第2話 栄養ドリンクだけでオレが育つと思ってるんだね、母さんは

へぇ~、「俺がやった方が早いから」と仕事を取られた時が自分を見つめ直す時だったんですね!


あそこのコンビニ店員の対応が評判なんすけどオレの時は適応外でしたよ。


お前んちの焼きそばちくわ入ってんだな…ってふかわりょうばりに言われたこと忘れらんないすね。


今日はカレーだからって聞いたんで業務スーパーで福神漬けを買っていってから母親の機嫌が悪くなったんですよ、500グラムだったからですかね?


オレだったら誕生日プレゼント綿棒でいいらしいです。


季節の優しさ知らないんでしょう?って言われたんですけど、これに関してはみんな知らないんじゃないかなぁ。


子供の頃、屋根から飛び降りて無事でいるっていう遊びにハマってました。


ああ、まだあいつが置いていったロングボード玄関にありますよ。


うまい棒一本で子供は戦争起こしますよ。


財閥に生まれてたら、座敷牢だったかもしんないんでこの家でよかったっすね。


フリスビーからも学べることがあるって…なかなか困難な指導じゃないですか?


親父の仕事は多種多様、または母親の機嫌が収まるまでどこかで身を隠すだったみたいですね。


フラッシュモブに強制参加させても怒らなさそうランキング1位だって学級新聞に載ってましたよ。


本当に困ったからかオレのランドセルに絵の具ぶちまけて夏休み工作ですって提出したやついましたね。それ、そのまま通りました。


えっ、それが帰ってくるまでランドセルなしでしたけど、元々教科書持っていかない派だったんで。


オレのことが好きになった女子には、うちの学校以外の生徒まで説得に来てましたよ。


そこまでオレに三菱地所の説明しなくていいですから。


モモンガ屋根裏に住み着いちゃったんだって申し訳なさそうに言ってきたけど気にすんな!オレはオレの役割ぐらい知ってるから!


栄養ドリンクだけでオレが育つと思ってるんだね、母さんは。

まぁ、育っちゃったんだけどね。



  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

オレから出てきてしまった一言集 空想さん @kuusoubookclub

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