第26話「残酷な王子の犠牲者」

私とエンそしてへ家の私兵達は二百人の村人を連れて私邸に帰った二百人の村人をそれぞれの部屋に案内するように指示をして私は自分の部屋に戻るジンとハソンは私の部屋に来た「二人共入って」「「失礼致します」」二人は私の前に座る「どう?何か分かった?」






「「はい」」二人は返事する「ならジンから報告して」「はい、クァン様のおしゃる通りでございました、光海君は戌の刻の正刻に王宮を出ておりました、申告(チャムル)日記に記されておりました」「分かった、ありがとうハソンはどうだった?」






「はい、光海君が油を買った店が分かりました、大量に買ったみたいなので店主が覚えておりました、ですが名簿を貸してほしいと頼みましたが、「私には関係ない」と言われ断られてしまいました」「ハソン、その店主を証拠として店の名簿を貸してもらえるように伝えて、もし協力してくれるならして店においてある油を全て買うと伝えて」







「はいクァン様、クァン様もう一度その店の店主に会いその事をお伝えします」「ありがとう、下がって」「失礼致します」ハソンが行くと「ジン、光海君はアガン達の村を買った訳ではないんだよね?」





「はい、権利書調べた結果はあの村の土地の持ち主はアガンさんとヘディンさんの父親が持ち主でございました」「なら父親がお亡くなりなった今持ち主はアガンってこと?」「はい」ジンは答える「ジン、アガンを呼んで、今後のことで話したいことがある」






「はいクァン様」ジンが出ていくしばらくしてジンと一緒にアガンが来た「クァン様、ジンでございます、アガンさんを連れて来ました」「入って」私が言うと二人は入る「ジンは下がって、そして部屋には私がいいって言うまで誰も入れないで」「はいクァン様」ジンは下がる






アガンを見て私は「座って」「いえ、長居するつもりはありませんのでこのままで結構です」目を反らしながらアガンは言う、「そのままでいたいならいいけど本題に入るね私はアガンの持つ土地を百両で買い取りたい」「!?百両って何をおしゃっているのですか?」






「権利書を見させてもらったけどお父上は百両で土地を買い取ってるよね?」「確かにそうですがお断り致しますあの土地は父上が命がけで守った土地です」「やっぱりそうなんだね、光海君はあの土地を買い取ろうとしていたでも父上は絶対に譲らないといい権利書をどこかに隠した村人と娘二人を守る為に」




「権利書は私が持ってました、そのせいで両親は酷い拷問を受けました、でも両親は決して私が権利書を持ってることを言わなかったそうです、権利書を奪われたらそれこそ村の人は光海君の支配かにおかれるそう考えたみたいです」






「アガンの両親は凄いね、自分のことよりも村人と愛する娘達を命懸けで守るとは、私はご両親にあったことないけど好きだよご両親みたいに他人を大切にする人」私はアガンに微笑んで言うと






「……両親を誉めても私の考えは変わりません、あの土地は渡しませんし、貴女を信じるつもりもないだから私に期待しないでください」私を見た後にそっぽを見ながら言う「信じてほしいだなんて思ってないよ、だけど私にも機会をくれない?」またそっぽを見ながら言う






「機会とは?」私は一枚の紙を机の上に置いて「読んでみて」「お断り致します」「だったら私が読む」私は紙を手に取り





「私へ、クァンは土地の持ち主ユ、アガンに誓います、もし土地を購入した後はユ、アガン、妹のユヘディン、村人と全員がなに不自由なく暮らせるように支援することを誓いますまた、もしこの誓いを破り村人、アガン達を苦しめるような行為をした場合はその場で自決致します」





「!?何を言い出すのです冗談はおやめください」「冗談なんかじゃないよ、私は本気だそれにこれは普通の墨じゃない私は自分の血を使って書いた」「えっ?!?」机に置いてある血書(けっしょう)を見てアガンは驚く







「一体何の真似ですか?私達のことなんてほっとけばいいのに何でまだ会ったことも話したこともない私達を善人だと呼び守ろうとするのですか?」「私は自分の信念に従ってるだけだよ」「信念?」






