第54話 さらなる闇

報告とか色々。


もうしわけありません!! 【土下座

ここ最近年末とあってかゴタゴタしていたので毎日更新が途絶えてしまいました…

またこれから再会していくので応援、よろしくお願い致します!

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あれからどれだけの時間が経った頃だろう。

入れ替わるように冒険者達と交互に攻撃を繰り返した俺達は、なんとかあのドロドロと皮膚が爛れたドラゴンを討伐することに成功した。


「ドラゴンゾンビ?」

「あぁ、おそらくこいつはその類だろうねぇ~」


周りの冒険者達が解体作業を行う中で俺はみんなよりも少し離れた場所でレイナさんと話をしていた。


「ってことは…向こうの?」

「——―ここまでくれば間違いない。 君の戦った、異形のモンスターと各自で突発的に発生しているモンスターの乱入。 こんな芸当ができるのは”教団”…」

「教団?」


瞬間。 レイナさんは神妙な面持ちで何かを考え始めた。

教団…おそらく向こう側”異世界”の組織なのには間違いないだろうが、彼女があのような表情をするということは相当面倒な組織なのかもしれない。


「モンスターを弄るような連中だしねぇ~…それに」

「モンスターを弄る?」

「おっと失礼。 そうさ、連中の存在がある意味”元凶”といっても過言じゃない…とはいえこちらの手札がすくなすぎるよねぇ~…まぁいい。 手はある」

「おーい…」


どうやら何かをブツブツと言い始めて、彼女は自分の世界に入り込んでしまった。

こうなってはもう真面な返事は返ってこないだろう。


「教団か…Z? 不可解な点はあったか?」

『分析の結果―――異常に魔法への耐性値が高いと判明。 現在の肉質、性質とは全く別の何かです』

「どういうことだ?」

『少なくとも―――生きている間は何者かに手を施された可能性があるという事です。 生命の機能が停止すれば痕跡が残らないようになっているのでしょう』

「徹底してんなおい…」

『注意は払うべきです。 こちらは現状同行をしている冒険者達の動きに注意しています』

「お、おい…それって…」

『ない。 とは断言できない現状です』


だが、Zの言いたい意味は分かる。

元々あのモンスターが”強化されていた”のならば何の問題もない話だ、それを見抜けない俺たちはそこで起こりうる次の問題。

”途中で強化された可能性”を疑っている。


「頼んだ」


”だから人間と絡む問題は疲れる”

ふと零れそうになった言葉をせき止めた俺はハッとした表情で深呼吸を始めた。

いかんいかん、またあの時の様に目が曇るところだった。



―――――――――――――――――――――――――――――――――――


しばらくダンジョン内を探索しているうちに、あのモンスターがどれだけ異質だったのかを気付かされる事となった。

なんせ、現状は同行する冒険者の半分の勢力でも十分というほどのレベル。


それなりに大型のモンスターも存在はするが、全員で束になって戦うというようなレベルの強さでもない。

だからこそ此処にいるすべての冒険者達も納得いかないような表情でダンジョンの攻略を進めるのであった。


「さて、何事もなければいいがな…」


隣を並走するカイネが何やら不吉な事を言い始めた。

やめてくれ…それはフラグっていうんだぞ?

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ゼロスキルのアーマー育成物語~アーマーを装着育成して成り上がれ!~ @kosiginn

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