第49話「新たな時代」

裁きが終わって五日後私は部屋で仕事の絵を描いていた時突然の「一体何の真似ですか?ここは貞順翁主様がいらしゃるのです」と言うジンの声が聞こえてきて「翁主様が罪人ですと、立場をわきまえてください」ハソンの声も聞こえてくる「えっ?ジン?ハソン、何かあったの?」私は筆を置いて立ち上がると私は予知夢を見て領議政〈ヨンイジョン〉パク、カン殿に王様と私が今まで隠してきた罪が明かされて極刑に処されるというものだった、






「起きてる時に見たって言うことは王様も私もこのままでは無事で済まないということか、だが助かる道はまだある、黒い月の組織を一員を撲滅していないのに、このままこの世を去るなんて悔しすぎる、」私はこの国を救った時に見つけた勅書のもう一つ世弟様と、エンに書いた手紙を書いて手に取り、部屋を出た、するとそこには、議義政〈ウィジョンブ〉の軍事がいた私を見たハソンとジンは「「貞順翁主様!」」






ハソンとジンが順番に「出てきてはなりません、お部屋へお戻りください」「この人達は翁主様を罪人として捕らえるつもりです」「いいから二人は下がって」私は二人に言うと「「しかし」」二人は言う「これは命令、早く下がって」と言うと二人は「「はい、翁主様」」私の後ろに回って立つ、ハソンに勅書を渡すと「私が罪人とは一体何の罪で捕らえられるのですか?」










「はい、王様が世子様の頃に犯した罪を隠蔽した罪でございます翁主様」と軍事の一人が言う「皆さん随分と自信満々ですね、その様子から見ると証拠と証言人が揃っているようですが政を行う際は命を賭けてください、私は決して逃げも隠れもしません、私に立ちはだかる敵は一人残らず潰します、私に立ちはだかるなら皆さんも覚悟して私には立ちはだかるように」






と私を捕らえに来た軍事に言い放った、「「!?」」一瞬で顔が強張り「どうしましたか?怖くなりましたか?ですが後悔してももう遅いです私も、貴方方らももう引き返せません、今から、臣命下会議を領議政殿が開くとそれで私を罪人として王様と一緒に厳罰に処すつもりですか?、いいでしょう、受けて立ちます」と言い放ち私はすぐに居所を出て二人の護衛に、世弟様とエンに手紙を渡すように伝えた手紙を渡したあと臣命下堂に向かう






戸が開くと同時にハソンが「貞順翁主様のおなり」と叫ぶ臣命下堂中央には王様が立っていて、大官としてその件を取り仕切る場所に領議政殿がいた私が王様の元に行くと「クァン、すまない」と謝る「ご心配なく、王様、王様は私が必ずお守り致します」そう言って王様にはほほ笑み領議政殿を見て







「始めましょう領議政殿」と私が言うと領議政殿は「これより臣命下会議を始める、今回の件は国王、ヘ、ウォル、翁主、ヘ、クァンの西の明国の先の皇帝陛下テペク陛下とその護衛百人の殺害、そしてそのことを隠蔽した容疑がお二人にかけられている、証人を前へ」というと一人の男性が臣命下堂に入って来た






「証人は名を名乗れ」と領議政殿がいうと「はい、西の明国からきましたハズクと申します」「証人、ハズク、そなたが知っていることを話してみよ」「はい、十八年前、私の亡くなった父は先の皇帝陛下の武官でした、ある日父が仕事で朝鮮に行くことになって、予定では三十日日で西の明国に帰ってきて来るはずだだったのです、ですが父は一年で経っても帰ってきて来ずに行方不明になりました」









「「……」」「ですが父が行方不明になってすぐのこと朝鮮から私の元に私宛の文はと一つの短刀が届きました、その文には赤い血で世子、ヘ、ウォルと書かれていて父の身に何かあったのだとすぐに気づきました、父が行方不明になってからも私はずっと父を探し続けていました、」「「……」」







「父が行方不明なって三年後に父と同じ日に同じ任務に付き先の皇帝陛下の護衛武官だった人達の家族に会いました、その人達の家族も父と同じように行方不明になっていたのでその時察しました、父とその人達の父親の方は王様に殺されたのだとだと、」










領議政殿は「この証言人の証言は間違っていない、これが凶器の短刀でこの短刀は、この世に一つしかない特殊品で短刀にヘ、ウォルと名が刻まれており、そしてこの名簿には翁主様であるヘ、クァンは様が買ったと記してあります」と自慢げにいうと領議政殿、