「己より弱い者が困っていたら迷わず救う、その弱い者が悪人だった場合は迷わず断罪する、そして真っ先に罪のない力なき人々を守るそれが私の信じる信念」






「だから何で私が善人だと言えるのですか!私のこと何も知らないくせに分かったような顔して善人ぶってるのは貴女の方では?」「善人ぶることはそんなにいけないことなの?」「えっ?」





「確かに私は善人ぶってるように見えるかもしれない、私は大切な者達を守る為にその者達に平気で欺き騙し続けてる、私も両親を黒い月の元党首と一味に殺されて黒い月の組織全員を一人の残らず殺したいと思った、」「!?」





「私の中にある殺意は日に日に増していくばかり黒い月の組織の一味が平然な態度で善人ぶって暮らしてるそう思うだけで私の中にある悪人の感情がどんどん膨れ上がっていく、でも私は何とか今日までその悪人の感情を押し殺してきた」「……」







「私は悪人の感情がどんどん膨れ上がっていく時いつも思うんだ誰の心にも悪も善の感情があってどっちの感情でを意識して生きるかで己の人生が決まる私は善の感情を選んだだから善人ぶってるように見えるのかもしれない」





「……変わった人ですねへ、クァン様は」そう言って権利書を机の上におく「アガン」「私は一度だけ信じてみることにします、貴女は他の両班のお嬢様とはどこか違う気がするので」「ありがとう」「いえその代わり誓いは守ってもらいます」





そう言ってアガンは部屋を出ていったその後私は百両用意してアガンの寝室に行き渡した、次の朝私は王宮に行き王様に拝謁を願い出た「クァン、矢で背中をいられたと聞いたが大丈夫か?」「傷はまだ治っておりませんがエンに痛み止を煎じてもらい飲みましたので大丈夫です」






「いや全然大丈夫じゃないだろう、またそんな体で無茶して」「王様私のことはお気になさらず、私を案じすぎると王様のお体に触ります、これこそこの国の一大事でございます王様が玉座にお座りになってる以上王様お一人のお体ではございませんので十分お気をつけください」






「そなたも上手く言うようになったな、体に怪我を負いながら無茶するそなたを止めようと思ったが今のそなたの言葉に共感したならもう止めることは出来ない」「王様大丈夫でございますか?、お心に負担はかかっておりませんか?」





王様は一瞬少し驚き微笑んで「そなたは昔から変わらないな、いつも自分のことよりも周りのことを気にして、どんな状況でも誰か困ってる人がいれば迷わず手を差しのべるそれがそなたの良いところであり悪いところだそして……」「王様?」





「……それよりも余に報告にしに来たのだろう昔話に浸ってる場合じゃない、そなたがその体で無茶するってことはこの国の民達に関係のあることなんだろう」「はい、今からご説明致します」私は王様にこれまでのことを説明した「なんだと光海君がそんなことを?」






「はい王様、今お話したことは全て本当のことでございます」「ならこのまま光海君をほっとおけないな、この国の王として民達を守らねば」「王様一つ提案がございます」「提案とは何だ?」「今のままでは光海君様に犯した罪を償させることが出来ません」





「首陽兄上か」「はい王様、首陽大君様がいらしゃる限り光海君様に罪を償わせるのは困難でしょう」「それでそなたの提案が役に立つというわけか」「はい王様、私のご提案は」私は王様に今の考えを伝える






「なるほどな確かにそれなら首陽兄上も異を唱えられない」「はい左様でございます王様」「分かったそなたの言う通り王命を下そう」「恐悦至極存じます王様」そして朝の集会の時刻一刻前になって「王様私はそろそろ失礼させて頂きます」





「もうこんな時刻になったか早いな、また後で会おう」「はい王様、」私は立ち上がり私は一礼をして下がる私は上書を書き光海君を摘発する為の準備をしたそして朝の集会が始まる辰二つ(七時半から八時)に便殿に証拠を持って向かったそして始まり




