第18話「貴方様にお仕えすることができ私は幸せでございました」

私は王様に頼み集会を開いてもらい報告も含めた二つの上書を書き持って便殿に行く。「ではクァン聞こうか」「はい、王様、まずは王様に賜った任務のご報告から致しますこちらの上書をご確認ください」私はハソンに上書を受け取ると王様に差し出す王様はハン内官に受け取って上書を読む




「これが一年間で捕らえた黒い月の一員の人数か?」「はい左様でございます王様、罪人サ、サヨンの情報によれば前に聞いた黒い月の入会数は六十万人だそうでそのうちの三十万人を捕らえたので今は三十万人ほどだと思われます」「あぁそなたの頑張りのお陰だ」






「いえまだ安心はできません、」「どうした?そんなに暗い顔をして」「もう一つ王様にご報告したいことがございます」「何だ?申してみろ」






「実は黒い月の組織の名簿には二十万の名が記されてる名簿しか見つかっておりません、この一年間の間で徹底な証拠を見つけ組織の一員を一人残らず捕らえ組織を撲滅させて王様にご安心頂きたかったのですが私が至らぬせいでまだ十万人の一員を捕らえられずにおります、申し訳ございません王様」






「そうなのか?まぁ仕方ない例え十万人の名が記された名簿が見つからなかったとしてもそなたはこの国の為に力を尽くしてることは余は理解してるつもりだ、だからそう気を落とすな」王様は微笑むと







「ご報告を続けますが、黒い月の一員には入会する時に左足ふくらはぎに黒い月の組織マークの入れ墨が入ってることは私は以前王様にご報告したと思います」「!?確かにそうだがクァン、それは内密にしていてほしいとクァンが余に申したのではないか?」








「はい私は以前王様にそうお申し上げました、」「では何故今この場で申したのだ?」「はい王様、その訳は私が王命を賜り一年間この王宮を離れなければならなかったので私が王宮を離れている間王宮におられる王様、含め王族の安全を確保できないのではとずっと案じておりました」





王様は微笑みと「そうか、それでこの場で申したのか?」「はい王様、こちらの方が皆様の安全をお守りしながら黒い月の一員を一人摘発できると思ったからです、恐れながら王様にお頼みしたいことがございます」「何だ?申してみろ」周り臣下達がざわめき出す。







右参賛のイ、ゲン様が「へ、クァン一体何の真似だ、そなたのような者が無礼にもほどがある王様に頼み事をするとは立場をわきまえよ!」王様が「よせ、右参賛余のこの世で一番に信頼する臣下へ、クァンを愚弄するな、これは王命だ」「王様……」「「……」」








右参賛様含める臣下達は口をつぐむ王様は「クァン、申してみろ頼み事とは何だ?」「はい、この国で官職に就く者全員に黒い月のマークの入れ墨が左足ふくらはぎにないか、一人ずつ確認することをお許し頂きたいのです」またざわめき出す




「よかろう、許可する」王様が言うと私は「恐悦至極に存じます、王様」「皆の者がよく聞け」「「何でしょうか?王様」」「職に就くもの全員左足ふくらはぎに黒い月のマーク入れ墨がないか確認するこれは王命だ逆らえば逆らった者の命はない!」「「承知致しました王様」」








私はまだこの時知らなかったんだ黒い月の組織の恐ろしさをそして便殿で王様の御膳で一人ずつ左足ふくらはぎを見せることになりもちろん私も一番最初に見せた






「クァン、裾を下ろせ、余はそなたのことを一度も罪を犯したと疑っていない」私は裾を下して「私も臣下の一人なのですから私も例外ではありません、ですが私は黒い月の一員ではありません、私は生涯この国と王様をお守りする臣下でございます」私は微笑んだ王様は「分かったからもう下がれ」「はい王様」一礼して





私が元の位置に下がろうすると「クァン、余の近くに来い」「「!?」」「王様、それはどのような意味でしょうか?」私が聞くと「言葉通りの意味だ、これは王命だ」「……はい王様」私は玉座に続く階段の下に立つ「余が集会を行う時はクァンは常にそこの位置に立てこれは王命だ」







