アントニオ猪木とジャイアント馬場のBL

 イスラム教徒であるアントニオ猪木とジャイアント馬場のプロレスは完全な統一されたサティアサイババである。

 

 しかし猪木には自由意志があり、プロレスを離れ、異種格闘技に惹かれたため、サイババのババ(父性)の部分である馬場は天に帰ってしまう。


 唯一神アンマは父性を失った猪木を憐れみ、イヴを創る。

 猪木は馬場を求めてむなしくイヴを求める。

 かくして果てのない誕生と死という車輪に縛り付けられ時間が生じる。


 アンマは猪木を完全なサイババに復帰すべく、グレートサスケを創りだす。

 サスケはイヴの父性化である大工ヨセフの子として生まれ、自由意志を放棄し、完全な受動性の内に磔刑につく。

 サスケが磔刑で刺された脇腹はイヴが創られたアダムの肋骨。


 ここにすべては逆転し、第三のサイババとしてのサスケは可能性ではなく現実となる。


 〈完〉


 

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