第3話

「ひと狩り行くぜ!」3


 タッタカターン タタタ

 タータカタァタン

 タタタータタターカーター


 ホテルまで車で送ってもらえるのは凄く楽だ。しかし、コテージタイプとか駐車場が一部屋ごとに着いてるのにはビックリした。


 お客は都市部からの出張か地元の酔っ払いかやたら純粋な若者が多かった。

 里から?店から?のウィルス対策もしっかりしていて助かる。


 クルペッコとかクック先生レベルのモンスターばかりで楽チン楽チンであった。基本的に昼間は何にもしてないでカムラの里の依頼ばかりこなしていた。


 今日は送り迎えの時に気になっていたホームセンターに行きたくて軽トラックを乗ってみることにした。

 エンジンは意外と簡単にかかったもののマニュアルと言う忘れかけている装置に戸惑った。

「えっと、クラッチ踏んで…足が届かない!」

左足をグッと伸ばしてなんとか踏み込むことが出来る程度である。

「ギアを1にしてと」

その瞬間ドワッと車が前に出てエンジンが止まった。

 車が飛んだかと思って身体が停止した。


「クソォ難しいな!」

もう一度チャレンジしたがまたグワッとエンジン停止した。

 そんな事を何度もしてるうちに何となくコツを掴んできた。クラッチはゆっくり離していかないといけないのである。


 なんとか3段までギアチェンジ出来るようになり曲がったり停まったりは出来るようになってきた。ただし物凄い疲労感であった。


つづく

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