「はい王様」私は一年間で見つけた証拠の名簿をに記された名前の者を順番に呼び摘発していった便殿に次々に内官、女官、最初に尚官、武官から黒い月の一員が出てきて次々義禁府に連れてかれたそして全員私に助けを求める、王様に信頼されてるからだろう、






私が救うように言えば助かるかもしれないそう思っているのだろうだが私は相手にしない







そしてナン良媛様、世弟賓様が現れて二人は黙ったまま見せようとはしない「何をなさっているのですこれは王命でございますまさか王族とあろう方が王命に逆らうおつもりですか?」「「……」」「仕方がありませんね、そちらがその気なら私にも考えがあります、」







私は目を閉じて「罪人、ナン、ソンイ、ナン、テヨ」「「!?」」「へ、クァン一体何の真似だ?王族である私達を罪人扱いするとは」ナン、ソンイが言うと私は「黙れ罪人!」「「!?」」「己が犯した罪を隠しまだ王様を欺き続けるのか?」「へ、クァン正気?私達そんなに口を聞くなんて……」







「罪人を罪人と呼んで何が悪い!」「「!?」」「私が何も証拠もなしにこんなことをしてるとでも思うか?、証拠ならちゃんとある、そなたらが言い訳できないほどの徹底な証拠が」「「……」」「ジン、四冊目の黒い月の一員の名簿を持って来て」「はい、クァン様」








私が受け取ると「王様、先程と同じ名簿でございます、ここには罪人、ナン、ソンイとナン、テヨの名が書き写されております」私が差し出すとホン内官が受け取り王様に渡す王様は確認して「確かにそなたらの名が記したある」罪人達を見ておしゃる王様








私は「はい左様でございます王様この者達が罪人であることに間違えはありません入れ墨があることを確認して義禁府へ連行するべきかと」「そうだな、確認せよ」王様が言うと「はい、王様」私は女人所由四人に取り押さえてもらい確認する確かにあった







王様は「決まりだな義禁府に連行せよ」「はい王様、そのまま罪人を縛りあげて義禁府」「「はい掌令様」」他の所由から縄を受け取り罪人達を縛りあげる所由達ナン、ソンイが「おのれ、へ、クァン許さない、よくも私にこんなことを」









ナン、ソンイは私に言うが「罪を犯したのだから当然だ、別に罪人に許されたいなんて思わない罪人は罪人らしく己が犯した罪を償え!!」「「!?」」「罪人を連行せよ!」「「はい掌令様」」所由に連行される罪人二人そして二十万の黒い月の一員を摘発した抱けど十万の行方が分かっていないことを王様にご報告して集会を終わった







私は王命に従い私とジン、ハソンは三十日間の休暇を取った、私が休んでる間に二十万の黒い月の一員全員は王命より八つ裂きの刑に処された、罪人達が刑に処された後私はエンとシルと三人でお出かけをした。その途中謎の刺客に襲われて護衛達が守ってくれたから私達は怪我はしなかった









私邸に帰った後「ただいま」「クァン様!シル様!エン様!ご無事ですか?」オギとプニ、ジョンイが心配いそうに駆けつける「私は平気、刺客に襲われるのは初めてじゃないから」「いやそれは自慢できることじゃないよ、それにあの刺客に達明らかにクァンを狙ってなかった?」エンが言うとシルは私に抱き付く







シルのからだは震えていた「シル?どうしたの?こんなに震えて刺客に襲われたからまだ怖かったの?」「違います私が一番恐れてるのはクァン姉上が居なくなることです、それが私にとって死ぬことよりも恐ろしいことです」抱き締める力が強くなった。





「どこも行かないでください、姉上私を一人にしないでください」私はシルの頭を優しく撫でながら「……大丈夫だよシル、だからもう泣かないで」私はシルが泣き止むまで抱き締めていた私の部屋でシルが泣きつかれて私の膝の上に頭を乗せて寝てる時に







部屋の外から「クァン様、ジョンイでございます、エン様がお目通りを願っております」「通して」私が言うと戸が開きエンが姿を現す「シルやっと泣き止んだ?」「うん泣き疲れて寝ちゃった」「シルはクァンが大好きだからね、羨ましいよシルは私のことではあんな取り乱して大泣きしないから」






