第48話「明らかになる事実と強い思い」

漢城府で証人を待っているとノ、テヒが現れて、クァンは事件当時のことについて質問する「呼び出して申し訳ないのですが、もう一度事件当時のことについて話して頂けませんか?」「あのその前にお尋ねしてもよろしいでしょうか?」「はい、どうぞ」







「何故貞順翁主様自らがらがこの事件をお調べになっているのですか?」「それは私が王様に直に頼んだからです、罪人とされているキムソヌとは私がこの国の官僚として働いていた頃からの知り合いでして持病に私に苦しむ私を何度も助けてもらったのです、いくら武官として何人も殺してきたキム殿でも自分の為に人は殺さないと思って自らの捜査しようと思いました」







と警戒するような顔をするノ、テヒその顔を見て嘘の証言をしたのだと確信した私は事件当時の話を聞いていくだけど供述は事件記録に通りでだけど私は気づかれないようにノ、テヒが来る少し前に奥義、雷鳴の霧を使用して記憶を見たそして記憶を見てノ、テヒが誠罪人らしき人物と偽の証言をしてほしいと頼まれていた








テヒさんがその人物をそジェルと呼んでいてジェルでしかも見た感じ大人にしては背もそこまで大きくないから、成人を迎えていないのではないかと疑った、更にはテヒさんの記憶からキム殿の家族を拉致してノ、テヒと協力して監禁して、キム殿を脅した、血の付いた衣服も、テヒさんの家に隠してある、






奥義を解いたあと「あの、翁主様、私の話を聞いておりますか?」私は「もちろん聞いてますよ、貴方の恋人のジェルさんに頼まれて嘘の証言をしたその供述を」テヒさんの顔が一瞬強ばるがすぐに普通の顔に戻って「何をおしゃっていますか?」







「ジェルさんが今回の被害者チャン、ミスを殺害して貴方と協力をしてその事実を隠した、貴方の家にありますよね?チャン、ミスの血が付いたジェルさんの衣服が」「私は何も知りません、」「なら家の中を調べさせてもらってもよろしいでしょうか?自分は今回の件に加担していないと言うなら何も問題はないはずです」「……」








「ジン」「はい、翁主様」「証人の自宅に行く、支度をせよ」「はい、翁主様」私は証人を連れて自宅に行きそして記憶の通り隠してある場所から血の付いた、だけどテヒさんが「俺は何も知らない」と言い自白しようとはしないだけど私は








「知らん存ぜんで通しても無駄です、貴方方雇いキム殿の家族が監禁されていた納屋の前でキム殿の家族を見張っていた山賊達は既に私の護衛が居場所を突き止めてキム殿家族は助けました、今は身柄を引き取り私の実家へ家で私の妹とへ家の私兵が守っています」というと「!?」驚きを隠せない







「その顔はどうして、監禁している場所が分かったというと顔ですね、いいでしょう、私の推理を今から言います、昨夜の雨で地面の土は柔らかくなっていたそれなのに貴方のその靴はほぼ汚れていなくて綺麗なままだった、民達の都の民達の靴は泥だらけで汚れているのに何故貴方の靴は汚れていないのであろう、そう疑問に思い昨夜の雨が降っていない場所を調べたんです、」









「それで何が分かったんですか?」と私に聞く「昨夜雨が降ったのは都だけであって貴方の家は少し都から離れてるので昨夜雨が降らずご覧の通り地面が乾いている」私は地面の土を見ながら言う、「それでここの村の場所のどこかに人目につかず誰も知られずに監禁出来る場所といえば一つしかありません今現在使われていない納屋が、この道をまっすぐ進んで二刻で着くところがありますね?そこにキム殿家族を捕らえて人質として監禁してキム殿を脅した」








「……」「図星ですか?まぁ他にも証拠はありますよ、ジン証拠品持ってきて」「はい、翁主様」と言い現場にも落ちていたジェルさんの髪飾りと凶器は使った刃物を持ってくるジン私は受け取ると「これは被害者チャン、ミスの心臓を一突きした凶器の刃物でこっちが現場に落ちていたジェルさんの髪飾りです、この名簿にジェルさんの名とそれからこの髪飾りの名簿には貴方の名が記されてました、この髪飾りが売られていた名簿を見つけたので確認すればすぐに分かることです」








