白黒はっきりさせないで

毎日すれ違う人の波

私をとりまく時の流れに

押し倒されそうになったって

向い風のなかを進むように

歩み続けていかないと


子供の頃に描いてた

未来の自分はこうだったっけ

きっともっとキラキラしてて

きっともっとスマートだった


だけど現実を生き抜くのは

心も身体もタフじゃないと

難しくって苦しくて


あの頃思い描いてた自分は

いつのまにか見えなくなってた

道はまっすぐ続いていると

勝手に思い込んでいたのに

寄り道 道草 周り道

そうでもしないと生きてけなくて


毎日繰り返すこの日々に

終わりはあるのか

意義はあるのか

答えはあるのかなんて

答えの出ない問題ばかり

頭の中で渦巻いてばかり


迷ってばかりいるけど

結局信じるしかないの

自分で感じたこの気持ち

自分が信じたあの未来

自分が夢見たその先を

どんなに周りが変わっても

ひとつの心が私の中にある

それだけは見失いたくない


白黒はっきりできることなんて

ほとんど実在しないんだろう

そういえば昔夢見た未来は

鮮やかな未来だったはずだよね


世界は本当は鮮やかなのに

どうしていつも白か黒かを

決めないと先に進めないって

思い込んでいたんだろう


いつからそんな寂しい未来を

選択するようになっただろう


きっと本当は何色でもいいんだから

それなら少しは楽だと思ってさ

時の風に乗って歩んでいこう

好きな色の未来を掴みに行こう


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