第34話 旅立ちの日

 ディリオスとミーシャは日課のように毎日会っていた。

彼にとって本来は隠す事でも、彼女の能力により隠す必要のない解放感に彼はそれだけで十分癒されていた。


ミーシャの笑顔を見るだけで現実が嘘のように思えた。

二人の幸せそうな表情は、他の皆も喜んでいた。


特にアツキとサツキは一緒に育ったような関係であったが

彼がミーシャに見せる笑顔は長年共にいたが

見せた事のない幸せだと、一見して分かるほどの顔つきだった。


出来る事なら彼を彼女と長い時間過ごせるようにしてあげたかったが、それは無理だった。


しかし、ディリオスは毎日必ず帰ってミーシャと逢うと約束していたが、本当は自分がミーシャに逢いたいだけであった。

その心はミーシャしか知らない秘密であったが

嬉しい秘密として彼女の心の中にしまっていた。


 彼にとってミーシャがイストリア城塞にいることで安心して出掛ける事ができた。皆、日々競うように鍛錬していたからだ。

カミーユもナターシャと毎日会うようになっていた。


ダグラス王とミア王妃は自分事のように幸せをかみしめていた。

北部連合代表のクローディアも最初は南部へ行くことに不安を抱いていたが、すぐに慣れ親しんだ。皆優しく、そして強かった。


安全が保障されているようにすら感じるほど、皆鍛錬を日々欠かさずしていた。

それは全て刃黒流術衆の主であるディリオスという人物のおかげだと聞かされていた。


何かと忙しい人で、まだ会った事は無かったが、お礼を直接言いたいといつも思っていたが、城に面会に行くといつも出掛けていて、まだ謁見出来ずにいた。


あのヴァンベルグ君主国でさえ、たった一人で屈服させたと話題にもなっていた。

名実ともに、ホワイトホルン最強の人間だと世界は認めた。


 クローディアや北部の人々も慣れ親しんで、食べ物も変化してきていた。商人も賑わいを見せ、各地から人が集まり色々な物を目にしていた。いつものようにクローディアは市場に来ていた。


物を買うには売るしかない。北部特有の編み物や絨毯などは南部では珍しい物であったためよく売れていた。


クローディアは南部の冬は、北部よりも暖かい事を知ってからは、薄手の編み物に変えていた。


ディリオスとミーシャが歩く姿は皆、毎日目にしていた。


二人が左右に着けている白金と黄金の腕輪は二人を結びつけた日を思い出させた。

「これ見て! 珍しい柄だね。ディリオスは見たことある?」


「いや、ないな。それよりミーシャはよく毛布が暑いのか、かかってないことがよくあるから、買うならそっちの薄手の毛布にしたほうがいいんじゃないか?」


「おねーさん、それ見せて」


「はい。どうぞご覧ください」


「ありがとう、うん。丁度いいね。白い柄に雪の結晶の青色が綺麗だね」


「おねーさん、それ幾らだい」


「銀八枚になります」


彼は金一枚を出して言った。

「御釣りはいいよ」


「ありがとうございます」後ろから男が出てきた。


「我々がお持ちします」クローディアは召使いだと思って手渡した。丁度歩きながらフルーツを売る男が通りかかった。


「ディリオス様! 今日は特別美味しいレッドダイヤが入ったのでどうぞご賞味ください」ディリオスは赤い果実を受け取り食べた。


「確かに絶品だ。その籠の半分は買い取らせてくれ」


「ありがとうございます。ミーシャ様もどうぞお食べ下さい」


「うん! これ美味しいね」


「あの、もしかして刃黒流術衆のディリオス様ですか?」


「ああ。そうだが、何か問題でも起こりましたか?」


「いいえ、私は北部連合のアーチボルド族のクローディアと申します」クローディアは頭を下げて挨拶をした。


「頭をお上げください。どうですか? 住み心地や治安など問題があれば、黒衣の者たちに言ってくだされば私の耳に入りますので、何でもご相談ください」そう言うと金三枚手渡した。


「何かと入用な物も多いでしょう。それは足しにしてください」


「本当に色々ありがとうございます。何度かお城に御挨拶にいったのですが、いつもお留守のようで、ご挨拶が遅くなり申し訳ありませんでした」


「いえいえ。私の帰りは遅いので真夜中の一時頃ならだいたい帰ってますので、何かありましたらいつでもお越しください。今はミーシャとの時間なので申し訳ないが失礼します」ミーシャの手を握ってそう言った。ミーシャが嬉しそうな笑顔を見せた。