「羨ましいって愛する妹を大泣きさせることは、いいこととは言えないと私は思うけど、あっエン一つ気になってることがあるの」「もしかしてさっき襲ってきた刺客?」「うん、あの刺客達刀の扱いには慣れてたけど人を何人も殺める刺客には見えなかった、それに刺客達私の短剣を持っていった」






「短剣って母上がクァンにあげた短剣のこと?」「うんきっと目的は私を殺すことじゃない、何かしらの事件を起こして私に罪を被せる気だ」「クァン、どうしてそう思うの?」









「私が邪魔なのだろう、色々と過去の事件を調べて不正、冤罪を見つけるそんな私が邪魔だと思う卑劣な官僚が何かしらの罪を私に被せて私を罪人として消すつもりかもね」エンは「そんなこと絶対させないクァン大丈夫私が必ずその卑怯な官僚を……」






「大丈夫、既に手立ては考えてある、それにその黒幕が誰かも目星がついてる今は所由達にその者達を見張らせてる」「本当に大丈夫なの?」「うん」そして一ヶ月後の朝私は官服を着て王宮に向かおうとするとイルナムが私邸にやって来て「掌令様!大変でございます!」







「どうしたの?イルナムそんなに慌てて」「容疑がかけられていた官僚を見張っていた所由が一人殺されました」「!?何だって、その者が見張っていた戸由は誰?」「……ヘスです」「えっ今なんて?」「殺められたのは私の恋人、ホン、ヘスです!」






私はヘスが死んだイルナムが言ったその言葉が信じられず「そんな……ヘスが殺された?嘘だ……そんなの絶対に嘘だ!」








私は私邸を飛び出して予知夢で見た小屋に行くと小屋の前には司憲府の所由、女人二人が立っていて「ヘス!!」私は走って行くと小屋に入る前には二人のに止められる「離して!ヘスは私の部下なの!」「なりません、いくら掌令様の頼みでもお聞きできません」「誰も入れるなとの王命なのでございます」




私はヘスの姿を見ると「!?」ヘスは椅子に座らせていて両手、両足を縛りつけられていて顔は何度も殴られたような痕があった私は涙を流す「ごめん……、ごめん……ごめん……ごめんね……ヘス、辛かったよね?そんなに殴られて可哀想に、さぞ痛かったでしょ?、守ってあげられなくてごめんね」




私を引き止める女人所由二人が涙を流すのが何となく見えてた後に発作が起きて「!?ハァハァ」「「!?掌令様!!」」私が座り込むと私を支えるように二人も座り込む「クァン!!」「「クァン様!」」エンとジン、ハソンの声が聞こえてきて私の元に駆けつけてエンは私の口の中に薬を入れる私は薬を飲むと「エン……」








「全く無茶しないでよクァン、その体で全力で走るからこうなるんだよ」「エン……」私がエンを抱き締めると「クァン?どうしたの?何かあった?」驚きながらも私を抱き締める「ヘスを守れなかった……」「えっ?守れなかったって……!?酷い誰があんなこと」ヘスの姿を見たエンが信じられないと言う声で言う。







「エン、力を貸して、ヘスをあんな目に遇わせた罪人に重い罰を与えたい」「任せて、もう黒幕の目星がはついてるんでしょ?」「うん、でもまだ証拠はあるにはあるんだけど弱すぎる気がして」「なるほどやるなら徹底的にってことか」「うん」








「クァンに言っておきたいことがある」「何?」「今王宮でクァンが大司憲様を殺害したと容疑がかかってる」「もしかして私が母からもらった短剣が凶器?」「うん」「予想通り来たね、大丈夫、黒幕の目星はついてるし殺害したという証拠もあるから」






「うん、そうだね」「では反撃開始と行くか」私はエンと立ち上がって容疑者二人の罪の証拠を更に集めに行った、集めた後王宮に行くと義禁府の武官が私達前に立ちはだかる「一体何の真似ですか?都承旨様」「王命が出ている、掌令、へ、クァンは王命により大殿で幽閉する」







私は「王様、一体何を考えて……まさか私を守る為に王座を退くつもりじゃありませんか?」私は、義禁府の武官と都承旨様に尋ねるが「「……」」顔を背けるからすぐ分かった「なりません……なりません王様!、阻止しなければ絶対に」






