第17話

☆☆☆


そのまま家に戻ってきたあたしは、お菓子の缶の箱を準備して、その中に日記を入れた。



しっかりと蓋を閉め、簡単に開封できないようにガムテープで蓋の周りをぐるぐる巻きにする。



そして、蓋の上に神社で拾ったお札を張り付けた。



一連の作業を終えると、ホッと息を吐きだす。



これで沙希の呪いは封印された。



もう二度と、あたしの身の回りで変なことは起きないだろう。



あたしはそう思い、缶をベッドに下に隠したのだった。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る