★
0
概要
お兄ちゃん、大好きだよ
――とてもじゃないが、卒業することなんて出来ない。
冬の日に空から舞い降りてくる雪が、純白に輝くように。
そして地面に降り積もった雪が、泥を含んで醜く濁っていくように。
最後には……何もかもが溶けてなくなるように。
卒業なんてしたら、俺はいつか彼女のことを忘れてしまうだろう。
そんな自分が許せない。
だから、俺は――。
彼女を、忘れることにした。
冬の日に空から舞い降りてくる雪が、純白に輝くように。
そして地面に降り積もった雪が、泥を含んで醜く濁っていくように。
最後には……何もかもが溶けてなくなるように。
卒業なんてしたら、俺はいつか彼女のことを忘れてしまうだろう。
そんな自分が許せない。
だから、俺は――。
彼女を、忘れることにした。
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?