第6話スライム2

凄まじいスピードで追いかけて来るスライム。

ついに、俺らは追いつかれてしまった。

スライムはこんな顔♡(> ਊ <)♡をして、何故か俺だけにキスをしてきた。これっぽっちも嬉しくねえ!俺、ファーストキスは好きな人って決めてたのに…!まあ、唇じゃなかっただけマシかも。

スライムは言った。

「こんなに素敵な殿方、初めて見たわあ♥アタシも仲間に入れて頂戴な♥」

喋れるんかい!人語喋れるんかい!

「まあ、いいけど…。」

「うふん♥優しい殿方は好きよ♥」

いとキモし。それしか言葉が見当たらない。

それは一旦置いといて、マルクルに耳打ちをした。

「スライムってこんなんなのか…?」

「いや、いきなり攻撃して来る最強のモンスターな筈なんだけど…。」

えっ!?スライムって本当は最強なんだ!ずっと最弱だと思っていた!

おっと、スライムの登場で材料の事忘れよったわ。スライム知らへんかな?

「なあ、スライム。」

「違うわよ。ア・タ・シの名前は、ラスモキよ♥」

ラスモキって…。反対から読んだら、キモスラじゃん。キモイスライムの略じゃん。

「ラスモキ、鉄とかゴムとかプラスチックとか、アルミニウム、ガラスが何処にあるか知らないか?」

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