第16話「一斉摘発」

義禁府に着いた私は「王命で来た、司憲府特に掌令のへ、クァンです」と王命書を見せた「何のようですか?」兵士が私に聞くと「今日毒を賜る予定のサ、サテヨに呼ばれて来ました」「どうぞお入りください」私はジンに「行ってくるからここで待っていて」と言う「はい、クァン様、お気を付けください」私は一人で入るそして取調室で待機してると縄に縛られたサ、サテヨが義禁府に連れてこられて来た







席に座ると「やっと会いに来てくれたな、へ、クァン」「挨拶は抜きだ、用件を先にいえそなたが黒い月の一員だと言うことは王様から聞いた」「だったら私が何をしようとしてるか分かるよね?」「そなたの情報次第だ」「じゃそなたに特な情報なほど私は助かるとうゆ訳か?」






「それはそなた次第だ、逃げようなどと企むな、その時は取引関係なしにそなたの命はない」私が言うと驚いた表情をした後に微笑んで「分かった、まず私の言ってることを信頼してもらう為にこの情報をあげる」立ち上がり下に履いてる衣服の裾をあげて左ふくらはぎを見せると「これが黒い月の一員の証明」






「黒い月マークの入れ墨それが何だと言うのだ」私が聞くと「これは黒い月の一員だけが入会の時に入れる入れ墨だこの入れ墨を入れてる者は全員黒い月の一員だそれにこれは私が入手した黒い月の入会してる者達の名簿これは入会した時に自ら手で書かされるから筆跡を調べれば確かな証拠になる」





私に手渡す私は中身を確認すると「!?これは官僚、武官までの名が記されてる」









「全員で三万だ、私の要求を聞いてくれるなら更に情報を教えよう」「その要求は三万にの黒い月の一員を捕らえてから決める」「私はここで待ってるまた会いにおいでよ」「勘違いするな例えそなたを助けることになったとてもそれ黒い月の刺客達民達から守る為だそなたの為ではない」







「知ってるよそんなこと」私は取調室を出た。外にはジンが待っていて「クァン様」「ジンどうしたの?」「サ、イルナム様に向けての王命が出ました」「内容は?」「サ、イルナム様とその他の家族を罰しないとの王命を出されました」私は微笑み「王様」「これで一安心でございますね」「うん、そういえばハソンは?」「サ、イルナム様と一緒にまだ一緒におります」






「そう、王宮に戻るよジン」「はい、クァン様」私は王宮に戻った王様にお渡しする上書を持ち便殿に向かった。朝の集会は始まっていて扉が開くと同時に中に入って王様の前に来て一礼すると「王様、王様に頂いた任務を終えへ、クァンただいま帰ってまえりました」







「ご苦労だったそれで礼の件はどうなったか?」「はい、ご許可頂いた件ですがまずはこの上書をご覧ください」ジンから受け取った上書を王様に差し出す「ハン内官受け取れ」「はい王様」ハン内官は受け取り王様に渡す。







「!?クァンこれは本当か?」「はい、その上書に下記写されてるのは事実でございます、順番に説明させて頂くと、大逆罪人サ、サヨンは黒い月の一員であることは間違えございません、この国の武官、官僚が黒い月の一員であることも事実ございます」官僚達がざわめくと










「ここにある黒い月の入会してる者を証明する名簿でございます」私はハン内官に渡して王様がお受け取りになった。中身を確認すると「これが黒い月に入会している者達か?」






「はい、左様でございます王様、全て入会してる者とは申しあげらませんがそこに名が記された者を断罪することで組織黒い月を撲滅させる一歩になるかと思われます」「クァン、王命だ今から言うことをよく聞け」「はい王様」




「黒い月撲滅の件については全てそなたに任せる」「王様」「この国とこの国の民達を守ろうとするそなたならきっと黒い月を撲滅させられる余はそなたを信じる、黒い月の件の場合い、兵の全権と指揮権をそなたに与える、だから頼むぞクァン」





「はい王様、ご期待に添えるように業務に勤めます」私は一礼すると王様も微笑むそして三万人の黒い月の一員を摘発した後私は義禁府の取調室に行った、義禁府の武官と一緒にサ、サテヨが来て座ると









「どう?それで取引してもらう気になった?」「要求は何?命を助ける他に何かあるんでしょ?」「まさかそこまで見破られていたとはそなたに頼みがある」「何だ?」「命は助かっても私はきっと流刑地で無期懲役だだが今回の一件で私が裏切ったことがきっと首領に話は入っていると思う」







