概要
呪いの苦痛に比べたら、死ぬときの痛みなんて些細なものでした
桜居宏則は3年前に亡くなった友人の墓参りのためバイクを走らせていた。しかしその途中で事故に遭い川に転落して濁流に飲み込まれてしまう。どうにか川岸にたどり着いたものの辺りには家もなく、ずぶ濡れの身体に追い打ちをかけるように空からは雪が降りはじめていた。意識が朦朧とする中、ふらふらと彷徨っていると桜の巨木に行きつく。夜、桜の花びらと雪――幻想的な風景の中で宏則は黒髪の少女と出会う――
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