第23話「黒い月の党首の正体」

重い空気が流れている世弟様もチェ武官私を見つめる私はこの状況に困惑する私は交互に世弟様とチェ武官を見つめる。






〈どうしよう、世弟様はさっきの私達の姿を見て激怒してるみたいだし、チェ武官はチェ武官で冗談を言ってるようには見えないしい、冗談を言ってるようには見えないなんてそもそも私の目がおかしいのかな?〉





「ん~」「何を唸ってる?まさかこの状況が分かってないのか?」「いえ……私なりに解釈してます、」「どんな解釈だ?」「それは……」チェ武官を見て「先ほどの私達の姿を見て世弟様は今激怒されていて、チェ武官を思い切り殴りました」世弟様は「それはそなたが……」





「それも解釈しております、私が強く抵抗しなかったので尚更お気に召さなかったのでしょう、私も最初は突き飛ばそうと考えてました」「なら何故しなかった?」世弟様が私に問う、「考えてる途中で突き飛ばした後のことを色々と考えまして」







「何を考えたのだ?」「あのまま私が勢いよく突き飛ばしたらチェ武官は運悪く頭を打って大怪我をしてしまうかもしてしまうかもしれない、と思い出来ませんでした」「「……」」








「世弟様、先ほどのご覧になったのは紛れもない事実でございますですがこの者官職は剥奪して頂いて構いませんがどうか命だけはお助けください」私は世弟様に頭を下げる世弟で様は「そなたには誠に敵わないな」「はい?」






「あんな勝手なことされたのに責めるどころかこの者を助けてほしいと申すとは、分かったクァンの望み通りにしてやる」部屋の戸に向かって「ソヌ、入れ」戸が開き「はい、お呼びでしょうか?世弟様」「今後のクァンの護衛はそなたがやれ」「はい世弟様」







「チェ、ペクそなたの官職を剥奪する、二度とクァンと私の目の前に姿を現すな」「……はい仰せの通りに致します、世弟様」私を見て「勝手な真似をしてしまい申し訳ございません」








「……私はそなたのことは好きではない、一度もそなたをそのような目で見たことはなかった、これが偽りのない私の返事だ」「「……」」







「……はいお嬢様そんなこと初めから気づいておりました、私が勝手にお嬢様をお慕いしただけでございます、私のことは気にせず、そして苦しまないでください」「……」「もう二度とお会いすることはございませんがどうかお元気で、お嬢様」







チェ武官は私に拝礼をしてた、「……一刻待って」私は寝室にチェ武官宛に文を書いて一刻後文と掛け軸を持って行きチェ武官に渡した「お嬢様これは何ですか?」「そなたを描いた画とそなた宛に書いた文だ」「どちらも私の為に?」






「今まで守ってくれたお礼、二度会うことはないけれど元気でね、チェ武官」「はい、お嬢様」チェ武官は出ていったすると世弟様は私の腕を掴んで「世弟様?」「ソヌ、私がいいと言うまで誰部屋に入れるな」「はい世弟様」キム武官が出ていくと





世弟様は私を寝室に連れて行って「世弟様どうされたのですか?」すると世弟様私に激しい口づけをする「!?」私は顔を反らし「世弟様、これは一体何の真似ですか?私におしゃりたいことがあるならおしゃってください」世弟様は私をベットに押し倒して「!?」馬乗りにしたあと





「世弟様?」「なら聞くが私のことはもう好きでも何でもないのか、私が他の女人と一夜を共にしても本当に何とも思わないのか?」「世弟様」〈そんなのいい訳がございません、嫌に決まっておりますですが私と世弟様は決して結ばれてはいけないのです〉






「……構いません、それこそがお世継ぎである世弟様のお役目でございます、王子様がお生まれになればこの国はもっと平穏になるでしょう」「そなたそれを本気で言ってるのか?、私がその言葉を信じるとでも思ってるのか?」「……」「そなたは本当に嘘をつくのが下手だな」「……」






