第22話「生きる意志」

未の刻の正刻になって副隊長と漢城府に武官達が私の住む建物に来た私は官服を着て副隊長達が居て「お集まり頂きありがとうございます」「そなたは執義、へ、クァン」漢城府の判尹(パンコン)オ、チョングが言うと副隊長以外のその場の全員が驚きながら私を見る







「以外ですね、ここにいる皆さんが私を知っているとは、それもそうか何度も都巻き込んで事を起こしてるから嫌でも覚えられますよね?」「それで世弟様はどこにおられる?」「私ならここだ」世弟様が現れて私含めるその場にいた全員が一礼をする






「今日この場に呼んだのは私だが用事があるのはへ、クァンだ、クァン、早くかたをつけよ」「はい、世弟様」「それでは始めます、今日皆さんをここに呼んだのは皆さんが関わった三年前に起きた謀反の真相を話す為です」







「それもう既に終わってる事件だ、何故終わった事件を蒸し返すのだ?」左尹(チャコン)のパク、キムが私に聞く、「私は以前からこの事件を記す書物に疑問を持っていました、そして自分の足で調べて偽造された物だと最近知ったのです」オ、チョングが「偽造?私達があの者達に無力さを濡れ衣を着せたとでも言うのか?」








「はいその通りです、これは仕組まれた事件で近衛隊の皆さんは貴方方にはめられた私欲と権力を求めた貴方方に」パク、キム「そんなに言うなら証拠を見せてみろ私達が三年前の謀反を偽造した証拠を」「もちろんあります、貴方方の罪を証明する徹底な証拠が」







「チェ武官頼んでいた物は用意してくれた?」「はいお嬢様ここにございます」私は「これは近衛隊の全員無実を証明する酒場の名簿です、す事件があった日、近衛隊隊長のへ、グンス隊長のお誕生日だったそれを祝い近衛隊長全員お酒を飲んでいた」






「「!?」」「そんなの証拠とは言えないだろう?それこそそいつらが偽造したものかもしれない」とオ、チョングが言うと「そうだ、こんな家畜の味方をして国を守る官僚として恥じらいはないのか!」「「……」」






「黙れ罪人!」「「!?」」「そなたの方がよっぽど恥知らずだ、地位が上だから無実の者に罪を着せ、それに加えて己の罪を隠す為にへ、グンス隊長を大罪人として殺めるとは」「あの者を殺したのは私達ではない!」







「直接手にかけてなくてもそなたらが濡れ衣を着せたせいで隊長はお亡くなりになったのだ、これが本物の偽造されてない書物だこの書物には事件があった1334年の4月10日隊長含むここにいる元近衛隊の方方の無実はこの書物によって証明される」






「そんな書物がなんだと言うのだ?」オ、チョングが言うと「これを書いたのはそなただなどっちが書いたか気になって部下に頼んで弘文館(ホンムングァン)の文官に頼んで調べてもらったそうしたらそなたの書いた上書と見比べたら一致したという訳だ、」「……」大分おとなしくなった罪人二人






「もう一つそなた達は大罪を犯した、そなたら黒い月の一員だな」「「!?」」「何の話だ?」「とぼけても無駄だ証拠はあるチェ武官」「はいお嬢様」私は黒い月の名簿をチェ武官から受け取って「「!?」」名簿を見た罪人二人の顔が驚きと焦りの顔になる






「これが何か説明しなくても分かるよな」世弟様が「クァン、それは何だそいつらには分かっても私達は分からない」「はい世弟様、これは初代五万人の黒い月の一員の名が記してある功臣録(コウシンロク)であるでございます」「それをどこで見つけた?」パク、キムが私に聞く






「それを知ってどうする?知ったどころでそなたらの罪は何一つ消えないそなたらの罪全て王様に上書をお渡しして既にご報告済みだ、もう言い逃れは出来ない悪足掻きはやめて罪人は罪人らしく己の犯した罪を償え!」「「!?」」周りの人達が注目する中





「アハハ」「「!?」」オ、チョングが笑いだした「何が可笑しい?」「何もかもが可笑しい、何故そなたはそこまで必死になっているのだ?たかが家畜の為だけに」「「……」」パク、キムが「そいつらはまさに喋る家畜で主人である私達の言う通りに行動しとけばい」






