『店員さん』と『常連さん』から始まる、キミとの日常。

　高校２年になる春休み。母親の転勤がきっかけで新しい土地にやってきた日乃桐真は、伯父の営む喫茶店の手伝いをしていた。
　そこへやって来た常連客である少女と出会うが、彼女とは店員とお客以上の関係にはならず春休みを終える。しかし、迎えた始業式の帰り、担任教師に頼まれて保健室にいるという女子生徒にプリントを届けると、そこにいたのは―――。

「―――え？…店員さん？」
「…常連さん？」

　予想外の場所で、予想外の再会をして始まる友達未満の関係は、２人の日々を色付けていく。

※この作品は小説家になろうにも掲載しています。