「私は大逆罪人には興味がない用件は?まさか私にそなたの守れとか言わないでしょうね?」サ、サテヨは微笑み「!?冗談じゃない、何で王様の命を狙った逆賊罪人を命懸けで守んないといけないの?」








「この取引は王命で行われるもの王様に忠誠を尽くしてるそなたが王命に逆らっていいの?」「だからって何で……」「護衛する期限は一年だけでいいその間は私を守ってそれが私の要求」「……分かった一年だけだ」






「取引成立だね、取引成立祝いに一つ教えてあげるよ黒い月の今入会してる人数は六十万人だ」「他に情報は?」「あるよけど今は言わない、私が持ってる情報はきっとそなたの為にもなるはず」「知ってるの?黒い月が私の両親を殺したと」







「もちろん知ってるよだって私は黒い月の一員だからそのぐらいの情報は入った来るよ」「要求のことは王様にご報告する、」私は立ち出口に向かうと「必死だな」「何の話だ?」私が聞くと「まだ好きなの?世弟様のこと」「そなたには関係ない」「私は元側室だ私には聞く権利はあるはず」






「逆に聞くが何故王様のお命を狙った?世弟様を王座に就けたかったからか?、世弟様は今黒い月の組織に命を狙われてる、それも一員のそなたなら知ってるはず、もしかして王座に就けて世弟様を黒い月の組織の魔の手からお守りしようとしたのではないか?」    







「……そんなんじゃない、私みたいな人間がお慕いできるお方じゃない、私は組織の命令で茶会に参加した、そしてもし世弟様が王座に即位されたら黒い月の組織に都合のいい国王にする、もし逆らうならその時は命の保証しない」私は「ちょっと待て黒い月はまだ懲りずに世弟様の命を狙ってるのか?しかもお命だけではなくて王座に即位させて、自分達の都合いい国王にするとは一体どうゆう意味?」







「今は教えられない」「!?」私はサ、サテヨに掴みかかる「答えろ!!黒い月組織はあの方に何をする気だ!?」義禁府の判事イ、タン殿が入ってきて「掌令殿お止めください」と私とサ、サテヨを引き離す「お騒がせしました」私はイ、判事殿に一礼して帰ろうとすると「必死だな、やはり好きなんだね、今だに忘れることができず恋慕ってるんだね」私は振り返って「さっき言ったはずだそなたには関係ない」








私は出ていく私は王宮戻り、大殿に行き王様に取引の件をご報告する「何?一年間護衛する?」「はい、それが要求の内容でございました」「クァンは良いのか?」「はい、この取引は王命ですると決まったことでございます、臣下である私がこの取引を覆す訳にはいきません、」







「たがなクァンは本当に大丈夫か?」「はい、王様、お気遣い感謝致します私なら本当に大丈夫です、まずは黒い月の撲滅させるために一つでも多くの情報を得た方がよろしいかと」「クァン」「はい王様」









「余が目を開けてよいと言うまで目をつぶってはくれないか?これは王命だ」「はい……」私は疑問に思いながらも王命に従うそして私の右手首を掴み世弟様につけられた口づけのマークを撫でられる「!?ひ!王様?」「そんな大きな声出したら外のハン内官と他の尚官達に聞こえるぞ」





王様は左手首を持ち上げると手首に何か柔かい物があたり「!?王様、何をなさるのですか?おやめください」「……」それでもやめない王様六十秒経った頃離れた「もう目を開けてもよろしいですか?」「まだだいいって言うまで開けるな」









今度は顔に両手が添えられる今度は唇に触れている感覚があり驚く「!?王様?」「……」何も言わない王様数秒してハン内官の声がしてきて「世弟様!なりません、」「黙れ、私はクァンに用があるのだ」






戸が勢いよく開く音がしてどんどん足音もして私は腕を捕まれ立たされ抱き締められる「世弟様なのですか?」私が聞くと「そうだ私だ、クァン、何をしてる目を明けよ」「申し訳ございません、王命ですので開けられません」







「王様、何て子供じみたことをなさるのですか?付き合わされるクァンの身にもなってください」「そなたこそ余に嫉妬したのか?、王座就く余の居所に無断で入るとはそなたこそやってることが子供じ見ているを越えて無礼だぞ」






