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    素晴らしい物語を読ませていただきました。
    無残に殺されてしまったご両親も、裏切られて鬼となった文子さんも、金に取り憑かれてしまった正一さんも、哀れですね……。

    淡々とした文調に、仄かに漂う哀しみ。
    とても良い物語を読ませていただきました。
    今後の執筆活動も応援しております。

    作者からの返信

    読了コメントありがとうございました。どこにも救いはないけれども、強いてあげれば人としての恨みを晴らして邪道に堕ち、それに寄り添う狐の存在でしょうか。神様は鬼にでも情けをかけるのかどうかわかりませんが…

    地道でゆっくりとした歩みではありますが創作活動続けて参りますのでこれからもどうぞよろしくお願いいたします!

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    足元から冷気の立ち昇るような不気味さと、何処か神秘的な幕開けですね。続きも楽しみに拝読致します。

    作者からの返信

    お返事が遅くなりすみませんでした。ゆびきり読了していただきとても嬉しかったです。ホラーというよりもまさに語りかける「怪談」を意識して制作した作品です。冷気と神秘という言葉をこの幕開けに送っていただきとても嬉しいです。

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    鉄混じりの生臭い匂いや、無くなりつつある体温、掻き回された箪笥からの少しの埃臭さ。
    様々な情報が伝わってくるからこそ、無駄のない美しい文章だなと、改めて感じました。

    作者からの返信

    文章は一元的なものなのでそこから匂いを感じとてくれたり音を感じてくれるのはほんとに創作者冥利につきます…文学寄りに書いたので受け取ってもらえて嬉しいです🙏

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    鬼の気持ちは不幸を知らずに育った私にはわかり兼ねたけど、ゆっくり思い出しています。似たような悲しみに襲われたことがただ一度ありました。本気で愛してくれていると思っていたのにどうして?と思ったあの日を。本当に悲嘆に暮れました。鬼女もきっといいや私よりも悲嘆に暮れたのでしょう。なんとも言えない憎しみ、そしてかつての愛しさ、自分の哀れなこと。

    作者からの返信

    レビューもいただきありがとうございました。丁寧によんでくださりとても嬉しかったです。過去の傷や苦い思い出を揺り起こすような作品に思っていただけるというのは私にとって作者冥利に尽きます。人間の哀しさ、浅ましさなど負の感情が多く渦巻くものをでこるだぇ美しい文章に仕立てることを目指して書きました。読んでいただきありがとうございました。

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    ああ…悲しい…男の人に感情移入してしまった。

    作者からの返信

    男に感情移入して読むと別の虚しさや悲しさが有りそうですね。主人公の女に感情移入する方が多かったので男にとっても「かなしい」話であると言うことが知れてよかったです。

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    鬼の形相の中に悲しい巫女の感情が帯びているのを想像できる素晴らしい描写。

    作者からの返信

    たくさんのコメントありがとうございます。嬉しいのでひとつひとつお返しさせていただきます。見た目と大きく乖離して相反する心情が伝わってよかったです。

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    四(し)と指(し)をかけているのでしょうか?
    巧妙な体言止めによって非常に文章のリズムが良く、とても読みやすいです。

    作者からの返信

    そうです!最初は一連に則り旧漢数字の4の予定でしたが指きりというテーマが常にあるので指にしてみました🙇‍♀️

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    純文学調の美しい文体と、人間の深い感情の描写が素敵で、すぐに惹かれました。
    青白い光に浮かび上がる、嫉妬や憎悪に満ちた女の恐ろしい容貌が目に浮かびます。
    鬼女を「きじょ」と読むのなら、巫女(みこ)と母音(iとo)が一致しており、意味合いとしても、心情としても、さらに音としても対比がなされており素晴らしい表現だと思いました。
    また祝詞が呪詛に変わるという皮肉が、正反対の気持ちを明確に伝えてくるので、400字にも満たない短文ながらも、非常に感服して続きが気になる出来栄えだと感じました!
    続きも追って読ませてもらいます!

    作者からの返信

    素敵なレビューも頂いてありがとうございました!とても嬉しかったです。コメントもとても嬉しいのでひとつひとつお返しさせていただきます!

    おにおんなよりはキジョですね。そういった音感まで見ていただけるのはとてもありがたいです。この作品は以前朗読用に書いたものを小説としてカクコンにだすために文字を整えたのですが、もとが声に出して読める前提でつくっているというだけあって、読みやすく、大正時代という聴きなれないながらも意味が伝わるくらいの言葉選びを気をつけました🙇‍♀️👏

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    素晴らしい文体でした。
    文子視点で描かれる地の文は、美しく、繊細な一方、三人称視点となると、ずっしりと重量感のある文体に変わり、こだわりを感じました。
    内容もさることながら、これほど美しい文が書けるのは、羨ましい限りです。

    作者からの返信

    ありがとうございます!育ちの良い文子の語りと達観的な狐の目線の対比を感じていただければ嬉しいです。カクヨムコン短編に出しております!

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    人って美味しいのかな…と異質ではありますが、そんな興味を惹かれました。肥えた人間はきっと美味しんだと思います。純粋な人間ほど、裏切りには耐えられない。文子が食べてしまったという、弱いままで終わらないところ。なんだか励まされます。非力が負けて、傲慢が勝つ。で成立しない世の中を教えてくれるような気もしました。

    作者からの返信

    返信先を間違えてしまっていたことに気付きました、すみません🙇‍♀️ 全てを失ってから強くなった文子の虚しさは得て嬉しいものか否か。わからないですね。ありがとうございます。

    編集済
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    生々しい描写から、血の匂いや悲鳴がリアルに伝わってきました。それとは対照的に、鬼女の仕草は色気と気品を感じさせる描写で、とても魅力的でした。

    作者からの返信

    レビューもコメントもいただきありがとうございます。鬼は神様を祀る育ちの良い存在なのでその感じが出ていたようで嬉しいです。できるだけ残酷描写を綺麗にまとめるように心がけました。

    編集済
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    恐ろしくも、狂おしく切ないお話でした。
    人間であった正一こそが一番の化け物でした..。嘘浮きの仮面が剥がれたときの醜いことったら...。
    日本の昔話を読んだような気持ちになりました。

    作者からの返信

    人と怪物、どこに違いがあるのだろう。私の好きな作品のフレーズなのですが…人を美しい人たらしめているのはやはり心の部分が大きいのだと思います。読み解いていただけてとても嬉しいです。

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    企画よりお邪魔させて頂きました。

    どの時代にも、こういった事件的なことは結構ありますが、今回の物語は物悲しくて切ないものがありました。

    1番怖いのは、人間の欲と言われたりしますが…

    文章も、とても読みやすく、脳裏で想像しやすくて一気に読んでしまいました。
    よい刺激になりました!

    作者からの返信

    読んでいただきありがとうございました!

    深くて純粋な愛情があったからこそ絶望も大きくなってしまう…人間と怪物、果たしてどこが違うのだろう、何が二つを分つのかなど…ただ単に人の気持ちは強すぎると凶器になるのは事実ですよね。音読前提で描いた作品だったので脳裏に浮かぶというのは最高の褒め言葉です。ありがとうございました!

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    悲しみと凄まじい恨みが、激しく渦巻く、本物のホラーに、飲まれました。
    凄惨ながらも、品の良い文体が、哀れや悲しみを添えていますね。

    作者からの返信

    ありがとうございます!昔の作品ですがとても思い入れのある作品です。純粋に育った彼女だからこそ悲しみも憎しみも人より遥かに大きくなってしまっています。「本物のホラー」怪談書きとして。とても嬉しいお言葉です