「……」「もういいです、やめてください、」と一人の女人が現れた私が「ハン、ジェルさんですね?」「はい、そうです、チャン、ミスを殺したのは私です」「!?ジェル!」テヒさんが呼ぶと「もういいよ、テヒ、何も罪もないテヒに罪人にしてしまって誠にごめんね」







「ジェル……俺こそ、すまない、ジェルの両親を守ることができなくて」ジェルさんが涙を流しながら首を振るそして二人は互いに涙を流し抱きしめ合う「「……」」







しばらくして二人は離れるそして私の方を見て「これから自首します」とジェルさんが言う私は「もちろん二人には罪を償って頂きます、ですがその前に二人の婚礼をあげて夫婦として残りの三日間を過ごしてください、この三日は決して誰にも邪魔させないことを約束します」







テヒさんは「えっそんなことしたら翁主様が……」「ご心配なく、この件は全て王命によりも全権は私にあります、王様にはあと四日は全権の権利は有効ですのでですから三日の間は貴方がたに手を出ないようにと全官僚と全武官に命じました、四日目の卯の刻正刻〈六時〉漢城府の武官が迎えに来ますそれまでは私の護衛達が貴方方を見張ります、婚礼は準備が終わり次第今日中に行ってください私からは以上です」




といい帰ろうとするとジェルさんが「あの翁主様、何故私達のような罪人のここまでしてくださるのですか?」と聞かれた「確かにお二人は罪を犯した、その罪を見逃すつもりはありません、ですがチャン、ミンも罪を犯しました、両親が民の国に人身売買されて理不尽な暴力によって倭国に売られたそのことをチャン、ミスの商団に入ったテヒさんがそのことを知り二人で復讐することを決めた」







「「……」」「四日後二人は自分の犯した罪で私に裁かれます、そのことには何も変わりありません、ですが何も罪のないジェルさんの両親が人身売買され命を落としてしまった、それはもはや国の問題です、私はこの国の翁主です、この国の翁主としてジェルさんの両親を守れず二人に罪を犯させてしまった、翁主としての責任があります、」







私は二人に頭を下げて「申し訳ない、罪を犯させる前に救えなくて」「「……」」その場にいる全員が注目する中私は「私が二人に出来ることは三日の猶予を与えて少しでも長く夫婦として共にいさせてあげることだけです、へ家の使用人がお昼過ぎには着くと思います、」






「「……」」私が言うと「翁主様、お話の途中に失礼します」とハソンが話しかけてきて「どうしたの?ハソン」「今王宮から知らせが来て王様が翁主様をお呼びだそうです」









「王様が直接私を?」「はい」「分かったすぐに……!?」突然の吐き気に襲われた「「!?」」私の異変に気がついた私の護衛達が「「翁主様!」」私を呼びかけよろうとするが私は片手をかざして皆に止まれと合図を送る「大丈夫、少し吐き気をしただけだから」そう言い持っていた玉薬を飲む








「翁主様誠に大丈夫なのでございますか?」ジンは心配そうに聞いてくる「うん、大丈夫、私が体調悪いのはいつものことでしょ?さぁ王宮に戻ろう」「「はい」」私は護衛達達を引き連れて王宮に戻り大殿に行く「王様、私にお話でもあるのでございますか?」「いいやそうじゃないただそなたの顔が見たくなって顔を見るついでに一緒に食事をしようと思ってな今女官達に準備をさせているエンも呼んだからもうじき来るはずだ」






「エンもでございますか?」「あぁ」ハン内官が「王様、淑寧翁主様が拝謁を願い出ております」王様が「通せ」と言うとエンが入ってきた「エン、最近王宮に居なかったけどどこに行ってたの?」「何って医者の仕事をしてたんだよクァン、」そう言ってエン私の隣に座った途端私は激しい吐き気に襲われそのまま血を吐いた「「!?クァン!!」」









