第6話偽りの笑顔

家に帰れば、人格変貌の親が居る。正直吐き気がする。親が作ったご飯は喉を通らない。悪魔から、目が覚めたら世間一般の親になっていた。私は自分で鍋焼きうどんや、おじや、レトルトのカレー、キノコ炒め、このローテーション。食べることに興味が無くなった。

死なない程度に食べること。

じゃないと、本が読めない。転校して、明るいキャラを演じた。私は明るくない。普通。

ニコニコ笑うのも営業スマイル出し、でも本仲間と本を交換するのは楽しかった。

気の合う友達も代わりもので、学校に行かなくても、友達がいて、もう1人の友達と3人で下らない話をして、地味に友達の彼氏がかなり年上で、すげーとあの時は思ったけど。今思えばロリコンだね。自由人で、東京にゲームの祭典見に行ったり、すごく楽。もう1人の友達は、親から虐待を受けていて居場所がない。そんなふたりが集まる場所。

週の半分はそこから通っていた。

食べ物はお菓子。

お小遣いと蟹の500円玉貯金のお金で。

家に帰ると分からない麻雀ゲームをしていた。麻雀牌が綺麗で。義父も好きだったみたいで、麻雀牌買って来て、家で麻雀するようになった。上がっても上がらなくても、長くするのが目的。

友達にも教えて、私の中学時代は麻雀ブーム

友達の親は全自動雀卓を買いますます家に帰らなかった。家は苦しくて、痛くて、親の作ったご飯は味じがしない。砂みたい。

だから、お袋の味なんて知らない。

でも、不幸じゃない。

こんな私が大好きって言ってくれる友達がいる。友達家族も麻雀ゲームで盛りあがって最高に楽しい。家族って笑えるんだって勉強になりました。

ある日家に帰ると、竹刀と掃除機の棒を持った夜叉のような、母?

が玄関に仁王立ちしていました。

また始まった。

何かの儀式のような、暴力

「なぜ、家に帰って来ない」

「家?私の自由じゃない?」

殴られる時は、体の力を抜く。

殴られた方向に、体を飛ばす。

いきなり竹刀で右手を思いっきり殴られたと思ったら、乱れ打ち。頭の中では日本昔ばなしの人間っていいなが流れていた。

次に掃除機の棒で何度殴られたのか分からない。殺してくれよって不意に思って、読みたい本まだあるんだと。

死神の囁きを跳ね返す。

義父が立てなくなって、噛み締めていた口から血を吐いた時点で死ぬと。

偽善者が。

これが家に帰ると毎回。

忘れもしない名言。

めちゃくちゃ笑ったけど

「この子は愛情をいくら注いでもまだ足りないと。底なしで貪欲なんです」

誰かに電話してた。

愛情?

笑わせるな

愛情は友達や、友達家族から栄養たっぷりもらっている。

竹刀や掃除機の棒で殴っても憎しみしか残らない。

嘘つきは嫌いだ。

その日から、嘘つきは嫌いになりました。

それは、今でも。

私に嘘の強要した時点で、何も思わない二酸化炭素。

右腕が上がらない。

体育の時に、ブルマになれない。

アザだらけで。

弱い所を見せるのが嫌で、髪を金髪にして長い靴下履いて、かかとを踏んで体が痛くて部活なんて、出来ないから帰宅部。

そんな時に読んだのが、羅生門と蜘蛛の糸。

不思議と泣いていた。

疲れていたんだと思う。

強欲ほど醜い物はないなって。

なんか、心が軽くなった。

本にはその作者の思想、経験、善悪感

が含まれている。

家に帰ると、又殴られる。

そして、氷で冷やす。

近所のおばちゃんが親程子供を愛する者はいない、親に心配させたらダメだよ。

親ってなんだろう?

誰かと比べても意味がないし。

私は人間観察も趣味になった。

私が嫌いな人間は押さえつける人間

うざい

あなたの生きてきた道

私の生きてきた道

感じた事

全てが違う

押さえつけるのは独裁者のすること

うちの親みたい

綺麗事も嫌い

人間多少ドロドロしながらも優しい気持ちを

持っている

完璧ほどつまらないものはない

私は足掻きたい

どんな環境でも、楽しみを

私の友達、趣味仲間

最高

これだけでいいと、思っている

猫と暮らすのが夢

夜家に帰ると

また撲殺祭りがはじまった

「楽しい?ストレス発散出来て」

純粋に聞いた。

何が楽しいんだろうと思って

すると、掃除機の本体が投げられた

ハイハイ

痛いけど

慣れてるから

「殺せば?」

不意にでた言葉

お腹が痛くて、首も回らなくて

「生意気に、口ごたえするな!!」

奴隷かよ

足を引きずり、氷で冷やす

私は中学校では、スカートの下にジャージを履いていた。

アザが見えないように。

可哀想と言われるのが嫌で。


ある日友達とコンビニの帰りに信号を待っディルド、右足だけ車に引かれた。

飛んだらしい。

痛みは感じなかった。

慣れって怖いよね。

ケンケンで救急隊員の肩を借りて救急車に乗った。そして、緊急オペの結果は足首が複雑骨折、後粉砕骨折。

ボルトを右足に貫通させ、ボルトを4本骨の固定に使った。

夜の八時位に来た母は笑顔で、保険金入るって。

大丈夫もなく。保険金。

貴女らしい

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