そして官服の紐をほどこうとなさる世弟様「!?おやめください世弟様何をなさるのですか?」「私が好きなのだろう?何故拒む?」「……」何も答えない私に「どうしてもそなたの気持ちが理解できない」「何をでございますか?」




私が問うと「何もかもだ、そんな体で官職に就くのもわざと自分のを危険な目に遭わせ自分の命と引き換えに私と王様を守ろうとすることも私と同じ気持ちのはずなのにいつも私を否定して自分は臣下だ、私の女人ではないと言い張るところも」





「……申し訳ございません世弟様」「クァン私はそなたに謝ってほしい訳ではない」「では私にどうしてほしいのですか?」「私の想いを否定しないでほしい、私がすることを受け入れてほしいのだ」「……」涙を流す世弟様を見て





「では私を思い通りにしたら世弟様はその苦しみから解放されるのですか?」と優しく流れた涙を拭う「……」「世弟様が私を抱くことでその苦痛が消えるなら世弟様のお望み通りになさってください、ですがこれだけはお忘れなく私はこの先何があっても世弟様と結ばれることはございません」




そう言って私は世弟様の掴んでる片手を離し目を閉じる「……クァンそなたは全く酷いな、そうやってそなたは自分にも私にもこのまま一生偽りを言い続けるつもりか?」私は目を閉じたまま涙を流す世弟様は「私と結ばれることはそなたにとって死よりも恐ろしいことなのか?」




私は目を閉じたまま〈はい、私は貴方様をお守りできるならこの命を懸けます、私と結ばれ貴方様が危機にさらされるのであれば何があっても拒み続けます〉そんなことを思ってると世弟様は私の体から降りた目を開け上半身を起こすとベットの近くに世弟様が立っていて





「近いうちに足立禁止令を解く、だからそなたは望み通りこの国の臣下として生きろ」そう言って立ち去ろうとする世弟様私は世弟様の背中に向かって「世弟様」私が呼ぶと立ち止まり







「申し訳ございません、私のせいで苦しい思いをさせてしまい申し訳ございません、交わしたお約束をお守り出来ず申し訳ございません」世弟様は悲しそうに微笑んで「もういい謝るなクァン、そなたも私を拒み続けて辛いであろう、ゆえにもう謝るな」「世弟様」







「クァンこれだけは忘れないでくれ、私の想い人はこの世でただ一人クァンだけだ」そう言って立ち去る世弟様、私はその言葉を聞いて更に申し訳なくなってきた「申し訳ございません世弟様……私も世弟様を愛しております」






次の朝ハソンが訪ねてきて証拠の書物を持ってきた「書物持ってきてくれたんだねありがとう、ハソン」私は紙と筆で〈頼んだものはあった?〉見せると




「いえお使いならお安いご用ですそういえば少し目が赤いような気がするのですが何かありました?」私に紙を見せると





〈はい、ご指示通りに誰にも見つからず慎重に誰にも見つからないようにして捜しましたクァン様のおしゃる通り仁賓のハン、ナギョムが党首でした、証拠に家紋の紋章が彫られた髪飾りを見つけました〉私は頷いて「大丈夫、何でもないよ少し寝不足なだけ」




「そうですか、画家の仕事が原因でございますか?」〈書物は見つかった?〉見せると頷いて〈中身は確認しておりませんが髪飾りと一緒に埋まっていたので恐らくクァン様がお探しの書物かと思われます〉私は見て頷くと私は「私なら大丈夫だよ、確かに少し寝不足だけど私は官僚の仕事はほとんどしてないから」






〈いよいよ対決するのですか?〉私はハソンに頷いて「ですがあまりご無理なさらないでください」〈うん、私から王様にご報告する、それまで誰にも言わないで〉ハソンは頷いく






「ハソン、今日はありがとう、私なら大丈夫だから心配しないでとへ、家の皆に伝えて」「はい必ずお伝え致します」「下がって」「はいクァン様失礼致します」ハソンは部屋を出ていくと私はやり取りした紙を跡形もなく燃やした