王様がいらしゃり玉座にお座りになった後、「朝の集会を始める前に皆に王命を下す」予想もしてなかった王命にざわめき出す官僚達、「都承旨は王命書を読み上げろ」「はい、王様」都承旨殿が前に出て






「王命書、余は皆に王命を下す、余と世弟以外がの王族が今後政に関わることを一切禁じこの王命に逆らった王族は身分を剥奪し賜薬の刑に処す」都承旨が読み終わると





私は周りを見渡し「「!?」」驚きが隠せない官僚達が他の王子三人をを見たら何故か冷静で何か企んでるのではないかと疑う私、王様は三人に「何か異議はあるか?」と聞き、首陽大君は「いえございません」と答える






「他の二人は?」「「同じくございません」」私はその時違和感を覚えたまるで始めからこうなることを分かっていたように見えた「では光海君以外はの二人は下がれ」「「はい」」






二人は出ていく私は素直に応じる二人を見て〈こんなにあっさり引くなんて何か企んでるの?〉「王様、お聞きしてもよろしいでしょうか?」「何だ?」「何故私だけを残れとお命じになったのですか?」「それはクァンがこれから証明してくれる、クァン」




「はい王様、」私は前に出て「これから光海君、へ、ハスル様の罪を摘発します」「摘発だと?へ、クァン正気か?そなたは命が惜しくないのか?」「貴方を摘発して私が極刑に処されることはございません、この件は王様のお許しを頂いてるので」





「おいそなた口を慎め誰に向かって……」私は光海君に向かって「黙れ罪人!!」「「!?」」「そなた正気か?私を誰だと思って」「罪人を罪人と呼んで何が悪い?、そなたは法を犯した、王子の立場を利用して一つの村を村人ごと燃やした」私がそう言うと周りがざわつき





王様が「それはどうゆう意味だ?クァン、村を村人ごと燃やしたとは」「はい王様、言葉通りの意味でございます、この罪人は違法だと知りながら村を燃やしました」「それでその村に住む余の民達は死んだのか?」




「はい残念ながら村に火を放った時には巻き添えになったようです、そしてその事が知られないように村を力ずくで買い取り役所にも王子の座を利用し口止めさせた、そうであろう、罪人へ、ハスル」私は光海君を睨み付ける






「そなた何てことを……余の民達によくもそんな卑劣で惨いことをしたな、余は決してそなたを許さんぞ光海君!!」王様は光海君に言い放つ、光海君はしゃがみこみ「王様誤解でございます、私は何もしておりません」




私は光海君に「まだ己の罪を認めないのか?一体どこまで卑劣なのだ、私が証拠もなしにそなたを罪人は扱いすると思うか?」光海君が私に「証拠でもあるのか?」と尋ねる、私は「あるとも、徹底的な証拠がならば、首陽大君様の後ろ楯を得ているそなたを断罪できない」




私は王様を見て「王様、証人達ををこの場に連れて来てもよろしいでしょうか?」「あぁ許可する」「はい王様、」私は王様に一礼したあと、戸に向かって「ジン、証人達を連れて来て」戸の向こうから「はい、クァン様」戸が開きジン、アガン、へディンが来る





「そなたらが証人達か?名は何と申す」「「王様にご挨拶を申し上げます」」二人は声と一礼を揃えて「姉のユ、アガンでございます」「妹のユ、ヘディンでございます」「そうか、ユ、アガンとユ、ヘディンか、職業は?」「私は画家をしております」「私は、町医者として働いてます」





「そうか、それでそなたら証人だとクァンに聞いたが何を証言してくれるのだ?」「私達は光海様の罪を証明する証拠を持っております」アガンは紙の束を差し出す「これがその証拠です」「ホン内官、受け取れ」






「はい王様、」ホン内官は受け取ると王様にお渡しする王様は束になった密書を読む「!?これは村を燃やすと言う指示してる密書ではないかしかも光海君の印が押されている」今度はへディンが「王様それだけではございませんこちらをご覧ください」光海君が自ら大量に油を大量に買ったことを証明するその店の名簿だった