私は義禁府達と都承旨様を振り切りと後ろから「なんとしてでも連れ戻せ、王様がヘ、クァンを守れとの王命だ!」「「はい」」都承旨様と義禁の声が聞こえた、「逃げるよクァン」エンに言われて私は便殿に走るそして前に来て前に立つと「余は今ここに譲位を……」私は戸を開けてエンと入る「お待ちください王様!」「!?クァン!」私は玉座に続く道を歩くと王様の御膳に立ち一礼すると






「クァン何故来た、余の命に逆らったのか?」「はい、私は王命に背きました、その罰は後で甘んじてお受け致します、その前に私は王様にご報告したいことがございます、」「申してみろ」






「はい、この中に何罪を犯したのに知らない顔をしてのうのうと職に就く卑怯者がおります」「その卑怯者とは誰だ?」「はい、刑曹判書(パンソ)ス、キム、参判(チャムパン)ト、ユスク、この二人です」






名を呼ばれた二人は驚きを隠せない「何の罪を犯したのだ」「はい、この二人の罪人は国の税を横領しその罪を隠す為に、司憲府長官ゲ、ドン様、所由ホン、ヘスは二人の手によって殺められました」ス、キムは「王様誤解でございます私は罪など犯しては……」




王様は、「そなたは黙っていろ」「……」そして私に「クァン続けよ」「はい、二人の罪を証明する証拠がございます、まずこれが横領を示す書物でございます」私は王様に差し出すとホン内官は受け取り王様にお渡しする「確かに記されてるなたがこれをどうやって見つけた」







「見つけたのは私ではありません、この証拠を見つけたのは司憲府長官、ケ、ドン様でございます、ケ、ドン様は殺害される二日前にへ、家にいらしゃって私にこの書物を託されたのです」王様は「大司憲がか?」






「はい、大司憲様は、己の身に危険が迫ってると思ったのでしょう?それで私にこの書物を託したのだと思います」王様は「二人の官僚を殺めたと言うと証拠はあるのか?」






「はいございます大司憲様と戸由は殺害される直後に罪人の身分証を持っていったのです大司憲様はス、キムのを、ホン、ヘスはト、ユスクのを持っていました」





「そんなはずは戯れ言をほざくな!」「黙れ罪人!」「「!?」」「まだ偽りを続けるか?人を殺してまで己の罪を隠蔽して満足か?」ト、ユスクは「それを言うならお前も王命に背いた、だから罪人だろう?」






「私は逃げずに自首しに来たのだ、大逆罪人として罰を受けに来たのだ、私はそなたらのと違って卑怯な絶対にしない真似はしない!、逃げも隠れもせず罪人として己が犯したのに罪を命をもって償う、だからそなたらも逃げるな、罪人は罪人らしく己が犯した罪を償う、それがそなたらが今すべきことだ」






「「……」」官僚達が注目する中「あの者の言う通りだった」ト、ユスクが私に言う「何の話だ?」私は聞くと「ホン、ヘスが申していた、「私の慕う上官は卑怯な真似は絶対にしない、例え命を落とすことになったとしても間違った道を歩まないそれが私が初めて心から慕ったへ、クァン様だ」とそう言った」








「ヘスが私を?」「どんなに痛め付けられてもホン、ヘスは何故私を見張ってるかは自白しなかった」「それで殺したのか?両手を両足を縛り散々痛め付けたあげく聞きたい答えが聞けなかったから殴り殺したのか?」






「答えはそなたが出したではないか、聞くまでもないだろう?」「……そうだな今さらそなたを責めてもヘスは生き返らない、ヘスを守れなかった私が悪い」






王様は「クァン……そのぐらいにしておけ罪人二人を義禁府に連行せよ」「「はい」」義禁府が入って来て二人を連れていった。二人が連行されるのを見届けたあと「次は私が罰を受ける番ですね、」「クァン、そなたはもう下がれ、王命通りにせよ」







「それはできません」「「!?」」「王様、私へ、クァンは王命には従えません」「クァン!」「私が王命に従って幽閉されたたら王様は一体どうなさるおつもりですか?、まさか今回の事件で責任を感じておいでですか?」