オ、チョングンが「そうだ、そいつらには生きる意志なんて必要ない、そなたが私達の事を嗅ぎ回ってると聞いてその家畜達の指を切り落としてやった、」私は隊員達の指を見るそれを見た世弟様が「!?そなた一体何て事を!」私を見て「ただの家畜なんだから」と言うと「おい!いい加減に……」世弟様が言おうとすると私は「おい!そこの罪人!」「「!?」」「家畜、家畜うるさいんだよ!、そんなこと言ってるそなたらの方がよっぽど下品で人として扱われない事をしてるんだよ」








「何が言いたい?」パク、キムが私に聞くと「だってそうだろう?そなたらの方が人間離れなことしてるじゃん、無実の人間を謀反の罪を被せて奴婢にして散々暴力振るって、それどころか黒い月の一員になって罪なき民達を散々殺めてそれなのに自分は真っ当な人間だ見たいな顔で、副隊長達を家畜呼ばありしてるんじゃないよ!」







副隊長達は少し驚いた顔で私を見る「そなたらの方がやってること家畜だからね、だから副隊長達は家畜なんかじゃない、そなた達より立派なこの国を守る武人だだから二度と家畜などとは呼ばせない、」「だったら何だ?」







「もしそうならこうする」母から貰ったの短剣を取り出して「チェ武官」「はい、お嬢様」「罪人を取り押さえよ動けないようにしっかりね」「はい、お嬢様」チェ武官と他の武官と二人がオ、チョングンは取り押さえられる






「離せ!そなた一体何をする気だ?」「もちろん決まっているであろう、そなたの指を切るんだよ」「「!?」」私は短剣刃先を人差し指指に当てて力を入れて小刻みに短剣動かす「あー!痛い痛い止めてくれ、私が悪かった、頼むからもう許してくれ!」







私は涙を流すオ、チョングンを見て短剣を指から離し「どうだ?これで分かったか、副隊長達の気持ちが何も悪いことしてなに指を切られて、家畜だと呼ばれて、都合の悪い時は何も悪くないのに暴力を振るわれる、その痛みはそなたが副隊長達に何度も何度も感じさせた痛みだ!、」








「「……」」その場に居る全員が私に注目する私はオ、チョングンと視線を合わせる為に座る「それでもそなたは副隊長達は生きる意志の必要ない救いようもない喋る家畜だとあざ笑うのか?」「「……」」「クァン、もうやめよ、その辺にしておけ」







私は立って世弟様を見て「はい世弟様」と一礼する私は「チェ武官、罪人を義禁府に連行して」「はい、お嬢様、罪人達を義禁府連行せよ」と周りの護衛に言う「「はい!」」四人の護衛武官に罪人二人を連行されて門を出るまで二人は私を見ていたそれを黙って見届けた私は「執義様」副隊長に呼ばれて






「副隊長、あの二人が捕まりこれで副隊長達の無実が証明されました、」「何てお礼を申し上げたらいいか……信じられないなどと申したご無礼を申しあげて申し訳ございません」副隊長が謝る私は微笑み「謝る必要などありません、副隊長が私を信じられないとおしゃる気持ち理解できます」





「執義様……」「副隊長のおしゃる通り私は生まれた時から裕福に暮らしをし苦労など知らない両班の娘です、ですが私も大切な人を失う痛みと悲しみを知っています、だからこそ副隊長達をどうしても救いたかったのです」




「「……」」「時期に副隊長達も、副隊長達のご家族も奴婢の身分から解放され自由の身になれるはずです、ですがその前にお伝えします」「何をですか?」副隊長が私に聞くと「私はこの国の官僚になってまだ二年半しか経っておりませんし皆さんの直接事件に関わった訳ではありませんがこの国の官僚として皆さんに謝罪します、無実の皆さんに罪を着せてしまい申し訳ございませんでした」






「「!?」」「おやめください、謝罪など執義様は何も悪くありません」「それでも謝罪します、罪のない皆さんに辛い思いをさせてしまい申し訳ございません」私は副隊長達に向けて頭を下げる「「!?」」