「受け取れ」と王様はホン内官に言いホン内官から受け取ると「確かにそなたの名が記されてる」光海君に言うがそれで光海君は「王様、濡れ衣です私は何も知りません」とシラを切り続ける光海君私が言いかけると「いつまでシラを切るつもりだ?いい加減に……」






「おいそこの王子、」「「!?」」アガンが光海君に言う「何だもしかして私には言ってるのか?」「あぁそうだよ、分からないんだったらもう一回言う、そこの王子、王子だからって偉そうにしてるんじゃないよ!そなたは何もしてないだろうたまたま生まれた王様の子供ってだけでそなたは大したことをしてない」





アガンの言葉に私も周りも突然のことで言葉を失うヘディンが続けて「そうだよ、そなたは王子ってだけでたから大したことはしていない、それなのにいつも偉そうにして村人から食べ物、賃金を強引に取り上げる、身分は立派だけどやってることは品がなくて卑怯で見苦しい」






「おい誰に向かってそなたらは命がけ惜しくないのか?」「「黙れ!卑怯者!!」」「「!?」」アガンは涙を流しながら





「私達が一体何をしたと言うの?突然の村にそなたが現れて毎日毎日地獄だった、私達が持ってるものほとんど奪っていった食べ物もお金、着る物も何も悪いことしてないのに、私達はただ自然豊かな村で静かに暮らしたかっただけなのに」泣き続けるアガンを慰めるようにヘディンが背中を擦って続けて言う





「そなたは私達の両親を殺した、私達は明国に行っていて直接その姿を見てないけど両親の遺言書にはそなたにもうすぐそなたに殺されると赤い血で書いてあった、村人に聞いたが私達の両親を拷問したそうだな、村の権利書を手に入れるためにそれである場所を言わなかったから首を斬って村の門に両親の首を吊るしたって訳か、ふざけないで!!」






「「!?」」「何でそなたに自由を奪われなきゃ行けないの?、両親だけじゃない、他の村の人達をそなたに焼き殺しただろう?何でそんな惨いことができるだ、そんな惨いことをしても自分は何もやってないと言いきるのだ?何で私達がそなたに生きる権利を奪われなきゃならないんだ!」ヘディンが涙を泣かしながら言う






私は二人の肩に手を置き「二人の気持ちはよく分かった、でもその辺にして王様の御膳だよ」二人は王様を見て「「はい」」と返事をする王様は「都承旨はよく聞け」「はい、王様、」







「罪人、へ、ハスルを王子の身分を剥奪し国を揺るがした大逆罪人として今日午の刻の初刻(十一時)に毒刑に処す、またユ、アガンと、ユ、ヘディン二人の罪は本来なら王族を侮辱した罪で罰せられるべきだが今回の件はそなたらを守れなかった余の責任もある、よって二人の罪を不問とする」





「はい王様」昔と変わらない王様を見て私は微笑む王様は「罪人を義禁府に連行せよ」「「はい」」義禁府の兵が来て罪人、へ、ハスルを連れていく王様は「そなたらももう下がっていいぞ」アガンとヘディンにおしゃる「「はい王様失礼致します」」








二人は歩み始めるがアガンは振り返り「へ、クァン様」「どうしたの?アガン」「このご恩は必ずお返しします」「恩だなんてとんでもない、私は自分の信念を貫いただけ、それにそなたらの願いが叶ったのは王様のお陰だよ」






「王様のお陰ですか?」私は頷き、「あのお方が王座に座っていなければ例えそなたらが必死に罪人、へ、ハスルの罪を訴えても不問にされていたかもしれない、私が命懸けでお仕えする王様は身分関係なく民達を労り罪なき民達を守るお方だから、だから恩返しする相手は私ではなく王様だよ」






二人は王様を見て一礼をすると「それでもやはり私はへ、クァン様のお陰だと思います、ですので私はこのご恩をお二人のお方にお返しする為にも私は科挙を受けようと思います」「そう、いい考えだと思う、そなたの未来に期待しよう、そなたの考えは分かったからもう行って」





「はい、クァン様」アガンとヘディンは行って王様が「クァン報告は以上か?」「はい王様私からは以上でございます」「ならば朝の集会を終了する」私は王様に言われた位置に行き王様は玉座から立ち上がるり階段を下り私達の目の前を素通りなさる時私達臣下は一礼をする、