私は「確かにそれは私が七歳の頃王様に誕生日のお祝いに差し上げた短刀です、そのことも認めます、その証人の言う通り私と王様は罪を犯しました、それも認めます、」領議政殿は「それは自白と取っていいでしょうか?」






「はい、私達に罪を問いたいのならお好きにどうぞですがその前に十八年前一体何故、王様が百人の護衛武官達を殺さなくてはならなくなったのか私が契約している伝説の剣雷刀を使用してそのことを私からお話させてください」






領議政殿は「いいでしょう、認めます」と私には言う私が「来い雷刀」と叫ぶと雷刀が来て私は片手で受け取り刀を抜くと「奥義雷の渦」といいその時の記憶を全員に見せた「事件起きた十八年前当時私は七歳でした、その時事件が起きるまでは私はまだ王様が世子様だとは知らなくて両班の若様だと思っておりました」







「ですがあの日王様が人殺しの罪を背をうことになった日、私は先の皇帝陛下、テペク陛下がまだ世間にへ家の長女で母上の娘だと知られていない頃に私は母上の娘だと知られてしまいテペク陛下のご子息であり現在の西の明国の皇帝陛下と婚姻させようとしておりました、ですが私の母上がそれを認めず断ったそうです、恐らく母上はその婚姻の目的はヘ家他国との交流が多く影響力、人脈もあり更には財力と権力は王族の方々と同じぐらい持っているテペク陛下はそのことを理解した上で私と自分のご子息を婚姻させようしてへ家の財力と権力を手にしようとしたのだと母上は考えたそうです」







私が自分の母とテペク陛下の記憶を見せた「母上に婚姻を断られたテペク陛下は私を拉致して強引に西の明国に私を連れていき自分のご子息と婚姻させようとしました、拉致された私を助けてくださったのが同じくまだ世間に世子様だとは知られていない王様でした、王様は私を一人で、助けに来てくださり納屋に納屋に閉じ込められていた私を救出してくださったのです、」







その時の記憶をその場の全員に見せながら話した「私は王様に連れられて納屋を無事で出ることができました、森に歩いていた時王様に何故見知らぬ人間に捕らえられたと聞かれてその時私は自分がずっと周りに隠していた秘密を王様に明かし、へ家の長女だとお伝え、私は私を拉致した相手が西の皇帝陛下だと王様にはお話しました、王様はへ家の権力と財力が王族の方々と同じぐらいだとご存知だった為強引に西の明国に連れて帰り自分のご子息と婚姻させようとしているのだとすぐに気づかれました」









「「……」」「その直後西の明国護衛達にが私達のあとを西の明国護衛達が私達が逃げたことに気がついて追いかけて来て王様と私は慌てて逃げましたですが逃げた先が崖で百人の護衛武官達と皇帝陛下にすぐに追いつかれました、」「「……」」私は記憶を見せながら言う










「王様は、私がこのまま西の明国に行き強引に西の明国の皇太子様と婚姻すれば婚姻を口実にへ家を乗っ取られて、強大な権力と財力を手にした西の明国皇帝陛下はその強大な権力と財力を使い朝鮮に戦を仕掛けるつもりだったと悟ったのです、その計画を防ぎ朝鮮を守る為に、そして私を守る為に王様は皇帝陛下を含めた百人を殺めたのです、」私は王様を見ながら言う








「王様はあの日と同じ日がくるといつも自分が人を殺めたご自分には王座にいると資格はないのではないかと毎年悩まれております、貴方方は王様の倍以上人を殺めても王様のように悩んだりしないでしょうがですが王様は悩まれるのです、人を殺めても何一ついいことはない、恨み、悲しみを生むだけだって王様はそれを誰よりもご理解してらっしゃるからそれでも王様は後継ぎとしてこの国を明国から守る為に、そして世子としてこの国の民の一人である私を守る為に殺生を嫌う王様は自らの手で百一人を殺めてたのです」









私はそう言いながら涙する丁度に王様が涙を流しながら百一人を殺す姿が映し出された「「……」」それを見た全員は黙り込んだ、私は、奥義を雷鳴の渦を解除して「王様と私は確かに罪を犯しました、ですがその前に皆さんに言っておきたいことがありますハソン」「はい、翁主様」「勅書を持ってきて」「はい翁主様」とハソンが言うと周りはざわめく






私はジンから受け取り皆さんに見せながら言う「皆さんのお察しの通りこれは私の祖母へ、カユンがこの国を救った時に上王様に書いてもらった勅書です、今からその勅書を読み上げます」私は勅書を広げると