王様とエンに同時に呼ばれ、王様とエンが私に心配そうに駆けつける姿を薄れる意識の中私はそのまま意識を失った目が覚めた時には星龍の寝床台で寝ていた、「ここは星龍?」「クァン良かった気がついたか?」隣を見ると王様がいらしゃった「はい、申し訳ございません、突然血を吐いて気を失ってしまい、驚かれましたよね?」







「……」王様は突然黙り込む「あの王様?」と私は疑問に思いながらも王様に尋ねると王様は私を抱き締める「!?あの王様?」「……すまない、クァン、」「どうしたのでございますか?何故私に謝罪をなさるのですか?」と尋ねると






「……誠すまないクァン、何度も発作が起きて血を吐くことを知りながら余はそなたを王命で官職に就けたそうでもしなければいつかそなたは余の元から離れていってしまう、何故か持病に苦しむそなたを見たらそんな気がして、やってはいけないと知りながらそなたを官職に就けた、すまないクァン」




「……王様」私は王様の背中に両手を回す「!?クァン?」「申し訳ございません、王様にそのようなご不安を与えてしまうとは、申し訳ございません、ですが私なら大丈夫でございます、私はこの先何があっても人生の最後を迎えるその日までは王様のお側を離れません、例え離れたとしても必ず王様に会いに行きます、ずっとお側にいます王様」







その言葉を聞いた王様は「そんな言葉を聞いたら誠にそなたを手放せなくなる、それでも良いのか?」「はい、私はそれでも構いません」と言うと「全くそなたには敵わないな」と私を抱き締める腕の力が少し強くなった気がした、








それから裁きの日当日私は漢城府に言ったそしてキム殿とキム殿に罪を着せた罪人二人と二人に協力をした山賊達百人を次々にと現れてへ家にいたキム殿の母親、キム、アマ、妹のキム、マジュをへ家の私兵に連れられて来てキム殿と再会した 





「母さん、マジュ」と声をかける二人も「ソヌ!」「お兄ちゃん!」といい駆け寄ろうとするがキム殿を連れていた漢城府の武官が目の前に立ちはだかる「「!?」」私は座っていた席を立ちその武官達の元に行き「構いません、会わせてあげてください」「しかし……」と一人の武官が私に反論するが「これは命令です」と令牌を見せながら言った







すると立ちはだかっていた武官四人が退き私が三人に微笑みかけるとキム殿は「ありがとうございます貞順翁主様」キム殿がいい、妹のマジュとアマさんも「「ありがとうございます」」と私に言う私は微笑み頷くそれを見て三人は抱き合いキム殿「二人共無事、怪我はしてない?」と二人に言うと







マジュが「私達なら大丈夫、お兄ちゃんこそ私達のせいで罪人になってしまったごめんね」「俺なら大丈夫だ気にするな」「ごめんねソヌ」アマさんはキム殿に謝る三人が再会して一刻後私は三人に近づいてきて「そろそろ裁きが行われるお時間ですので罪人の家族の方は、観客席の方へお行きください」






キム殿から二人は離れると私を見て「「はい、翁主様」」そう言い観客席の方へ行ったそしてキム殿を他の罪人達と同じように中央に漢城府の武官に連れられてキム殿は座らせられると私も元の席に座り「これより裁きを行います」そう言って私はノ、テヒとハン、ジェルのがチャン、ミスを殺害した証拠を全て見せて、それから山賊の家から二人がキム殿のご家族を拉致して監禁するように指示してその報酬として百両払っていたことを証明する契約書が出てきた








それを踏まえてキム殿はチャン、ミスを殺していないことを証明したそしてチャン、ミスの商団が長年賤民の民達を拉致して他の国に売り飛ばしていた証拠の名簿が商団金庫から大量に出てきた、この殺人事件の被害者であるチャン、ミスはこの世にはいないが跡継ぎで商団の行首になったチャン、ラスと団員達を全員捕らえて裁きの場所に引っ張り上げた








「この証拠が出てきてもまだしらを切るつもりですか?」とチャン、ラスに問うと「アハハ」とチャン、ラスは突然笑い出す「「!?」」「何が可笑しい?」私が聞くとチャン、ラス「だって可笑しいではありませんか?、この国の翁主様であろうと言う方が賤民達の為にそんな必死になって事件を捜査するなんて可笑しくて可笑しくて、」