そして私に出された足立禁止令は八日後に解かれ私は自由の身となった。そしてへ、家に戻ると「クァン!」エンが私に抱き付く「エン、久しぶり元気にしてた?」「元気にしてた?、じゃない!不安だったんだからこのまま会えないかもしれないって怖かったんだから!」「ごめんねエン、」






「クァン姉上!!」「シル」今度はシルが私に抱き付く「クァン姉上会いたかったです」「ごめんねシル、心配かけて、でももう大丈夫命令は取り下げられたからこれからはここで皆と暮らすよ」「クァン姉上、お約束してください」「約束?」「もうどこにも行かないって、お約束してください」






「……シル」私は涙を流す「「!?」」それを見たエンと周りにいるへ、家の皆は驚いき私を心配するような顔で見るエンは私に近づき「クァン?どうしたの?急に」「ごめん、シル、エン、皆、頼りない姉で、頼りない当主で本当にごめんね」急に謝る私に皆驚くシルは「姉上何故姉上が謝るのですか?」







シルは私を見上げて聞く、私はシルの問いに心の中で〈それはねシル、私はその約束を守れないからだよ、私もその約束を守りたい、私もシルとエンとへ、家の皆とできることならこれからもずっと一緒にいたい私はあと七年ほどで運命によって死を迎えるそんなことを言っても皆は悲しむだけだよね?〉





私は心配そうに見つめる皆を見て〈言わない方がいいよね?ごめんね皆、私は皆との約束も守れず世弟様がお約束したことも守れず私は約束を破ってばかりだな〉「……ごめんね」私はそう言ってシルをまた抱き締める




次の日私は便所で王様に上王様の側室仁賓、ハン、ナギョムが黒い月の党首で十一年前へ、アロを殺害しへ、家に火を放ったのはハン、ナギョムだとご報告する「クァンその話は誠か?」「はい王様証拠もございます」







私は十一年前にへ家の裏に隠したハン、ナギョムのその他一万人の功臣録とハン、ナギョムの家門の紋章の髪飾りを王様に差し出すそれを見た王様は「!?これは、、ハン、ナギョムの実家の家門の紋章ではないかそれにここに名が書かれておる」







「はい王様、仁賓様が黒い月の党首に間違いございません」「クァン、王命だ」「はい、王様」「今すぐ黒い月党首ハン、ナギョムとその一味を生け捕りせよやり方は全てそなたに任せるそれから罪人の息子の信城君を寝殿で幽閉せよ」





「はい王様罪人を捕らえ罪人の息子信城君様は幽閉致します」「クァン、相手は強大な組織だ十分気を付けよ」「はい王様、お気遣い感謝致しますでは行って参ります」「あぁ頼むぞクァン」「はい王様」私は王様に一礼をした後




私は後ろを向いて五歩下がり部下達の元に行く「皆、これからも大逆罪人、黒い月の党首ハン、ナギョムを捕らえに行く、マンムン、今任務についていない所由と軍事は全員合わせて何人いる?」





「はい全員合わせて十万人です」「私は義禁府の兵を連れて罪人を捕らえに行く、十万で王様と王妃様、世弟様と世弟賓様、密豊君様をお守りして詳しい指示はこの文に書いてあるから読んで」「はい」マンムンは受け取り






「それから万が一、罪人、ハン、ナギョムが逃亡した時、この文に書いてある指示に従って」「はい」マンムンが受け取る「皆、絶対黒い月の組織党首ハン、ナギョムを捕まえるよ!」「「はい!」」私は罪人、ハン、ナギョムの寝殿に行く、でもいくら寝殿の中を探してもいなかった。





「いない、ハン、ナギョムは勘づいて一足先に逃げたようだね、無駄に勘が鋭い罪人だこと、」「クァン様」「ジン頼んだことはどうなった?」「はい、クァン様のご命令通り掌令様がクァン様の指示に従っていることを確認して参りました」






