第32話「苦悩の決断」

クァンが目を覚ますと知らない建物にいた「ここはどこだ?」額の傷が痛む「痛ったい、あの野郎思っきり殴りやがって、ソフィア達はどうなったんだろう?両手両足縛られて身動取れないし」戸が開き安平大君が来た「目が覚めたか?」「一体何の真似ですか?、何故私をここに連れてきて捕えてるのですか?」






「それは王宮に行けば分かる」「王宮?まさか、王様に何かしたのか?」「口を慎め」「質問を変えます、ソフィア達は今どこですか?」「あぁ三人の子供か?あの三人なら今王宮で尋問を受けてるぞ」「!?尋問?何を考えてるのですか?今すぐやめさせてください!」「黙れ!」手に持っていた刀で私のお腹を刺す







「!?うっ!」刀を抜くと「何があっても殺すなと兄上に言われていたのにそなたが生意気な口を聞くからつい刺してしまったではないか、」「貴方が勝手に激怒して刺したのでは?」「刺されても生意気な口ば治らないみたいだな」






「私が生意気なのではなく私はあくまで事実を伝えてるだけです、貴方は卑劣で品がないやってることは獣だと」「刺したら少しは黙るかなと思ってたが全く口数が減らないなもう一回刺しておくか」「さぁ、できるものならどうぞ」「私が刺せないとでも思うか?」外から人のうめき声が聞こえて「何だ?何の音だ?」








と戸を開けた瞬間に雷のようなものが建物中に入り込んでその雷が私を外に連れ出した建物から遠く離れた森に行くとピョリは人の姿になって抱きかかえていた私を優しくおろし両手、両足縛られて縄を解く「クァン様申し訳ありません迎えに来るのが遅くなりました」「そんなことない、ありがとう、ピョリ」「!?クァン様!、あの王子に刺されたのですか?」






「大丈夫、そんなに傷は深くないから」「……エン様の元にお連れします」私を再び抱きかかえて雷で移動して森を下り馬車に乗りエン屋敷に行った「クァン!その怪我どうしたの?」ピョリが「安平大君にやられました」と答える「何、あのクズ王子絶対許さない!」







「エン、私はすぐに王宮に行かなければならない、お願い、応急処置をしてほしい、今は治療を受けてる時間がない、早く王様の元に行かないと、」「そんな怪我してるのに赤の他人の心配?、本当にクァンは世話が焼けるんだから」「ごめんね、エン、でも行かないと、今王宮ではソフィアとセト、アデルが尋問を受けてる」







「何であの三人が!……まさか首陽大君の仕業?」「うん、とにかく急いで」「分かった」私はエン応急処置を受ける、受けてる最中に「ねぇエン、ヘ家の皆は大丈夫?」「うん、皆は無事だよ、私が知り合いの所に全員預けて来た、ハソンと、ジンも、捕らえられてたけど謎の剣士が助けてくれたみたいで無事逃げ出せたみたい額の怪我はすぐに治療できそう、お腹の方はまずは止血をして傷口縫っておくよ」「うん」処置が終わり「私は王様のご様子を確認してここにお連れする、ソフィア達もこっちに連れてくる、尋問受けて怪我してるはず治療の準備はしておいて」








「分かった、クァン、気をつけてね、この件が終わったらちゃんと治療受けるんだよ」「うん」私が屋敷を出るとピョリが立っていて「クァン様、ヘ、ハソン、ヘ、ジンがこちらに今向かっております、正体不明の謎の剣士がクァン様のいらしゃる場所を教えたみたいです」






「分かった、二人を待って合流してから行こう、」「クァン様、お腹のお怪我は大丈夫なのですか?」「うん、エンに応急処置してもらったし、痛め止めの薬ももらて飲んだから大丈夫だよ」「……ご無理はなされないでください」「私は大丈夫だからそんな顔しないで」「それは心配になります、!?二人が来たので身を隠します」屋根の上に隠れるピョリ