世弟様が「クァン、もうそのぐらいにしといてやれ、それ以上謝っても副隊長達を困らせるだけだ」私が副隊長達を見ると誠に困った顔をしていて「そうですね……これ以上はやめておきます」私がそう言うと少し安心した顔をして世弟様は「そなたらはもう下がれ、」







「世弟様にお願いがございます」「何だ?」「私の妹へ、エンに指を切られた者、罪人の治療を治療うさせてください」「許可する」「ありがとうございます、」







「「はい、失礼致します」」私と世弟様に一礼をして東宮殿から出て行く、しばらくして私は東宮殿の建物の近くにある中庭で絵を描いていた、罪人を二人摘発した後その日に「誠にに戻ったの?」






「はいお嬢様、副隊長は近衛隊、隊長になり他の100人隊員も王命で元の身分に戻ったそうです」チェ武官から聞く「誠に良かった~、副隊長、じゃなかった、隊長達の身分が戻ったってことはその家族の身分も戻ったってことだよね?」「はい、そう聞いております」






私は喜んで両手をあげる「良かった~誠に、それ聞いて安心した、」そんな私の姿を見てチェ武官は微笑んで「お嬢様、凄く嬉しそうですね」「うん、凄く嬉しい」「少し小耳に挟んだのですが王様に褒美を頂いたそうですね」






「うん褒美は何がいいかと私には訪ねられたから「役所の奴婢を全て私に買い取らせてください」と頼んだ」周りの護衛武官達達が私の言葉を聞いてざわめき始めるチェ武官が「お嬢様、一つお伺いしてもよろしいでございますか?」






「何?」「都だけではなくて他の村にいる役所の奴婢も全てと買い取るということですか?」「うん、そうだけど王様にはご許可頂いたし何か問題でもある?」「いえ問題はございませんが全役所の奴婢となるとかなりの値段がするかと思われるので正直な気持ちを申しますとと驚きました」






周りの護衛武官、女官達が驚きを隠せない様子で私を見ていて「いやそんなに驚くことじゃないでしょ?何でそんなに驚くの?もしかして値段の心配してる?」「「……」」「図星か、でも私これでも名を知られる画家だよ?三十万人の奴婢を買い取る資金ぐらい持ってる」「「!?」」買い取る奴婢の人数を聞いて驚いたのだろう






「三十万人の奴婢を買い取るのですか?」「うん、そうだけど……えっ?皆は一体何にそんなに驚いてるの?、私が三十万人の奴婢を買い取ること?、それともまだ会ったことのない見知らぬ奴婢を買い取ることに驚いてるの?」「「……」」「えっもしかして両方のことに驚いてるの?」







「「……」」「沈黙が答えって訳ね、私そんな、驚かれるようなことしてるかな?私にとってはこれは普通なんだけど、」「普通とは?」






「だって間違ってるじゃない、奴婢だからというだけで家畜と呼び、気に入らないことがあれば奴婢に当たり暴力を振るう、人間とは扱われず自由に意見することすら出来ない、そんなの絶対間違ってる、私は一人の人間として自由に生きられるようにしてあげたいただそれだけを望んでいる、私のしてることは非道な行いなの?」







「いえ非道な行いではありません、とても立派な行いです」チェ武官が私には言う「そう、それは良かった、できた」私は絵を完成させた「失礼ではございますが何を描いておられるのですか?」「依頼があったの、鷹の絵を描いてほしいって」






「なるほどそれでも実物鷹を用意するように頼まれたのですね」鳥籠の中にいる鷹を見て言う「えっ?今までなんだと思って私が鷹の絵を描いてる所を間近で見てたの?」






「鷹の絵を描いてることは気づいてはいたのですがまさか依頼されて描いてるとは思いませんでした」「チェ武官って少し抜けてるよね、そこが何て言うか子供ぽくて可愛いらしいけど」「子供扱いしないでください」「え?誉めてるんだけど」






「全く誉め言葉に聞こえません」少しいじけた顔をするしてそっぽを抜け向く。私はその姿に「やっぱり子供ぽくて可愛い」「お嬢様」「アハハ」「笑い事ではございません」それでも可愛いと思う私だった






そして次の朝弓場で立つ竹をスピードをかなり出して回転しながら斬っていて最後の竹を斬り竿に刀をしまった瞬間「お嬢様」私に付く護衛武官、オ、武官来て「何だ、お嬢様の前ではしたないぞ」チェ武官が言うと「申し訳ございません、ですが今大変なことに」