「それは……」「王様を窮地にさらしてまで助かって私が喜ぶと思いでございますか?私は王命に背いた大逆罪人です、今王様が私の罪を不問にし譲位したら世弟様は恰好の餌食になるでしょう」「クァンそれは一体どうゆうことだ?」






「私は王命に背き以前王子様であられた世弟様を申聞鼓を叩きお救いしました、その時に私は大勢の両班達の前で大口をたたき両班達は私を嫌っています、きっと両班達は黙っていないでしょう仮に世弟様が無事王座に就いたとしても世弟様、私にを嫌う両班達は不満を爆発させ以前以上の騒ぎを起こすでしょう」





「ならどうしろと言うのだ?そなたは余に自ら王命を出しそなたを罪人として余に極刑を命じれとでも言うのか?」「はい、そうする以外王様と世弟様をお守りきる方法はございません」「駄目だ、余には出来ない、余にとってそなたはかけがえのない存在なのだそれなのにそなたを王命で殺めるなど、できる訳が……」







「出来る出来ないの問題ではございません、やるのです、私が死ななければこの先罪のない民達が犠牲になるのです」「それはどうゆうことだ?」王様が私に聞く。「私が助かれば恐らく王座を狙う輩が都中の両班達を使い騒ぎを起こすでしょう」私は首陽大君様を見る






「そなたはその王座を狙う輩が私だと言うのか?」首陽大君様は私に聞く、王様は「それはないであろう、いくらなんでもそれだけの理由で世弟、譲位するなどあり得ない」「いえあり得るのです、民達に寄り添う世弟様だからこそ民達を人質にとられたら譲位するしか選択肢はございません」








「お待ちください王様、今の発言は首陽大君様に対する侮辱でございます、」「王様、へ、クァンは首陽大君様を侮辱しております、すぐに罰をお与えください」と首陽大君様の腹違いの弟の王子二人が発言する




「口出しするなこれは、クァンと余の問題だ」「「……」」私は「王様、世弟様、お守りしそしてこの国とこの国民達を守る為です」「それでも出来ない、それに科挙を受けろと王命を出した時に言ったはずだそなたを今度こそ必ず守ると」






「……はい、よく覚えております王様はいつもこんな至らぬ私を必要としてくださり信頼してくださりました、私は今その信頼を裏切ようとしておりますがそれでも私は王様をお守りしたいのです、何としてでもお守りしたいのでございます」






「クァン……」「王様……私はただ約束の為だけに王様にお仕えしていたのではありません、私は王様だからこそ命を懸けてお仕えしていたのです、」周りの臣下が注目する中








「私は王様と六歳の頃に出会いました、私は本音を申しますと私は王様と出会う前は王族のこと信じていませんでしたし、人を物のように扱う王族とは関わりたくないと思っておりました」私は王様との日々を思い出しながら王様に申し上げる







「ですがまだ世子様であられた頃そして私が貴方様この国の跡継ぎである知った時、私が初めて王様にお会い頃を思い出し王様が王族であられるのに優しく民達に接するお姿を見て思ったのです、この方ならいずれ身分関係なく貧しい民達を大切にする国王になられると、その時は私が真の臣下になってこの方に命を懸けてお仕えしたいずっとそう思いお仕えしてまえりました」








私は王様の目を見てはっきり言う王様は私の言葉を聞いて涙を流す「王様、どうかお願いでございます、この国の貧しき民達の為に、この国の未来の為に今はどうか譲位なさらないでください、そして私に極刑を命じてください、王様私なら大丈夫です、何があっても王様をお恨みすることはございませんなので私のことはどうか見捨てください」







「そんなこと出来ないに決まってるだろう」「王様、王様が私を守るとおしゃってくださった時は心の底から喜びを感じておりました、私は王様にお仕え出来て心から幸せでございました」私は涙を流しながら王様に微笑む






「いついかなる時も忠義を尽くし王様を必ずお守り致します、ですがこのような形でしかお守りできずに申し訳ございません、黒い月の組織を撲滅できず誠に申し訳ございません、私はこの世を去りますがどうか末長くご健勝であられますように、私ヘ、クァン、王様にお別れのご挨拶をさせていただきます」私は王様に向けて拝礼をした





































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