戸が開いて「「クァン様!!」」「相変わらず耳いいな」「えっ何かおしゃいました?」ハソンが聞くと「何でもないよ」「クァン様お怪我は?」「あぁ、まぁエンが付いてるし大丈夫、」ジンは「いえ全然大丈夫とは言えませんが……」「今から王宮に行く、付きてきて」「「はい」」








私は馬車に行き王宮に堂々と入り大殿に行く大勢の武装した兵士達がいて外のいる兵士達には刀を使用して中に入る時は入口刀を置いて素手で戦った中に一万人の兵士が存在したけどそれでも私はその一万人の兵士に勝ったそして王様の元に「王様、ヘ、クァンでございます入ってもよろしいでしょうか?」






「入れ、」と中から声が聞こえて私は「失礼致します」そう言って入った一礼してから布団の中に入って座る王様の姿を見て私は近づき「王様ご無事ですか?、お怪我は……!?王様お顔色が優れません、どこか体調がお悪いのでございますか?」







「……大丈夫だそれでクァン、今ソフィア達が尋問を受けてるそうだな」「はい、その不当な尋問をやめさせる為にもここに来ました」「クァン、そなたに王命を出す、今すぐその尋問を止めさせて、ユ、シムと妻のユ、ライアが謀反の罪に問われその場で打首となった件についてそなたにその件を全て任せる、必ず罪人を明らかしろこれが王命書だ」







王命書を渡されて「はい、王様」私は受け取ると「ピョリはいるか?」顔を隠したピョリが現れて「ピョリ、王様をお願いね、王様を何があってもお守りして」ピョリが私の言葉に頷いて「王様、私の護衛……」「ブッゴホゴホ」王様は口から血を吐いた







「「!?」」「王様!!」と叫び机の上を見ると薬の器と青い小さな瓶がおいてあって「!?まさか毒?、この中に入ってる毒と一緒に煎じ薬をお飲みになれたのですか?」「クァン、何もするな、例え黒幕が分かっていたとしても余の為なら尚更だ、ゴホゴホ」








「王様、ピョリ早く王様をエンの所にお連れして、あとこの玉璽を持って行って」私は玉璽を袋にいれてピョリに渡す、ピョリは王様を背負い大殿のある秘密の通路をピョリに教えて私も一緒に出た外に出ると「ピョリ、王様をお願いね」ピョリは頷くそして王様を馬車に乗せて自分も乗って言った






私は見送ったあとジンとハソンと再び合流して「ハソン、ジン怪我はない?」「はい私達なら大丈夫です、」「クァン様……!?クァン様、お腹から血が出ております!」「すぐに治療を……」「そんな場合じゃない!、今すぐ尋問に行ってソフィア達を助けないと、」







私は声を落として「ソフィアは紛れもなく世弟様の子だ自分の娘を拷問にかけるなんてこんな残酷なことあってはいけないでしょ?」「分かりました、ですが止血はしてください」ハソンは自分が羽織っていた絹を裂いて私のお腹に巻いて止血する






「これで止血されました」ジンが「クァン様、痛みはありますか?」「大丈夫、エンに痛み止めを煎じてもらって飲んだからしばらくは効くはず」ハソンが「ですがお顔色が優れません」「私なら大丈夫、それより早くソフィア達を助けに行こう」尋問場に向かうと戸の前に立つと






「「あー!!」」三人の悲鳴が聞こえる、「「「!?」」私はすぐに戸を開けてハソン、ジン、軍事一万人を連れて中に入るそして私は「そこまでだ!!」と叫びソフィア達の前に立ち「直ちに拷問を止めよこれは王命であるぞ」私は王命書を開いて見せる「「!?」」「この王印が押された王命書を見ても信じられないか?さっさと尋問道具を下げよ、下げなければそなたらを王命に背いた大逆罪人として捕らえる、捕らえられなければ分からぬか!?」






