第59話 遥か彼方



山の中にいると

森の中の理解できない生命と融合しいく感覚がある


渚に立ち

水平線と空が融合したように思う時があるが

目を凝らせば

どこまで行っても平行線で

空はあまりにも高すぎる


野に咲く花に愛を囁くと

心が通い逢えたと知る

その時に草原を渡る風は

いつも優しい


渓谷に一陣の風が吹き

髪を優しく撫でていく

せせらぎの音は

いつまでも変わらず

心を洗う


愛とは

結果の出ない質問

答えは

いつまでも育て続けるものだと知る


遥か彼方

愛は永遠に高く

時の流れとは無関係に繋がり続ける

終わりのない旅立

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

テオドール 織風 羊 @orikaze

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