第5話スライムの現実

「魔物が出ますから、気をつけましょう!」 

「えっマジ?」

お決まりのパターン来ちゃったんですけど…!

転生して、魔物倒してギルド持っていって、お金もらう。このパターンじゃん!

そういえば、魔物って素材が取れるんだったよな。

「魔物を倒しまくろう!」

「ええっ!!!」

「素材を取れるんだったよな?確か…。」

「ああ!そういうことか…!分かった!倒しまくろう!」

そして、歩いていくと、青い物体が見えた。ぷるぷるしている。冒険家が最初に戦うだ。そう。ソイツは、その可愛らしさで多くの女子を惑わす。

「スライムだ!!」

マルクルが言う。が、様子がおかしい。

「どうしたんだ…?」

「良祐…!俺らは、最悪の魔物に遭っちまった。逃げるぞ…!」

その時、俺らの話し声を聞いたのか、スライムが振り向く。

「キモッ!!!!」

スライムといえば、こんな顔(◉‿◉)だと思っていたが、現実は厳しい。

こんな顔(༎ຶ‿༎ຶ)だった。何で泣いてんだ。

そして、キモッと言ってしまったため、こんな顔٩(♡ε♡ )۶になった。ドMかよ。

凄まじい速さで追いかけてきた。

秒速20メートルぐらいだと思う。ぴょんぴょん跳ぶだけで、よくそこまでのスピード出せるな!

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