王宮に務める軍事は尋問道具を下げた三人から離れると「ソフィア!セト!アデル!、ごめんね、助けに来るの遅くなって、」セトは「いえ、私なら大丈夫です」アデルは「お腹を刺されたと聞きました、大司憲様は大丈夫ですか?」「うん、大丈夫、エンの所に行こう、エンは凄腕の医者だ、そんな怪我すぐに治してくれる、少し待っててすぐ終わらせるから」





「「「はい」」」三人が返事をするとそして世弟様、大臣達、首陽大君、安平大君に向けて私は王命書を見せて




「王様に賜った王命書を今から読み上げます、王命書、一つ、王族に命じた王命、王族は集会、含め臣命下会議へ参加を禁ずる命を取り下げる、二つ今回の謀反騒動の件は全てヘ、クァンに任せて臣命下会議を開き今回の件の決める大官になることを許可する、」読み終わり閉じると





「この王命書にはそう書かれております、ですので三人はヘ家で預かります、それから王様も二日間へ家で過ごします、二日後の辰の刻正刻に(七時)に臣命下会議を開きます、私がこの件の大官を務めます、この王命書に書かれている通り王様には、既に許可を頂いております、そして今回謀反人として命を落とされたユ、シム様とライア奥様についてですが罪が明白ではなく不自然な点が多いのです、それにて私がこの件について決定を下すまでにユ家の人間に決して手は出さないでください」






周りはざわめく「もし決定が下る前に手を出せば身分関係なくその者を王命に背いた大逆罪人として斬首刑に処します、私からは以上です、それから首陽大君様、二人だけでお話できますか?」「あぁいいぞ」






「では一刻後司憲府でお待ちしております」「分かった」と答える「ではまた後で」と言いを、三人のひもを解き背負った歩き始めると「クァン!」世弟様に呼ばれて私は立ち止まる世弟様は「クァン、大丈夫か?お腹から出血しているぞ」と私の肩に片手を置こうとするが私は届かないように大きく一歩下がる「!?」








「私なら平気です、六歳でこんなに小さい体で拷問を受けたソフィアの怪我に比べたら大した怪我ではございません、」世弟様はソフィアを見るとソフィアは世弟様から顔を背けるのが背中から分かった「失礼致します」





一礼すると私達は尋問場を出るそして馬車に三人を乗せて「ジンは三人についって行って、何があっても三人を守ってね」「はい、お任せください」馬車にが動き出すとジンはついて行ったそれを見届けた後でハソンに「司憲府に行くよ」「はい、クァン様」一刻になって私は司憲府の会議をする部屋で待機してるとハソンが来て「クァン様、首陽大君様がお見えです」「通して」





私は立ち上がり「ヘ、クァン、待たせたな、座ろう」「はい」座ると「話とは何だ?もしかして王様から聞いたのか?」「はい、お聞きになりました、首陽大君様が南の明国の皇帝陛下と古くからの知り合いで、その陛下に頼みもし自分を罰せれば三百万人の捕虜兵が私を真っ先に襲う、王様と世弟様に申し上げて脅しをかけた違いますか?」






「あぁその通りだ、それで私の目的が分かったのか?」「はい、王様に毒を飲ませた時点で完全に狙いが分かりました、」「それは何だ?」「それは……」私は自分の考えを伝える首陽大君は私の答えを聞き微笑み「正解だ」と答える「では私は明日の臣命下会議で首陽大君のお望み通りにします、故に解毒剤をください」





「いいだろう、」解毒剤らしき緑の瓶を出す「これが解毒剤だ早く王様に届けた方がいいぞ」私は机に出された解毒剤を受け取ると出口に向かって歩き出す「分かってると思うが私を断罪しようなんて思うな」「はい、今回は負けを認めます」そう言って私は外に出る




ハソンが「クァン様、どのような話を……」「ブッゴホゴホ」私は血を吐く「!?クァン様!!」「「大司憲様!!」」皆が私を呼んだ後、倒れそうな私を支えるハソン、私は座り込むハソンにもたれかかる状態で「ハソンお願い、この解毒剤を王様に届けて、私はもう動けそうにない、」私はハソンに手渡すと視界が暗くなっていて「クァン様!大丈夫でございますか?、クァンさ……クァン……クァ……」ハソンの声もだんだん遠くなっていった