「はい、無礼を承知で来ました、王様の言う通り私は王様に嫉妬しております、私はクァンがこの世で一番愛しております」「世弟様……」私は目を閉じながらも泣きそうになり涙をグッと堪える。「王様ご無礼を承知で申し上げます、私はクァンが困ってる姿も見たくないし、クァンがこれ以上危険な目に遭うのも嫌です」






「何が言いたい?」「黒い月の件全てクァンに任せ、兵の全権と指揮権を与えると王命を出したそうですね、」「それが何だ?」








「王様はお忘れかもしれませんがクァンは普通の体ではないのです、体を酷使することに耐えられない体なのです、それなのにあんな強大で強敵な組織の撲滅をクァンに任せるなんて無謀な話です、しかも組織の一員の護衛を一年間クァンにさせるなんてそれが原因でクァンが危険な目に遭ったらどうするのですか?」






「……クァン目を開けよ」「はい王様」私が目を開けると王様と世弟様が私を見ていて私は世弟様から離れると「クァン」「はい王様」「前に命じた王命は全て継続せよ護衛の件も全てそなたに任せる」「はい王様罪人を連れて流刑地に旅立つのは明日の辰の刻の正刻(八時)に致します」






「分かったもう下がれ」「はい王様」私は世弟様と王様に一礼して大殿を出た。「「クァン様!」」ジンとハソンが私を心配そうにやってくる「どうしたの?二人共何でそんな心配そうに見つめるの?」ハソンは「世弟様がものすごい険しい顔で入って行かれるので何かあったのではないかと心配致しました」ジンが「クァン様、王様と世弟様と何かあったのですか?」






「何もないから安心して」私が答えるとハソンが「クァン様本当に行かれるのですか?罪人にを連れて流刑地に、護送だけではなく一年間も罪人を護衛するなどあり得ない話です」「王命で決まったのだから仕方がないでしょう、それにこれは民達の為でもある、黒い月の組織を撲滅できれば民達もきっと今以上に安心して生活できるはず」







ジンは「それはそうですが……」「何よ、二人はさっきから何をそんなに心配してるの?まさか私が両親の仇だと思ってサ、サテヨを殺すとでも思ってるの?」「「……」」「二人共分かりやすいし嘘付くのが下手だね」「クァン様申し訳ございません」






「何か気に触ることを申したのならお詫び致します」「何で二人が謝るの?」「私は素直で嘘を付くのが下手な二人を信頼してるだから謝んないで」私が微笑みと「「はい」」二人も微笑むそして私は王宮でエンに会ったエンは私を見て避けるように行こうとしてしまうが私はエンの前に立って



「何の用?私はもうクァンに関わらないって言ったじゃん」エンが目を反らして言う「分かってる、関わりたくないならそれでいいでも私、王命で罪人を一年間護衛することになったからシル達をお願い、私がへ家を離れてる間、へ家の皆を守ってほしいのそれだけ、じゃあねエン」「!?」







エン腕を捕まれて「エン?どうしたの?また私に文句を言いたいの?」「……何でもない」離すと私は司憲府に向かって歩いていく、そして次の日になって私は罪人サ、サテヨとへ家の使用人百人とジンとハソン含む五十万人護衛を流刑地に連れて行った。








船に乗り二刻ほどで流刑地に着いた「ここが今日から私が住む家かへ、クァンも一緒に住むの?」当然のように聞いてくるサ、サテヨ






「そんな訳ないでしょ?何で私が大逆罪人と一緒に住まないといけないわけ?ここの村にある別荘を買ったからそこに住むに決まってるでしょ?あと私が護衛に着くのは深夜だから」「えっ何で深夜?」







「私も他の仕事があって忙しいだからそれまではへ家の私兵達三十万人が交代でそなたを護衛するさっさと部屋に入ってきておとなしくしてろ」







「兄上と母上を助けてくれたんだってね、礼を言う」「勘違いするなそなたの為ではない私は国と自分の信念の為にそなたの兄とお母上を守っただけだ兄もお母上も何の罪のない人だから」「入りなよ、お礼にとっておきの情報を教えてあげる」私は中に入って黒い月の情報を聞き出した







その情報を元に私は三十日で三万人の黒い月の一員を摘発したその間ももちろん官僚達の罪を摘王様に文を送り司憲府の皆に手伝ってもらい一万の官僚達を摘発した画師の仕事も順調に進んでいた。
























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