「国王へ、スジョクは、へ、カユンの功績を称えこの先ずっとへ、家の人間の自由を奪うことをせずに例え罪を犯したとしても全ての罪を不問とするもし余がこの誓いを破ったら自らの王座を退き自決する、それから余以外の者がへ家を法で罰したその時は厳罰に賛成した者と罰した者を罪人として捕らえて斬首刑に処す」





私を敵視する官僚、武官達は驚きを隠せないけど私を慕う官僚、武官達は嬉しそうに微笑むそれを見た私は勅書を閉じて領議政殿に勅書を差し出して「直接ご覧になってください」と渡す直接勅書を見た領議政殿は驚きを隠せない様子だったそんな領議政殿に全員が私の言った通り書かれているのだと悟った








それを分かった上で私は「この勅書をにはそう書かれております、私と王様を罪に問いたいとおしゃるならお好きにどうぞですが、その前に、私と王様の厳罰に処すことに賛成した皆さんを斬首刑に処されるのが先です、それを見届けたら私も王様も大人しく自分の罪を認めて極刑を受け入れます」私を敵視する官僚、武官達が黙り込んでしまう私は領議政殿から勅書を取ると「ではそれを踏まえて投票しましょう」と領議政殿に言うと







「……それでは投票を始めます国王、へ、ウォル様と翁主、へ、クァン様を有罪にして八つ裂きの刑に処すことに賛成の者は賛成を反対の者は反対の札を反対の者は反対の札をこの箱の中には入れてください、」と言うと官僚、武官達が次々に入れていき結果を確認した領議政殿が「それでは結果を発表します、全員反対の札を入れたのでお二人を無罪放免にします、」







私はその言葉を聞いて安心した「ただし、王様はもちろん貞順翁主様と淑寧翁主様を廃位して、後継ぎの世弟様を新たな国王として即位そして即位式が終わったあと三人の方は廃位とします、」と言う私は「はい、その決定に従います」と言うと領議政殿は「これで臣命下会議を終了します」と言う私には勅書を返した、受け取ったあと王様は「クァン」私の名を申し訳無さそうな表情をして呼ぶ





「私なら大丈夫です王様、ですからそんな悲しそうなお顔をなされないでください」「クァン、すまない、余は結局最後までそなたに迷惑をかけているのに守られぱなしだな」「王様、王様は私に謝罪もをする必要はございません、これは私が自らの意志で選んだ道ですから」







「クァン、あの時国の為に人を殺めると決めたがだが余が一番に守りたかったのはそなただ、余は例えこの手を血に、染めることになったとしても、そなたを守りたかった、そなたを守れるなら例え天に許されなくてもいいと思った、」私はこらきれず涙を流し「王様!」そう言い王様に向けて座り込みをすると







「申し訳ございません、王様、私があの時無力な子供だったから、罪とは無関係の人生を送る王様には罪を犯させてしまいました、私は王様が王座を望まないことを知りながら私はどうしても王様にこの国の国王として即位してほしくて私はあの時上王様に譲位を求めたのです」





「「……」」「王様の心優しくて常に力なき者を気遣い誰もを平等に扱う王様のお姿をご覧になり王様が国王座にはお付きになればきっと今よりももっといい国になると思ったのです、ですが私がそのことを強く望んだせいで長年、王様を苦しめてしまいました」








王様は私の目線の高さに合わせて座り私の頬に流れた涙を優しく指で拭い「泣くな、クァンよ、笑え、そなたは笑顔のほうが似合う」「王様……」「クァン、大殿まで一緒に行ってくれるか?」「はい、もちろんでございます、王様」と私が言うと王様は微笑んで私と同時に立った後に私の手を引き歩き始めた臣命下堂を出て大殿に向かい歩いて行く、








途中で世弟様とエンと私達の前に現れた「「クァン、王様!」」と世弟様とエンに呼ばれる王様と私エンが「クァン、良かった、出てきたって事は上手くいったのよね?」「うん、叔母上が残してくださった勅書のお陰で王様も、私も無罪放免となったけど……」世弟様「やはり、廃位は免れなかったか?」






「はい、私とエン、王様も三日後の世弟様の王座の即位が終了した後に廃位が決まりました、」私はエンを見て「ごめんね、エン、私のせいで翁主の座退くことになって」「別に私は翁主の座に興味なかったから構わないよ、だけどショックなのはクァンが私にも今回の件を秘密にしていたことかな?」







「ごめんね、エン、ちょっと待ってエンは私と王様の秘密を知っていたんじゃないの?」「いいや、知らなかったよ、知ってたらクァンが王命で官職に就くとなった時阻止する為の切り札に使ってる」と王様を見ながら言うエン、