そして王様の後ろ姿を見て私は激しい吐き気に襲われ必死に耐える〈お願い、今はやめて王様の御膳で血を吐きたくない、せめて王様が退場された後にして〉そう思ってると更に激しい吐き気が襲い私は片手で口元を押さえる口の中が血の味がしてきて〈まずいこのままでは王様がお気づきになる〉






そう思っていると戸が開き王様がお出になり戸がしまった瞬間私は血を吐き倒れる「ブッ」「「!?」」「!?クァン!!」「「クァン様!!」」エン、ハソン、ジンが私の元に駆けつけるエンが体を起こす「クァン、ほらそんな体で無茶するからこんなるんだよ?」






「三人共騒がないで、そんなに騒いだら王様がお気づきになる」「全くクァンたらこんな時王様の心境を心配してる場合じゃないでしょ?」エンは私の口元をハンカチで拭き私には吐き気の薬を飲ませる「ハソン、クァンを背負って運んで」






「いや、大丈夫、自分で歩ける、王宮の外まで自分で歩く」私は立ち上がる、「また王様の心配?、どうせ王様とお会いしてハソンに背負われてたらまたご心配をお掛けするとか思ってるんでしょ?」「……」「その顔は図星だね」「分かってるなら聞かないでよ」






私は歩き始めるとエンとハソン、ジンが心配そうに私を見ながら付いてくる「そんなに顔してこっち見ないでよ、早く私邸に帰るよ」私邸に帰りエンの治療を受けた後私はそのまま眠ってしまったらしい




私は目覚める「んーあれ?今何日?」「クァン!!」エンは私が目を覚ますと泣きそうな顔をしながら私を見ていた「どうしたの?エンなんかあったの?」「なんかあったの?じゃないよどんだけ心配したと思ってるの!?」





エンがいきなり大きな声を出すから私は驚いて「本当にどうしたの?エン」「クァンはあれから九十日間ずっと眠っていたの、三十日経っても目が覚めないから心配した」「そうだったの、心配かけてごめん取りあえずお風呂はいるね」「うん」私は風呂に入り一刻して出ると






外にはジン、ハソン、他の使用人、私兵達がいて「「クァン様!!」」「うわぁ!皆、いつの間にいたの?驚かさないでよ」皆を見ると泣いていて「ちょっと皆泣かないでよ、私なら大丈夫、怪我ももう治ったしぐっすり眠ったからかな?体が凄い軽い」







ジンが泣きながら「クァン様、良かったですお目覚めになってお目覚めにならないので心配致しました」「ごめんね心配かけて、皆泣かないでよ、私なら本当に大丈夫だからほら皆仕事に戻って」使用人達が自分達の仕事に戻るとハソンが「クァン様、エン様にお聞きになりましたか?」






「聞いたって何を?」ハソンに聞くと「やはり何も聞いてないのですね」ハソンが言った後「どうしたの?なんかあったの?」ジンが「はい今都では今年一年の間に生まれた赤子が生きていれば一年の間にこの国に国を滅ぼすほどの大きな災いが起きると一人の巫女が予言しました」






「何だってそんな予言偽りだだって私には……」「クァン様?どうなされたのですか?」「……私にはそうは思えない産まれてきたばかりの無力な赤子にこの国を滅ぼすほどの影響があるとは思えない」ハソンは「私もそう思います、ですがもう五十人、身ごもった女人と赤子が王命によって命を奪われその父親はが奴婢にされました」





ジンが「今残り五十人の身ごもった女人と父親を司憲府の所由一万人が懸命に守っています」





「状況は分かった私もすぐに皆のところに行かないと、王様にもお会いしなければ、そんな王様が罪なき民達を殺すとは何かあったんだ、王様の身に王様、プニ、ジョンイ」「「はい、クァン様」」「王宮に行くから官服の準備をして」「「はいクァン様」」






〈何としても五十人の身ごもった女人達を守らねば生まれて来る赤子に罪はないのだから〉


























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