私が覚ますと朝になっていた「!?王様!」「そなたの頭の中には王様しかいないのか?」隣を見ると世弟様が椅子に座っていて「!?世弟様……いえそうゆうと訳ではありませんが、今時刻は?」「卯の刻初刻だ(五時)」「もうそんな時間なのですか?、私は一度へ家に帰ります」






「医女に治療をさせたが傷は完治してない、まさかその体で臣命下会議を開く気か?」「はい、既に王様にご許可は頂いております」「クァン!」「まだ私への想いを断ち切れておられないのですか?、これからは私をこの国の臣下として見ると世弟様ご自身が選んだのです」「……そなたは私への想いを完全に断ち切ったのか?」「はい」







「では私がこの国の為にそなた以外の女人と世継ぎをつくっても平気なのか?」「……はい」私は心の中で嫌だと思って少し返事をためらってしまう「なら何故信城君を私達の養子にしたのだ?、私が他の女人を抱くのが嫌だったのではないのか?」






「……いえそんなことはございません、時間がなかったのです、首様大君様が謀反を起こして王様から強引に王座を奪い取ろうとしようとしていたのでそれを阻止する為に信城君様を養子に迎える方法しか王様をお守りする方法がなかったのです、」「……」「私はもう行きます、治療してくださり感謝致します」ベットから降りて戸から出ようとすると







「クァン、私の想いは何一つ変わっていない、昔のままだ、そなたが私を拒み続けたとしてもこれからも私はそなたを想い続ける」私は「……世弟様、私と世弟様は決して結ばれてはならない運命でございます、ですので私は生涯世弟様と添い遂げることはございません」両目を潤ませながら言う「……」私は医務室を出た出るとハソンが立っていて








「クァン様!」「ハソン、ごめんね突然倒れて」私は歩きながらハソンに言う、「私は大丈夫ですが突然気を失われたので心配しておりました」と私について来て答える「大丈夫だよちゃんと治療受けたしそういえばハソンはちゃんと寝た?」「はい隣の仮眠室で休ませてもらいました、」








「ソフィア達は?」「はいエン様に治療を受けたあと、へ家の客室で休んでおられます」「ジンは?」「ジンは夜更けに一度報告に来ましたが、私一人で平気だと伝えてヘ家に帰しました、」「王様は?」「届けた解毒剤をお飲みになり回復に向かってるそうです」





「ヘ家の皆は?」「ヘ家に戻ったみたいです、ですがジンがクァン様が怪我をしたと皆に言ったようで、一度全員で王宮に押し寄せました、」







「えっ駄目だよ何やってるの?」「そう思い私が説得して帰しました」「それは分かったけど、王様は今どちらにおられる?」「旦那様がご使用されていたお部屋におられます、ピョリさんが王様のお側についておりお守りしているそうです」「分かった、今からヘ家に行く」私は馬車に乗り門に入ったとたん「「クァン様!!」」ヘ家の使用人、私兵が押し押せて来た




ハソンは私の前に立ち「!?うわぁ、皆落ち着いて」私が言うと「そうだ落ち着け、クァン様はお怪我をなされているのだぞ、皆で突進して傷が悪化したらどうするつもりだ?」動きがピタリと止まった「ハソン、大丈夫だからどいて」「はいクァン様」







ハソンが横にズレると「皆、心配かけたことは謝る、だけど王宮まで押し寄せちゃ駄目でしょう?」

皆は「「申し訳ござませんもうしません、」」「お願いね、私は今から体を清めてから王様にお会いする、だから皆は仕事に戻って」「「はい、クァン様」」





私は体を洗い新しい衣に着替えてお粥を作ってから王様がいらしゃる父上がご使用されていた部屋に向かった外にはピョリが立っていてピョリとジョンイがいた二人は私に気がついて一礼する「二人共お疲れ様、夜通し王様に付ききりだったから疲れたでしょう、二人共もう下がっていいよ」「はい」ジョンイが返事をしてピョリは一礼して下がって行った