私も王様を見て「あ~そう言われればエンが知ったいたならそうするかもね」と言い納得した王様は「悪いが二人共今日はこの辺りで失礼する、今はクァンと二人になりたいのだ」そう言って返事も待たずに私の手を握り歩いてしまっていた、そして私は大勢の女官、内官に王様と手を繋いで歩いているところを見られながら大殿に行く中に入ると「王様、もしかしてお怒りなのですか?」「そう私が聞くと」「何故そう思う?」と王様は私に問う









「王様のお顔いつもより険しくなられた気がしたのでもしかしたら先程の私とエンの王様に対する発言のせいでお気を悪くなされたのかと思いました」「……そんなんではない、クァンにもエンにも怒っていない、ただ二人の会話を聞いたら怖くなった、クァンが誠に余の前から消えてしまうそんな気がして、さっき自覚した余はかなり独占力が強いみたいだな、」「はい?独占力でございますか?」








私が疑問に思い聞くと「あぁこれからも余はきっとそなたに守られぱなしで余のせいでまたそなたを傷つけることになるやもしれないそれでも余はそなたを手放したくない、そう改めて強く思った」私は、驚き黙り込んでいると「!?すまないクァン、こんなこと言われても引くよな」「いいえ、確かに驚きはしましたが嬉しさのあまり何も言えなくなってしまいました」






王様は私を見て「それは誠にか?」と問う私は、微笑み「はい、誠でございます」王様も微笑み私を抱き締める私もそんな王様を抱き締め返すその状態で、「あの王様、お聞きしたいのですが世弟様に譲位なさった後はどうなさるおつもりですか?」「それはもちろんクァンとへ家で暮らすに決まっているだろう」








私は王様から離れて「私とですか?」「あぁもちろんだ、嫌だったか?」「いいえ、私も王様と同じことを思っておりました、ですが私の考えは少し王様とは違います」「それはどうゆうことだ?」私は人払いをしてこれから起こることを予想しながら王様にお話した、王様は「それは誠か?それがもし現実で起きてそなたがそのようなことをすればそなたは最悪の場合罪人として生涯追われることになるぞ」








「はい、王様それは承知でございます、ですがそうでもしなければ世弟様が危機に晒されます、世弟様はこれから王座にお就きになりこの国を背負って民達とこの国を守っていく方そんな方の進む道を私なんかが邪魔するわけにはいきません」「クァンがそう決めたのなら余は何も口出ししないしクァンの意志に従うがそれは誠に大丈夫なのか?」







私は「はい、その件について今はジンが自分の部下を動かして準備をしてもらっています、もうすぐその準備は終わるはずです」「そうか、話は分かった余もそのつもりでいる」「はい」そうゆうと私と王様はまた抱き締め合ったそして私は次の日王様に頼み朝の集会で許可をもらい参加させてもらうことになった










そのことをジンとハソンに話は「翁主の座を退きこの王宮を出る前にやっておきたいことがある、今日の朝の集会で長年の因縁を終わらせる」ハソンは「はい、私達は準備できているのでいつでも大丈夫です」「ついに黒い月と決着が着くのですね」ジンが言うと「うん、さぁ行こうそろそろ時間だ」そう言い私は黒い月の全員の名簿を手に持ってジンとハソンと便殿に行った









そしてハソンの「貞順翁主様のおなり」との掛け声で便殿に入り突然のことでその場のにいた王様以外の全員が驚いたそして朝の集会が始まり私は「驚かれた方もいると思いますが、私は王様に事前に許可を頂き朝の集会皆さんにお話があります、これは私が取り仕切る最後の政です、ですから最後だと思って聞いてください」「「……」」







「今日私がお話したいのは黒い月のことです、ようやく決着が付きます、黒い月の頭領は貴方ですよね領議政殿」と私は黒い頭領パク、カンを見て言う、「「!?」」右議政、ミン、ドンが「翁主様、今の発言はいくらなんでも無礼ではありませんか?何も証拠もないのにこの国の重臣である領議政様を罪人扱いするとは」パク、カン殿が「よせ、我々の負けだ」と突然言い出す






ミン、ドン殿は「一体何を言い出すのですか?」「翁主様、翁主様のことですから証拠である名簿を見つけているのでしょう」「はい、ここにあります、ハソン、名簿を持ってきて」そう言いハソンから名簿を受け取ると「ここには議義政の全員の名が記されております、皆さんが長年の黒い月を引いてきた幹部である証拠です」パク、カン殿が「翁主様、負けを認めます、ですがその前に一つ聞いてもいいですか?」