「マンムンは指示通り動いてくれてるみたいだし、王族の皆様の護衛はマンムンに任せよう、私達は逃亡した罪人を捕らえに行こう」「クァン様!」「ハソンどうしたの?そんなに慌てて」「罪人のハン、ナギョムが弓を放って書状を送って来ました」





ジンが「えっ罪人ハン、ナギョムがクァン様に書状を送った?、捕まるかもしれないのに何故わざわざクァン様に書状を送ったのでしょうか?」「それは分からないとにかくその書状をを見せて」「はい、こちらでございます」私は書状を受け取り読み始める





〈へ、クァン、ハン、ナギョムだ、そなたの使用人へ、プニは私が預かった、無事に返して欲しければそなた私が指定する場所に一人で来い、もし誰が敷地内にいることを確認すればそなたの使用人の命は保証しない、私がいる場所は私と信城君が護衛としてそなたと初めて行った場所だ〉







「……」私はあまりのショックで言葉を失う「クァン様どうなされたのですか?」私に聞くジン、「書状にはなんと書かれていたのですか?」黙り混む私に問うハソン「……プニ、プニが罪人、ハン、ナギョムに拉致された」「「!?」」ハソンは「そんなどうしてプニが拉致されるのですか?」





「分からない、分からないから私も混乱してるの、もしこれが真実ならプニが危ない、だって相手はあのハン、ナギョムだよ?何の罪のない人を平気で殺せと指示する残酷で巨大な組織の党首だよ?一刻も早くプニを助けに行かなきゃ」





「助けに行くって居場所が分からずどうやって探しだすのですか?」ハソンは私に聞くと「指定された場所なら分かってる」「それは誠ですか?だったらへ、家の私兵達を連れて……」「それは駄目、そこには私一人で行く」「「!?クァン様!」」





「私一人で行かないとプニが殺されるの!」「文にそう書いていたのですか?」ハソンが聞く「一人で来なければプニの命は保証しない、そう書いてあった」





「ですが無茶です、黒い月の刺客はまだ全員捕まってないのです、黒い月の刺客達がいるかもしれないのにそんな危険な場所にクァン様をお一人では行かせられません」ジンは私に心配そうに言う







「……それでも行かなきゃ例え罠だとしてもプニが捕まってるなら助けに行かなきゃ私はへ、家の当主でプニを守るのが私の務めだから」「「……」」「行って来るね」「「クァン様!」」







二人同時に私を呼ぶ「分かったよ、二人も一緒に来る?二人も司憲府の軍事だしね来る権利はある思うよ」「「はいお供します!」」二人は少し嬉しそうに言う







「ただし私が建物に入った二刻後に突入すること、それはより早く突入したら一年間へ、家の私邸出禁にするから、これは主命令」「「はい」」私は義禁府三万人とハソン、ジンを連れて指定された場所に行ったジンは私に聞く「クァン様、誠にここなのですか?」







「うん、ここで間違えない私は昔から仁賓様と信城君様と知り合いだったの、私は八年前に一度だけこの別荘にお二人と来て川遊びをしたり信城君様に絵の描き方、弓の使い方、刀術をお教えしたりしただからこの場所で間違えない」




「……クァン様大丈夫でございますか?」ハソンは心配に聞く「うん、私は私の仕事をするプニを助けに行ってくる、二刻したら突入ね」「「はい」」その場にいる全員が返事をする私は敷地内に入る



すると黒い月の刺客達が襲いかかって来て私は雷刀を鞘から抜いて棟を使って向かって来る刺客達をお腹に棟を入れ込み次々と気を失わせていった百人気絶させた後建物に入った瞬間また百人の刺客に教われるまた百人気絶させた後私は軽く発作が起きたから薬を飲んだ






「体辛い、一体何人いるんだろう次から次に現れて、プニどこだろう?」そんなことを呟いてると今度は二百人現れて「またでた、私はそなたらの相手をしてるほど暇ではないんだが私の使用人を返せ!!」そう言って二百人を気絶される「!?」また発作が起きて苦しくなるそして薬を飲む