「つまり翁主である私が身分の低い賤民を必死に守るのが滑稽とそなたは言いたいのか?」「はい、滑稽その元でございます」とチャン、ラスは微笑みながら言うと「そうか、滑稽かなら聞くがそなたは自分の身分が中人だから、自分より身分の低い賤民の民達を売り飛ばすことは何も間違っていないそう言いたいのか?」







チャン、ラスは「はい、翁主様まさにその通りでございます、賤民の身分の民に人権はございません、家畜として扱われても何も問題はないかと思います」「「……」」







観客にいると賤民の民達、とノ、テヒさんハン、ジェルさんは、チャン、ラスを睨みつける私はそのことに気がついてから「そうかなら聞くがそなたの結論から言うと私は王族だ、そなたより身分が高いから私はそなたに家畜として扱ってもいいと言うことになるよね?」「!?」チャン、ラスは私の発言に驚きを隠せない








それに気がついて「何を驚いているの?そなたのこの結論はそなたの論理通りの結論だ、そなたの結論として自分より低い身分の民は人権はなくて家畜として扱っても問題ないさっき自分からそう言った、だから私はそなたを今から家畜として扱い、人権のないそなたをこの場で死ぬまで殴り続けようと思う」








「「!?」」「ジン、」「はい、翁主様」「木刀持ってきて」「はい、翁主様」そう言いジンは木刀を漢城府の武官に、借りて私の元に持ってくる「借りてきました、ご使用ください」「ありがとう」私はジンに礼を言ってその木刀を受け取ると席を立ち階段を降りてチャン、ラスの元に歩いて行くチャン、ラスは怯えたような顔をして「あの、翁主様、ご冗談はおやめください」というが私はその言葉を聞かずに無表情でチャン、ラスに近づく






危険を感じたのか「お許しください、どうかお許しください」と後退りをし始めるが私は構わず近づいて行き手に持つ木刀を振りかざしチャン、ラスの真横に勢いよく叩きつける「「!?」」その場にいたジンとハソン以外が何が起きたのか分からないって顔をしていてチャン、ラスは涙を流していた





私はチャン、ラスに「どうだ?これで少しは分かったか?そなたが散々家畜と呼び踏みつけにしてきた賤民の民達の気持ちが、木刀で殴られる恐怖、何も悪いことをしていないのにただ賤民の身分だからといつも訳も分からずに家畜扱いをされていて、人権はないと罵倒される、今そなたが抱いている恐怖と不安がそなたが他の国に売り飛ばした人権がないと言い罵倒してきた賤民の民達を全員が抱いてる感情だ、賤民の身分の民達は家畜なんかじゃない」








「「……」」「そなたと前行首、チャン、ミスがそうやって賤民の身分の民達を家畜として扱いして他の国に売り飛ばしたから今回の殺人事件が起きたんだ、そなたらが売り飛ばした人達にはそなたらと同じように家族がいる、そなたらと同じように情を持っているし例え身分が低くても命が軽い人なんていない、」







「「……」」「それなのにそなたらは今回の罪人、ハン、ジェルさんの両親の人生を狂わせ命まで奪った、チャン、ミスとそなたが始めから人身売買なんてしてなければチャン、ミスも命を落とすことはなかったし、そなたも罪人として私に裁かれることはなかったし、ハン、ジェルさんとノ、テヒさんは罪を犯さず今でも罪とは無縁の人生を家族と共に送っていた、そなたとチャン、ミスのその真っ黒な欲望が大勢の人生を狂わせ命を奪ったんだ!」






私はしゃがみ込みチャン、ラスに目線を合わせて「チャン、ラス、大勢の賤民達の恐怖、不安を知ってもそれでもそなたはたかが賤民の為だとあざ笑うのか?」チャン、ラスは涙を流しながら両目を閉じる、







「「……」」全員が私に注目する中私は立ち上がりジンに木刀を手渡すと元の戻った席に就くと「私の話は以上です、これより裁きの判決を下します、今回の殺人事件を引き起こした罪人、ハン、ジェル、とノ、テヒは二人揃ってに斬首刑に処す、そしてチャン、ラスとチャンラスの団員全員も同じ八つ裂き刑に処す、」









