第2話
「ひと狩り行くぜ!」 2
タッタカターン タタタ
タータカタァタン
タタタータタターカーター
眠っている間に付いた駅は比較的大きな駅で待ち合わせのバスターミナルへ行くと黒い大きなトヨタ自動車が停まっていた。中から龍神族のお爺さんとお姉さんが降りてきた。
「あなたのがテンちゃん?」
「はい」
「凄く可愛いじゃない!直ぐに稼げるよ」
「まだ装備整ってないんでスキルも大したことないです」
二人は何言ってるの?という顔をしている。
車に乗って高速乗ってどんどん進むに連れて山が近くなってきた。川もあって大杜跡みたいな所であった。雑草がボーボーの小さな平屋に付いた。トトロの風景だと思った。
龍神族のお姉さんはカオリさんと良い店長?ギルドマスター?的な存在で平屋のベースキャンプを案内してくれた。六畳二間で古いけど住めないレベルでは無かった。外には庭があって元畑の草草草の場があり。小さな納屋には軽トラックが停まっていた。
「テンちゃんは車乗れる?」
「免許はあります」
「あの軽トラック乗れたら乗って良いからね」
「え?」
「乗った事ある?」
「無いです」
「便利だよ」
「可愛い車ですね」
龍神族のカオリさんは笑ってる。今はセクシーに落ち着いているが昔は双剣使いっぽいなと思った。あっちのお爺さんは太刀っぽい。
ニトリのベッドと新しい生活用品が揃っていて冷蔵庫には食材も入っていた。仕事は明日からになって10時に迎えに来てくれるとのことであった。
縁側の引き戸を開けて腰掛けて雑草を見ながら座った。
「さぁて新しいフィールドに着いたぞ!どんなモンスターが居るんだろう」
とりあえず“ひと狩り”向かった。
近くに見える山と青空にリオレウスが飛んでいた。
つづく
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます