第3話 ナマコは「チート能力」持ちだった!

話を始める前に少し愚痴らせて欲しい。

私は先程この第3話を書いていて完成した。自分でも良い感じにかけていると思った。では、投稿しようかと思った時、指がホームボタンに触れた。あっと思ってる内にいろいろ弄ってしまい、完成間近の文章が丸ごと消えてしまった.......。いや、こまめに保存しなかった筆者が悪いのだが、なんというか、こう.......やり切ない。

そんな訳で書き直し。この話は2回書くことになった。まぁ読者には関係無い話だろうが、伝えておきたかった。


さて、前回筆者はナマコを「無い無い尽くし」と言った。事実それは間違っていない。ナマコには目や鼻、耳といった感覚器官はおろか、脳や心臓すら備わっていない。有るのは皮と薄い筋肉だけだ。こうまで見ると読者諸君はナマコを「生きているかどうかも分からない変なカタマリ」だと思うだろう。それは間違いだ。ナマコには全てが無くて全てが有る。では何があるのか?ナマコの能力について書き出してみる。


・皮の硬さを瞬時に変更出来る

・切られると2匹となって増える

・潰されても時間経過で元に戻る。


.......どうだろうか?まさにチート能力を持ったなろう系主人公顔負けではなかろうか。いや、防衛本能に限っていえば遥かに凌駕しているとさえ言える。そこで筆者から1つの提案がある。これからなろう系作品を書こうと思っている読者諸君には、是非主人公をナマコにして貰いたい。まぁ、流石にナマコそのものにしろとは言わない。ナマコの能力をモチーフにして驚異的な生存能力を持ったチート系主人公という感じでも良い。或いは主人公ではなくとも敵キャラの1人として設定しても良い。そうする場合、増えるという特徴から剣は使い物にならないだろうし、じゃあ魔法で攻める?残念、それはナマコの皮を瞬時に硬くする能力により防がれてしまう。と言った具合に、打倒するのに非常に厄介なキャラになるだろう。

筆者は疑問に思う。何故ゲームにおいてナマコモチーフのモンスターが登場しないのか、と。ここまで恵まれたチート能力持ちの生き物が現実の浅瀬にゴロゴロ転がっているというのに、何故誰も目をつけないのか。筆者は大好きなナマコをモチーフにした登場人物の作品が読みたくて堪らないのだ。


少し白熱してしまった。本当は前回の最後に予告していた「ナマコと宗教的思考」というテーマで半分話したかったが、どうやらソレは次回に後回しになりそうだ。

では、また次回。

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