「はい、どうぞ」「その名簿の隠し場所はどうやって分かったのです?やはりキム、タドに在り処を教えてもらったのですか?」「はい、その通りですタドが残した日記に在り処を示す暗号が残されていたのでそれを頼りに見つけました、領議政殿私も言いたいことを言ってもよろしいでしょうか?」「はい」






「何故権力を求めたのですか?私が知る昔の貴方はそんなんじゃなかったはずです、私は昔貴方に会ったことがあります、私が十九歳の時貴方の宴に参加したことがあります」「そうだったか?忘れたそんな昔のこと」「貴方が覚えてなくても私ははっきり覚えてます、宴の最中痩せ細りお腹を空かせた賤民の少年が宴に紛れ込み宴の食べ物を食べていました、」「「!?」」思い出したかのように驚く罪人達







「貴方の家の使用人がそれを見つけてその少年を力ずくで家から追い出そうとした、それを見た貴方は引き止めてその少年の姿を見て頭を撫でて「お腹が空いてるのか、好きなだけ食べろ」そう言って少年に宴の食べ物を分け与え「働く所がないなら私の使用人になるか?」その少年に優しく微笑みかけておしゃっていましたそれなのに何故そこまで変わられてしまったのです、その振る舞えすら忘れてしまうなら貴方はは権力で人を動かすのではなく人を情で動かす両班でいるべきでした」










「「……」」パク、カン殿は「何故権力を求めたからって?決まってるだろう?世の中権力方はなければ生きて行けないからだ、へ、クァン、そなたがしてきたことと私がしてきたことは何が違う?」ハソンとジンが私の前に出てハソンが「翁主様を名で呼びしてにするなんて罪人のくせになんて無礼な」「立場をわきまえてください」ジンも言う






私は「二人は下がっていて」と私が言うと「「翁主様」」と言う「これは命令だよ下がって」「「はい翁主様」」と私の後ろに下がる








「領議政殿が言う通り確かにこの世の中は権力と財力をが強ければ強いほど生き残れますし、例え罪を犯しても無罪放免になることがあります、ですが私は権力、財力に頼らなくても歴史を武器にどんな状況になっても危機を切り抜け生き抜いてきました」「「!?」」黒い月の一員全員が私の言葉を聞き納得した表情をする







私は「長年の歴史が今の世の中を作っている、そのはずです、権力、財力がなければ生きていけない世の中にしたのは貴方方のように冷酷で簡単に人の命を奪い身分で人を差別して人を傷つけてまで巨大な権力を、財力を維持し続けようとする人達なんですから、こんな世の中になるのは当然のです、」「「……」」




「それに貴方方が私と同じようにどんな困難が目の前に立ちはだかろうとも歴史を武器に生き抜いていたら貴方方のご子息、ご息女、は私が下した罰しで命を落とすことはなかったですし、貴方方が黒い月という組織を新たに作り入会しなければ貴方方も、罪人として私に罰せられることはなかったのです」「「……」」






「歴史は続きます、今日のことも含めて貴方方は罪人として私に裁かれることもこれからの歴史に刻まれていきまれていきます、貴方方が私と同じように歴史を武器に生き抜いたってこの世の中は変わらないかもしれません、ですが私と同じように生きていれば貴方方のご子息とご息女、そして貴方方自身の人生の最後は残酷な結末を迎えることはなかったでしょうねきっと」






「「……」」「領議政殿、だからこそ私は思うのです、巨大な権力と財力を決して求めてはいけない、求めたら自分の愛する人の人生を狂わせることになるから、ですから貴方方方は権力と財力を求めるべきではなかった、」「「……」」






「私の話は以上です、これより刑罰を下します、大逆罪人黒い月の一員頭領含めた全員の罪を有罪として全員を八つ裂きの刑に処す、刑を執行するのは今日の午の正刻〈十二時〉に刑を執行する罪人を義禁府に連行せよ」「「はい、貞順翁主様」」そう言い義禁府の武官達が罪人十万人を連れて行った、全員が便殿を出ていくまで私を見ていた








全員が出たあと私は王様の方を見て「私はこれで失礼します」「あぁ、クァン後で大殿の来い、朝礼が終わり次第、使いを行かせる」「はい、王様」私はそのまま便殿を出たそして即位式がが行われて王族全員礼服を来て即位式に参加した、そして正式に世弟様が次の王座につかれて即位式が終わった後私と王様、エンは正式に廃位となった

























































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