第7話ラスモキ頑張る

「ラスモキ、鉄とかゴムとかプラスチックとか、アルミニウム、ガラスが何処にあるか知らないか?」

ラスモキは一応、魔物だ。何処にあるかぐらいは知っているかも知れない。いや、知らないにしても、どの魔物から素材が取れるかどうかぐらいは知っているだろう。

「鉄なら知ってるわあ♥」

「本当か!?」

「本当よ♥確か、ドワーフが作っている筈だわ♥」

「そのドワーフは何処に居るんだ?」

「ついて来て♥」


マルクルと良祐がラスモキについて行くと、

「わあ…!」

小さなお爺さんが沢山居た。

「何の用じゃ?」

その内の一人が聞いてきた。

良祐は、口を開きかけた。が、それは、できなかった。

「鉄が欲しいの♥」

理由は、単純、ラスモキが先に口を開いたからだ。

「鉄…!」

それを聞いたドワーフ達の目の色が変わった。

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