありながらギルドマスターにまで就任しているのです。優秀なのは疑いようがないのですが、この有り余るスペックを勇者という職業に使っていたら、どれだけの偉業が成し遂げられたかと思うと残念でなりません。
「いやぁ、トモエには悪いと思っているよ? でも、多分、これぐらいが丁度良いと思うんだよね?」
「丁度良くはないでしょう。弱い勇者がドラゴンに倒されるという笑い話になってしまったのですから」
多分、兄さんが勇者であれば、あんな苦戦もしなかったはずです。
私は思わず唇を尖らせてしまいます。
「拗ねているのかい?」
「自分の未熟を恥じているだけです」
核心をついてくる辺りも、私が兄さんを苦手な理由のひとつですね。
嫌いではないのですが、どうも苦手なのです。
「あぁ、ドラゴン関連で思い出した。そういえば、剣神様はどうだったかな?」
兄さんが何気なく聞いてくるので、私もありのままに答えます。
「ちょっと私では測りきれなかったですね。兄さんと同じものを感じました」
得体の知れない恐怖というか、大きさというか。
底知れない強さというのが、一番正しい表現でしょうか。
その言葉に兄さんは頷きます。
「そうか、良かった」
「良かった、ですか?」
「少なくとも……いや、いいや」
私に実力を推し量られる程度じゃなくて安心したとでも言いたいのでしょう。
国防の要が弱くては、色々と邪まな事を考える人間が多そうですからね。
私の誇りを気遣って言葉を止めたのか、私の実力を鑑みて発破を掛ける意味合いで言葉を止めたのか……多分、両方ですね。
勇者が弱くては話にならないから精進しろ、と。
多分、兄さんはそれが言いたくて私を呼び止めたのでしょう。
後は、剣神の実力に関しての生の声が欲しかったかでしょうかね?
「うん、聞きたい事は聞けたから、もういいかな。トモエは今日は家に帰るの?」
「いえ、いつも通り、事務所の寮に止まるつもりです」
「たまには実家に顔出してあげなよ。二人共、結構心配してたよ?」
「気が向いたらいずれ」
「まぁ、無理強いはしないけどねー」
そのままお茶を飲みながら、他愛もない話を続けます。
結局、その日は五杯もお茶を頂いて積もる話に興じる事になるのでした。
★
あれ? 奇跡って割と起こらないものじゃなかったっけ?
「やったー! 受かったですー!」
ノアちゃんが寝込んで二日。体調を戻すのに一日。
合計三日の時が過ぎたものの、その間、全然再試験の話が来ないなーと思って訝しんでいた俺。
本来の合格発表は、試験後に闘技場内で一斉に行われるという話であり、今回は騒ぎの後に解散したので再試験があるとばかり思っていたのだが、どうやら、それは俺の早合点だったらしい。
買い物のついでとばかりにグエンタール老にその話を振ってみたら、なんと今年の受験者の合否発表はアイドルギルドの受付で発表しているらしく、既に受験者の悲喜こもごもが町のあちこちで行われた後だと言う。
そんなわけで、俺はノアちゃんを連れてアイドルギルドに大慌てでやってきたというわけだ。
ノアちゃんに受験証を持たせて、受付に照会して貰ったところ、見事合格していたようだ。
どうやら、最後の試合もきちんと勝負がつかなかったものとして扱われたようだな。
相手がこれからのアイドル界を背負って立つような人材だったから、忖度される可能性も考えていたのだが、公正な判断をしてくれて何よりである。
「合格おめでとうございます。既に所属するアイドル事務所はお決まりですか? まだでしたら、オススメの事務所を紹介致しますが?」
「ししょー? どうするです?」
「あー、それは既に決まっているんだ。すまんが、アイリス
受付嬢のオススメを断って、俺がアイリス事務所の場所を尋ねるとピキリと受付嬢の表情が固まる。
これって多分、ムン女史を引き抜いた悪評の影響だよな?
★
受付嬢からアイリス事務所の場所を聞いて、俺はノアちゃんを連れ立って地図を片手に歩く。
心なしかノアちゃんの姿を見て、「おい、アイツ……」とか「イカレ嬢ちゃんじゃん……」とかいう良く分からない陰口を叩いている声が聞こえてくるが、ノアちゃんは全く意に介していないようだ。
まぁ、ドラゴン相手に正面から喧嘩売るような精神にまで成長したノアちゃんに陰口程度でヘコたれるようなヤワさはないわな。
「結構、歩くですね。闘技場があんなに小さく見えるです」
「受付嬢の話だと、町の端っこの端っこだって言ってたからな。おっ、この角を曲がれば見えるはずだぞ?」
支道を折れて見えた先――。
そこには、割と広い土地に二階建ての建物がポツンと建っているのが見えるではないか。土地の広さだけはそこそこだが、正直、がらんどうといったところだ。
そんな建物の軒先には看板が掲げられており、確かに『アイリス
ノアちゃんがキョロキョロと辺りを見回して率直な感想を漏らす。
「周りに何もねーです」
「閑静な住宅街といえば聞こえは良いが……単純に閑古鳥が鳴いているだけだな」
このティムロードの町は、経済の中心がアイドルだからな。
闘技場の近くで商売をすれば儲かるし、離れれば離れるほど売り上げが落ちる。
こんな街の端っこの土地でわざわざ商売をする奴もいないから、店屋や食事処が存在しないのも当然だ。
まぁ、アイドル事務所は、アイドルを育てるのがメインだ。
アイドルの集中を阻害するものが存在しないと前向きに捉えるとしようか。
それでも訓練施設から遠いってのは……どうなんだ?
