素敵な音と色に満ち溢れている

カクヨム甲子園2021 カルビー賞おめでとうございます。

コツコツ。と、はじまる書き出しからして、すばらしい。
ただの恋愛作品ではない。
色がわからない少女と音に色が見える少年だからこそ、物語に音色をもたらし、けして一人ではたどり着けなかった、二人だったから物語の結末にたどり着けたのだと思える作品。
金色とピンクの色に見えるという、彼女が奏でる曲はどんな音色なのか、実際に聴きたくなってくる。