「それではまた」二人とも楽しそうにしながら通りすぎていった。


「フルーツ屋さん。あの方が噂のディリオス様ですか?」


「そうだよ。おねーさん、まだ来て日が浅いのかい?」


「そうですが、噂が尽きない程の方なのに、あんなに気さくな方なんですか?」



「すごいよね。鍛錬も欠かさず、ミーシャ様とも毎日会って、我々のような者たちにも気にかけて下さり、気さくに話してくれるお人だよ。何か問題があったら上下黒い胴衣の人か、黒衣を纏っている人に言えば大丈夫だよ。


イストリア王国の兵隊さんも各所にいるから問題が起きても即座に解決できるようにしっかり見守ってくれてるから、安心して商売もできるんだよ」



「色々教えてくれてありがとう。私も一応戦えるんだけど力になれますかね?」


「おお。それならお城に行ってみればいいよ。毎日多くの人が兵隊として志願しているけど合格者は少ないみたいだよ」


「お城には何度かいった事があるけど、それらしい人は見かけたことないけど場所が違うのかしら?」


「ああ。城内へ入る場所じゃなくて、外の城門をくぐって左側に進めば広場があるからいけばすぐわかるよ」


「色々教えてくれてありがとう」


「合格できるといいね。頑張って」フルーツ屋は再び歩きだしていった。


 ディリオスとミーシャは城壁から外を眺めていた。

窓庭から見る風景とまた違った良さがあった。


冷たい風が吹いた。彼は彼女を自分の黒衣で包み込んだ。

顏だけだして彼女はその風を感じた。


彼は何からでもわたしを守ってくれる。

時間が過ぎ去るのも忘れるほど二人は体を寄せ合っていた。


「ミーシャ」

「どうしたの?」


「俺はダグラス王にミーシャとの婚約の許しを得た」

「うん。知ってるよ」


「知っているのは分かっていたが、自分の口から直接ミーシャに伝えたかった」

寒空の下にいたが、暖かかった。


「次は必ず春がくる。桜が開花したら結婚しよう」


「うん。待ってるね」


二人にとって何よりも待ち遠しい、今は芽吹く春のつぼみ

花開き、優しい暖かいそよ風に舞う春が、目を閉じるだけで

二人の心は目には見ることの出来ないものだが、確かな愛を感じ取れた。


「寒いだろう。戻ろうか」

「もう少しここにこうしていたい」


「俺がどこにいようと心には必ずミーシャがいる。いつもありがとう」彼女の冷たい頬に触れて温めてあげた。


 二人だけの時にしか見せない素顔の彼をもう少し感じていたかった。彼女と二人だけでいる時の彼の心は穏やかで温かかった。彼女はその心にずっと触れていたかった。


 彼が今日旅立つことを彼女は知っていた。彼が毎日帰ってくることも分かっていた。今日と変わらない明日が来ることも知っていたが、それでもいつもより寂しく感じていた。


彼女は彼に抱きついたまま眠たそうにしていた。


彼は彼女を包み込んでいる黒衣の逆から全ての飛苦無を空中に浮かせてから彼女を抱きかかえて背中に回して黒衣だけを戻した。


背中のぬくもりを肌で感じながら、外気にさらさないように黒衣で風を遮断した。黒いフードを被りながら彼女は頬を、ぴったりとくっつけていた。


そして彼女の部屋へと、無意識にゆっくり歩きだした。彼女とのひと時を彼も出来るだけ長く感じていたかった。


 ミーシャの部屋の前にはセシリア・ゴードンが立っていた。

彼女はカミーユの従者であるネストル・ゴードンの妹でミーシャの従者であった。


セシリアは微笑みながらドアを開けた。


彼はミーシャをベッドに運んで、先ほど買った北部の薄手の毛布を手に取るとセシリアを見た。

セシリアは頷いた。


彼はそれを見てミーシャにその毛布をかけた。


ディリオスは町に彼女と出掛けるようになってから、買った物全て問題ないかどうか入念に調べさせていた。


セシリアが従者で、彼も安心していつも出掛けることができた。

彼女の能力は極めて強いことをディリオスは知っていたからだ。


ミーシャの部屋のドアを閉めて、彼はミーシャの事を守るよう懇願した。従者である以上、当然の事である事は承知していたが、彼にとって何よりも大切な人だったからだった。


「ご安心ください。わたし以外にも貴方さまの配下の方々も気を配っています。こちらこそ兄をよろしくお願いします。それではお気をつけていってらっしゃいませ」


「ああ。行ってくる」既に戦う戦士の顔つきに戻っていた。


(アツキ。出発するぞ)


(お待ちしてました。サツキとジュン、カミーユさまには連絡済みです)


(わかった。今セシリアと話したんだがネストルも来るような事を言っていたが、ひとまず城門前に集合だ)


(わかりました。わたしもすぐに行きます)


ディリオスは自室に戻ると、準備してあった装備で身をかためた。

明日また戻るとは分かっていたが、哀愁を感じた。


ミーシャも同じ想いだったのかと思うと、明日はなるべく早く戻ろうと思った。

彼はまず行かねばならないが、ずっと行けていなかった


高閣賢楼こうかくけんろうに赴こうと決めていた。

グリドニア神国近くにベガル平原北部の魔の穴よりも南にある

慣れ親しんだ神木にほど近い場所にそれはあった。


今ではあのの棲み処と化してしまった。誰も近づけない場所になっていた。

奴の事を一番知っているのは、自分だとディリオス分かっていた。


力をつけた今でも、奴と戦うことは絶対に回避したかった。

刺激しない限り森から出る事も無いから、高閣賢楼に行けるが

細心の注意を払いながら行こうと決めていた。


 エヴァンもカミーユも実戦では殆ど役に立たなかった事を、最初に到着したディリオスは考えていた。実力はあっても判断力や洞察力が無ければ意味がない事を改めて思い知らされていた。


多くの主力が抜けている状況で誰を警備隊長にするべきか悩んでいた。志願兵を見定める者はサツキが選んだ人物に引き継がせており、アツキの代役はまだ成長段階ではあるが交信系の者に任せていた。


色々考えた末に、ギデオンと共に来た元近衛兵ハヤブサに任せることにした。彼は城壁で警備をしていた。


「ハヤブサ! ちょっとこっちへ来てくれ」


「はい。何かご用命でしょうか?」


「俺たちが今日から旅に出る事は知っているな」


「はい。ディリオス様が毎日帰られることも知っています」


「俺はミーシャの為に帰るだけだ。色々悩んだんだが、皆が戻るまで刃黒流術衆の警備隊長としてこの地を守ってくれ。実戦経験のない能力者が如何に弱いかを何度となく見てきた。お前の能力はあらゆる能力者や強化型の敵にも通用する」


「わかりました。最善を尽くして警備に当たらせて頂きます」


「頼んだぞ。さっきお前が言っていたように、俺は毎日帰ってはくるから問題などがあったら報告は聞いて対処はする」


「はい。お任せください」


「ああ。頼んだぞ」彼は再び城壁に戻って、刃黒流術衆の者たちを呼び寄せていた。


 ディリオスは一通りやるべき事を終わらせて一息ついていた。  


最初にジュンが到着し、続くようにアツキとサツキが来た。

そしてカミーユはネストルと一緒に来た。


「セシリアから聞いている。ネストルも来るのか?」


「はい。御同行をおゆるしください」


「従者なら仕方のないことだし、お前にもまだまだ強くなってほしいと思っている」


「ありがとうございます」

ディリオスはミーシャの窓庭を見た。彼女に軽く手を振った。


その階下の窓庭にはナターシャと彼女の従者であるソフィアがこちらを見ていた。

「カミーユ。ナターシャ王女が見てるぞ。それとあれは彼女の従者のソフィアもいるな」


カミーユとネストルは振り向いて彼女を見た。


ナターシャが手を振るのは理解できたが、ソフィアまで手を振っていた。ネストルが申し訳なさそうに手を振っていた。


それを見て笑みが生まれた。悪くない関係なのだと分かった。


アツキとサツキを思わず見てしまった。


「お前たちにはいないのか?」ディリオスは笑いを堪えてながら言った。二人とも苦笑いしながら黙っていた。


「お前たちならいくらでも相手がいるだろう」


実際、アツキもサツキも容姿も良く活躍ぶりは皆の知るところだった。ディリオスは逆に不思議に思った。


「カミーユもネストルも俺と同じ事が出来るなら毎日戻ってもいいからな。だがそれが理由で遅れたりした場合は、旅から外す」


ここからエルドール王国まで一時間くらいで行けるなら大丈夫だろう。


「?!」最初は笑顔だったが、すぐに二人は静かになった。


「ディリオスさんはエルドール城まで一時間で行けるのですか?」ディリオスは少し悩んで答えた。


「三十分じゃあちょっと厳しいくらいだな。本気なら三十分以内に戻れる自信はあるが、それじゃあ鍛錬にならないから一時間くらいはかかるな」


「じゃあ行くか。まずは高閣賢楼だ。知の番人がいて我々が知らない五百年前以上の事も記されてきているらしい。悪魔や天使の最初の死闘などの書物あるらしい。しばらくイストリア城塞ともお別れだ。行くぞ」