何かアイドル事務所を開くのにも苦労している感じだったし、この土地を掴まされたのも他意的なものを感じるのは気のせいだろうか?
まぁ、とりあえず入ってみるか。
「どーも、お邪魔しまーす」
「いらっしゃい。悪いけど、まだウチの事務所は本格始動前なのよ。だから――」
扉を開けたら、掃除中だったのか一生懸命に床を掃いているアイリス女史にそう告げられる俺。
そして、視線を上げたアイリス女史が、からんっと箒を取り落とす。
「――本当に来た」
「いや、契約書渡しただろ?」
人伝だけどな。
「ししょー、中が良く見えねーです。あ、竜の人にボコボコにされてたお姉さんがいるです!」
「……この口のなっていない子が、御弟子さん?」
「ノアです! 十一歳です!」
「物怖じしないわね……」
十一歳だったの⁉ ノアちゃん⁉
そんな子を戦場に放り込んじゃう俺って超鬼畜じゃない?
まぁ、過ぎた事を言っても仕方ないか……。
悪魔の所業を行った借りは、二代目北の剣神に仕立て上げることで返すとするかな。
俺がそんな事を考えていると、半眼になったアイリス女史がノアちゃんをじとっと見つめて指をさす。
「……大丈夫ですか、この子?」
「これぐらい図太い方が安心するだろう? ――って、ん?」
俺が事務所の奥に視線をやった事に気が付いたのだろう。
アイリス女史が盛大な溜息をついて肩を落とす。
「あ、シャノンちゃんです!」
「…………」
雑巾掛けをやったことがないのか、雑巾を持ったまま広げて固まっているシャノン嬢の姿……。それを見つけたノアちゃんのテンションが上がる。知らない場所で知り合いを見つけると心強いものな――というか。
「何で彼女がいるんだ?」
「知らないですよ。駄目元で誘ってみたら、意外にもオーケーしてくれたんです」
「…………」
彼女なら他の大手アイドル事務所からも引く手数多だっただろうに。
何か、彼女がこの事務所に所属する決め手でもあったのかな?
「おい、所長! 二階の掃除を任せていたムンの奴が全然掃除しねぇんだが! アンタからも何とか言ってやって――……あぁ⁉ テメェは⁉」
そして、二階の階段から下りてきた坊主頭の筋肉達磨が突如叫び声を上げる。
何か、こんな展開、前にもあったような……?
「誰だっけ? 知り合い?」
「おいぃぃぃぃ! ダークエルフの嬢ちゃん! 今度こそ頑張ってくれぇぇぇ!」
「…………。誰でしたっけ?」
「その間は絶対分かっている奴だろぉぉぉぉ⁉」
「知り合いかどうか分からないけど、彼はウィルグレイ。あなたの同期のプロデューサーになるわ。元B級冒険者だから、戦闘能力に関しては折り紙つきよ」
「初めまして、宜しく。俺はディオスだ」
「初めましてじゃねぇよ⁉」
筋肉達磨に握手のために差し出した手を叩かれる。
これは……ライバルプロデューサー宣言なのだろうか?
馴れ合いは好まん……的な奴?
「そして、そんな彼の足元に隠れているのが、ニーナ。彼女もウチに所属するアイドル候補生になるわ。来年の受験を目指す事になるでしょうね。……ニーナ、ディオスプロデューサーに挨拶して?」
だが、ウィルグレイの足元から顔を出していたニーナは驚いたように、ウィルグレイの足元に隠れてしまう。
……恥ずかしがり屋さんなのかな?
「彼女、どうも彼にしか懐かなくってね。私でもコミュニケーションを取るのが難しいのよ。いつか心を開いてくれると良いんだけど……」
そんな人材がアイドルを目指すって……大丈夫か?
強く生きて欲しいものである。
「後は知っての通り、歩くトラブルメーカーであるムン女史が二階で掃除……いいえ、サボっているわ。これでこの事務所の面子は全員なんだけど……」
「なんだけど?」
はい、とチリトリを渡される俺。
ノアちゃんにはまだ濡れていない雑巾だ。
「まだ、事務所の掃除が終わっていないのよ。とりあえず、皆で掃除してから、これからの事を打ち合わせしましょう?」
「…………。初っ端から前途多難を思わせてくれるような弱小事務所っぷりだよな」
俺はそう言いながらも、チリトリを持ちながらアイリス
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一応、ここまでで第一章は終わりとなります。
ここまでお付き合い頂きありがとうございました。
次回以降は弱小アイドル事務所の奮闘ぶりと引き続きの修行パート、それとあっち方面(?)のお話とかになる予定です。
引き続きお楽しみ頂ければと思います。では。<m(__)m>
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