第33話 青い星



自分の詩や物語を読み返してみる


其処に間違いがないか


正直に自分を表せているか

いや、正直すぎて恥ずかしくないか


何とか切り抜けられそうだ


そう思うと

自分の文章に入り込み

自画自賛


アホな奴だと

気持ちを入れ替え

夜空を眺めに外へ出る


そういう時に決まって

空には一粒の星さえ無い


そして思う

読み返した文章の

最後に見えた赤いハートと

青い星が三つ

間違えて何回押してしまったことか

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