「「……」」私が思う以上に罪人達は大人しかった、「極刑を命じられた罪人達は今日の午の刻の正刻〈十二時〉に刑を執行する、それまで罪人を義禁府に連れていき牢に入れておくように」漢城府の武官が「「はい」」と返事をすると「「……」」「それから罪人にハンジェルに手を貸した山賊百人を同じく義禁府の牢に入れて懲役十年に処す」







そしてキム殿を見て「そして罪人ハン、ジェルに脅されてやってもいない殺人を自分の罪だと騒ぎ立ててこの国と王室を欺いた、罪人とキム、ソヌ、その罪は重罪であり極刑に処しても何も問題はありませんですが家族が人質にとられて仕方なく罪人として罪を被り家族を命がけで守ろうとしただけでそこに悪意があるとは言い切れません」そう言いながらキム殿を見る






「よって減刑をしてキム、ソヌ、とその家族の身分を中人から常民に下げてこの都から永久追放とする、またキム、ソヌに永久に官職に就く権利を剥奪する、ただし、雑科で資格を得た医者の権利はこれからも残すとする、」「「!?」」キム殿も家族も他の人達を私の判決の決定を聞いて驚いていた









私は立ち上がりキム殿に近づいてきて行くとキム殿を立たせて私はキム殿がかけられた縄を解きなりながら「キム殿、貴方の罪は決して消えません、だからこそその優れた腕でと医学の知識で難病、怪我に苦しむ人達を一人でも多く救ってあげてください、それが今は貴方出来る罪滅しです」縄を解くと






キム殿は私を見て「貞順翁主様、私は翁主様に偽りを申しました、それなのにどうして私を救ってくださったのですか?」私は「私も貴方に何度も命を救われたからです、持病で苦しむ私の命を何度も救ってくださりありがとうございます、」







そう言い懐から一枚の文を取り出して渡すと「都を出ていったあとこの文と一緒に入っている都から離れた村に行ってください、そこにはへ家の別邸があり、その別邸を取り仕切ってるへ、マノクという使用人がいます、その使用人に助けを求めるといいでしょう、その手紙にはキム殿とその家族の面倒見るようにと書いてあります、もう会えないと思いますがどうか家族とお元気でキム殿」







私がそうゆうとキム殿しゃがみ込んで「貞順翁主様、このご恩はを決して忘れません、私と私の家族を救ってくださり感謝致します」そう言うと私は微笑んでキム殿の方を優しく触ってから家族である二人を見た「家族が心配してます、早く二人の元に行ってあげてください、」「はい翁主様」そう言い、立ち上がり二人の元に駆け寄った抱きしめ合う








それを見て微笑んだあと私は「以上で裁きを終了します、罪人を義禁府に連行せよ」「「はい、貞順翁主様」」と漢城府の武官が返事をしてキム殿以外の罪人を連れて行った、連れて行かれる途中漢城府を出ていくまでに罪人達は私を見ていたそして罪人が出ていった後にキム殿とその家族は私には拝礼をしてから都を旅立って行ったそれから私も王宮に戻り部屋で書物を読んでいると







「貞順翁主様、ハソンでございます」「入って」「失礼致します」と部屋に入って来て一礼した「ハソン、どうしたの?」「あの、斬首刑の刑に処されたノ、テヒ、ハン、ジェルが貞順翁主様に言伝を伝えてほしいと」「言伝?それで二人はなんて」「「貞順翁主様に感謝しています、お陰で短い間はでしたが私達は夫婦として共に過ごせました、貞順翁主様が私達に向けての数々のお言葉とお心遣いを決して忘れません、」そう伝えてほしいと」「……報告が以上なら下がって」







「はい、翁主様」そう言い、ハソンは下がった私は心の中〈テヒさんとジェルさん、罪を犯す前に救えず誠に申し訳ない、来世では罪とは無縁の人生を行き、そして二人夫婦として幸せな人生をどうか送ってください〉

















































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