戸の前に立ち「王様、へ、クァンでございます、入ってもよろしいでしょうか?」中から「入れ」と王様のお声が聞こえる「失礼致します」戸を開けて私は一礼して中に入った「座れ」「はい、王様」お盆に乗せた昆布と梅のお粥を机の上置くと敷物の上に座ると「王様お顔色が優れましたね、解毒剤が効いてきたようで安心しました、」「クァン、取引したのか?首陽大君と何をかけた?」「それは王様もご存知のはずです、私に聞くまでもないかと」






「そうだな、クァン、すまない余のせいだ、」「いえ、王様何も悪くございません、ですから謝罪は不要でございます」「だが私に仕えてるせいでクァンはいつも弱い体で無理をしている、余に仕えていなければそなたは今頃、傷つく事も、なく誰かから恨まれることもなくただ絵を描くことが好きな画家だっただろうな、」




「王様、前にお伝えしたはずです、私は王様にお仕えできて幸せでございますと何があっても私は王様をお恨みすることはございませんのでご心配なくと」「クァン、余がもしそなたを……」「王様、どうかなさいましたか?」「……いや何でもない、お腹空いたなクァンのお粥久しぶりだな、それ余が食べていいのだろう?」







「はい左様でございます王様、王様の為にお作りしました、体力を補っていただかないと早く回復は致しません」「そうだな頂こう」「はい」お体を起こしてお粥を食べ始める王様、「私は下がります、外におりますので何かあれば呼んでください」下がろうとすると王様は「待て」と私に言う



「はい?王様どうか致しましたか?」「クァン、そういえば今日は狩に行くはずだったよな?」「はい、そのはずでしたがあのような騒動が起きてしまいそれどころではなくなってしまいました」「だが確か余はちゃんと王命を出したぞ、」「はい、左様でございます」






私がそう返事すると「クァン、余にお粥を食べさせてくれ」スプーンの入った器を私に差し出す「はい?確かに王様の身のことは全て私がやるという王命はお受け致しましたが……」「早くせよ」「……はい」私は器を受け取ると王様が少し微笑むスプーンを持ち上げて王様の口元に運ぶ








そして王様が食べ終わると私は王様の口元を拭き「食器を下げます」器をお盆の上に乗せて両手に持ち上げて立ち上がろうとした時「クァン、」「はい王様」「余の体を横にせよ」「はい?」「早く」「はい、王様」私はお盆を置き王様の両肩を持ちゆっくり横にして布団をかける「私はこれで失礼します」








「クァン、」「はい、王様」「行くな、できるだけ余の側にいろこの二日間だけでいい、これは王命だ」「……はい、王様」王様は微笑んで「クァン、余の手を握れ」「はい、王様」私は王様の手を握るそして二日経ちいよいよ首陽大君様の望みを叶える時が来た、私は王様と共に王宮に向かい王宮に入ると「いよいよだなクァン」






「はい、王様」「クァンは本当それで良かったのか?」「はい、かなり苦悩しましたが私が負けを認めるしか王様をお救いし、この国を守る方法はないと思いました、」「そうか、」私と王様はすぐに尋問場に向かった、そして全員が揃い「ではこれより臣命下会議を始めます、今回は謀反の罪で首をはねられたユ、シム様と妻のライア様の件につい論じますがその前に私へ、クァンから皆様にお伝えしておきたいことがございます」






周りはざわめき出す「私へ、クァンは、今日のこの臣命下会議が終わった後に自ら職を退き、今後官職復職しないことを皆様の前で固く誓いたいと思います」私が宣言して周りを見ると、王様は心配そうにこっちを見ていて首陽大君と安平大君は嬉しそうにこっちを見て微笑んでいて、世弟様、他の官僚はとでも驚いている表情をしていた、







〈首陽大君様、貴方は勝った気でいらしゃいますがまだ勝負はついておりません、私は貴方をこの場で断罪出来ませんがその満面の笑みを絶望のお顔に変えて差し上げます〉

































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