「何、どうしたの?」私がオ、武官に聞くと

「はい、お嬢様が買い買い取り奴婢の身分証を燃やした元奴婢がお嬢様に会わせてほしいと言っていて」「えっ?私に?私は大丈夫だけど世弟様が何て言うかな?」「それが世弟様は会わせられないとおしゃっていて……」





「何故?、世弟様に理由はお聞きになった?」「いえ、会わせるなと申した後何も申さないので理由は分かりません」「そう、分かったありがとう、下がって」「はい、失礼致します」「お嬢様、どうなさいますか?」






「ん~どうしようかね、でも世弟様の命令だから従う他ないよね~、チェ武官、私が買い取った元奴婢には今日は帰るように伝えて」「……はいお嬢様」「今日はこのぐらいにしておここれ以上やったら発作が起きる」私は部屋に戻り風呂に入った






「ふうさっぱりしたあれチェ武官いたの?」部屋に行くとチェ武官が居て「許可もなく部屋に入ってしまい申し訳ございません」「別にいいけど、」「先ほど世弟様がいらっしゃいました」「あっ私が風呂に入ってたから世弟様私に気遣ってくださったのか何か申し訳ないな」「……」「でも最近世弟様苛立ってるご様子で、ご機嫌悪くなられたのが側室だったハン、ファリョン様が新しい世弟賓におなりになり気に入らなくてずっとご立腹なのでしょうねきっと」






「それを分かっていながら何故何もなされないのですか?」「いや私はこの国の臣下でそもそも私は世弟賓の座に誰がなろうと文句言えない立場だし、親同士の付き合いでハン、ファリョン様とは何度もお会いしたことがあるんだけど」







「お嬢様は世弟賓様のことに以前から存じていたのですか?」「うん、私の母上と世弟賓様のお母上が昔からの友達で、世弟賓様はとても品がありおしとやかで責任感が強い方なので何があっても必ず妻として世弟様のことをお支えしてくれるはず」「……お嬢様は誠にそれでよろしいのですか?」





チェ武官が私に聞く「えっ?どうしたの?」いつもと違う様子のチェ武官に戸惑う私に「私にはお嬢様が臣下であることを理由に無理して己の気持ちを押し殺してるように見えます」






「……私は世弟様とのお約束を破った、悲しい運命をを知るまでは私はずっと己が世弟賓ななるものだと信じていたし私は生涯世弟様の女人として生きると固く心に誓っていた」





「……お嬢様」「だから今になって言えないよ世弟様をお慕いしてるだなんて死んでも言えない、世弟様の幸せを壊した私にはそんなことに言う資格すらない」





私が涙を流すと「!?」「あっごめんね」私は流れた涙を手のひらで拭いて「絵を描くかは世弟様以外と急用の人以外はしばらく寝室には入れないで」「……はいお嬢様」私は立ち上がるとチェ武官が私の肩を持ち座っていた所私を座らせる「!?チェ武官?一体何の真似?」「……」








「申し訳ございません、失礼だとは思ったのですがどうしてもお伝えしたいことがあって致しました」「何?伝えたいことって」「お嬢様、もうあの方などの為に悲しまないでください」「えっ?チェ武官何か一体どうしたの?今日は何か変だよ」






「お嬢様、私はお嬢様をお慕いしております」「!?何の冗談?、そんな冗談笑えないよ、私仕事あるしもう行くね」立ち上がろうとした時顔を両手で持ち上げられて顔が近づいてくる「!?」一瞬何が起きたか分からないけど今チェ武官と口づけを交わしてることは分かった、私は自分から離そうとするが全然離れてくれなくて





〈仕方ない突き飛ばすしかないか〉そう思っていた時誰かが私とチェ武官を引き離してチェ武官を殴った「「!?」」「世弟様」私が呼ぶ「チェ、ペク一体なんの真似だ?私は以前言ったはずだクァンは私の想い人だクァンに手を出そうとするものは誰であろうが許さないと」





「世弟様……」私が呼ぶと世弟様とチェ武官は同時に私を見る〈どうしよう、このあと一体どうなるの?〉




























  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る