彼は走り出した。アツキとサツキは言葉と同時に動いた。

ジュンやカミーユ、ネストルはその後に続いた。


天のバベルがすぐに見えてきた。彼は速度を一気に上げて三つ葉城塞を突っ切って行った。そして速度を維持したまま北上した。

速度は落とさず更に加速して行った。

皆思った。訓練を兼ねた旅だから速度を上げるのだと。


しかし、実際は違った。ディリオスはヴァンベルグ君主国の悪魔と戦ったことにより、第七位の強さをだいたい分かっていた。


皆を生かす為に速度を上げていた。

高閣賢楼の近くまで来て、彼は立ち止まった。


まだ皆到着していなかったが周囲を警戒していた。

この辺りのはずだが、それらしい建物は見当たらなかった。


彼は何ものかの気配を感じた。

思わず神木の森のほうを見たが違った。極近くから僅かな気配を、感じ取っていた。いきなり剣が飛んできて、彼に襲いかかった。


彼は黒刀を抜くとその剣を弾き返した。色々な敵と戦ってきた彼だからこその判断であった。弾き返した剣は空中で止まっていた。自分と似た能力者の仕業だと思った。


「我々に敵意はない。襲う気もない。ただ書物が見たいだけだ」


彼は黒刀を地面に投げて敵意のない事を何者かに伝えた。


地面の中から次々と刀剣が出てきた。

「本当に敵意はない。争うのは天魔だけで十分だ」


(アツキ! 俺の近くまで来たら皆に気配を消すように伝えろ。何者か知らんが、かなりの使い手に狙われている。近づけば攻撃対象になる)


(わかりました! 離れれおくように皆に伝えます)


「俺は刃黒流術衆の将ディリオスだ」

声が何処からともなく聞こえてきた。


「証拠はあるのか? 今の世では信じるほうが馬鹿を見る」

彼は左腕を捲り上げて、金の腕輪を見せた。


「これが証拠だ」彼は警戒しつつ声の主の言葉を待った。

「どうやら本物のようじゃな」


地面の一部が動いて開かれた。

「用心に越したことはないじゃろ。わしは長年ここを守っておる知の番人じゃ」


「あと五名だけ仲間がいる。呼び寄せてもいいか?」

「わかっとる。お前さんの噂はよく耳にする、呼び寄せてかまわん」ディリオスは思念でアツキに伝えようとした。


「思念は使わぬほうがよいじゃろ。同系統の者がいたら聞かれるぞ。まだそんなことも知らんのか」

ディリオスは手で合図した。


「爺さん、あんた何者だ? 強さと言い、能力者の事と言い」

「知の番人だと言うたじゃろ。阿呆あほうかお前は」

皆が近づいてきた。


「お前たち書物を見たいならそれなりに働いてもらうぞ。精々死なないように気をつけろよ」

ディリオスが何も言わなかったため皆黙っていた。


「ここに居りたいのなら食料も毎日三食七人分用意せい。そこの池には魚もおるでな。じゃがそこの森には入るなよ、危ないのがおるからのぅ」

そう言うと剣を穴の中に入れていった。ディリオスも黒刀を拾って鞘に納めた。


「爺さん、本も読みたいんだが稽古もつけてくれないか?」

「わしに何の得がある? 毎日酒を持ってこい。この頃は物騒じゃから酒を手に入れるのも一苦労じゃ」


「ああ。わかった。酒は毎日用意するから頼む。食い物は何がいいんだ?」


「この辺りじゃその池で魚を取るか、北西にいけば町があるが物騒な町じゃぞ。肉を久しく食うてないから、肉を持ってくれば色々教えてやらんでもない。お前が将なら皆阿呆じゃろうからのう、カッカッカッカッカッ」


「わかった。肉だな。用意はするから訓練もしてくれ」


「今日の分はおぬしら持参しておるようじゃから、わしの分をわけてよこせ」


「ほら、俺の分だ。これでいいだろ」ディリオスは放り投げた。


「よいよい。久々にいい客じゃ。勝手に入っていいぞ、じゃが荒らすなよ。ちゃんとあった場所に戻せ、下にいくほど昔の本じゃ。おぬしらが知らない事ばかりあるぞ。知るのは構わんが真実は残酷なもんじゃ。覚悟して読め」


「じゃあ中に入らせてもらうぞ」そう言うとディリオスは中に入って行った。他の者たちも続いた。


中はまるで魔のバベルのように底が見えないほど深くまで続いていたが広々していた。所々に壁に取り付けられた机と椅子があった。


「あれが知の番人ですか?」アツキが聞いてきた。


「そのようだ。爺さんなのに相当な使い手だ。思念もあの爺さんには筒抜けだしな。思念も使えて戦いにも慣れている。怪しい爺さんだが本物だろう。今まで見てきたどの敵よりも強いのは確かだ。俺よりも遥かに強い事だけはわかった。ここにきて正解だ、思った以上の収穫がありそうだ」


「ディリオス様より強いなんて信じられません」アツキの言葉に皆、頷いた。


「俺自身が一番信じられないが、世界はやはり広いな」


あっさりと自分より強いと認めるディリオスを見て、サツキは信じられないが圧倒的な差があると認めているのだと思った。

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