「しんどい、プニ!どこ!?」床に目線を下げた時部屋の戸の前に私がプニの誕生日にあげた特注品の髪飾りが落ちていた「!?プニこの部屋の中にいるの?」私が慎重に戸を開けると突然刺客達が襲いかかって来て





「!?」私は三十人の棟でお腹を殴って気絶させる部屋の中に刺客達がいないことを確認して慎重に中に入る「プニいるの?」「うっうっ」プニの声がして声のした方に行ってみると両手両足を縛られ口を紐で縛られたプニの姿があった





「!?プニ!」私はすぐに駆けつけて縄と紐を外してあげると「クァン様、私のせいで申し訳ございません」「私なら大丈夫、外にジンとハソンがいる、外にいる刺客は全員私が気絶させたしばらくは起きないはずだから今すぐにここを出てこの敷地内から出てジンとハソンの所のに行って」





「クァン様お体は大丈夫でございますか?発作は出ておりませんか?」「三回出たけどエンの薬飲んでるから大丈夫、それからプニこれ床に落としたよ」「クァン様が私にくださった髪飾り、申し訳ございません落としたことに気づきませんでした」「もう落とさないでね」私はプニに手渡しする






「はいクァン様」「さぁ早く……!?」誰かが近づいてくる気配がして刀を取り振り返ると刺客達だった気づいた時には刀が三人の刀が私とプニに向かっていた、〈気配がなく気づくのに遅れた、この者達気配を消せるのか、まずいこのままではプニが危ない〉





私は後ろを向いたまま私の右肩に刀が一貫き右手で刀で刀を受け止め左手でもう一本の刀を受け止める「「!?」」「!?クァン様!!」





「しつこいね、そなたら気配を消せるのは凄いと思うけど何の罪のない私の使用人を拉致し命を狙うとは断じて許さん、卑劣な罪人どもよ!かかってこい私がまとめて相手をしてやる!!」「……クァン様」私は両手に掴んでいる刀を持つ刺客を蹴り飛ばし私の右肩を刀で刺した刺客も思いっきり蹴っ飛ばすその勢いで刺さった刀が抜けた「!?」






私は痛みに耐えてプニを立たせて「プニ、私の後ろにいて、私よりも前に出ないで」「はい」私は次々と刺客を気絶させていくそして全員気絶させた後に私は座り込む「!?クァン様!」プニは自分が穿いてる衣を破き私の右肩の傷口と左手に負った怪我を手当てして止血する






「申し訳ございません、私は医者ではございませんのでエン様のようには治療できません」申し訳なさそうに私に謝るプニ、そんなプニに私は



「大丈夫、大した傷ではないから心配しないで、私はこのまま最上階に向かう、逃亡した罪人、黒い月の組織を党首ハン、ナギョムを捕らえなければならないから、プニはこのまま振り返らず全力で敷地の外まで走って」








「クァン様必ずへ、家にお帰りください」私は微笑み「うん、約束」私はプニの小指と自分の小指を繋ぎあった「さぁ行こうか?また刺客が来るかもしれない」「はいお気をつけくださいクァン様」私とプニは刺客に注意しながら部屋を出てプニは振り返らず全力で走っていった






私は最上階を目指すそしてその途中で次々と刺客に襲われ最上階に行く頃には私は合計一万の刺客を相手にしていた最上階にたどり着き鍵のかかった戸を足で思いっきり蹴っ飛ばして開けると「あらいらっしゃい、やっとお出ましね」





私に向けて余裕の顔を見せて微笑む罪人、ハン、ナギョムの姿があった「ようやく黒い月の組織党首と直接対決か、罪人、ハン、ナギョム王命により貴女を生け捕りにする」それでも笑顔を崩さないハン、ナギョム貴女が何を企もうと私が必ず捕らえます仁賓様






























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