第13話「誰の為に働くのか」

私は密豊君様の寝殿に行く部屋に入り「お呼びでしょうか?密豊君様」「本当恐いもの知らずだな、またもや呼ばれ来るとは」「それで何のご用でしょうか?」「用など一つに決まってる頼むから私の前から消えてくれ、二度と私の前に現れないでくれ、でなければ私はそなたをまた殺したくなる」







「護衛武官から聞きました、膵臓に悪性腫瘍があると聞きました」「また同情か?やめろ、私をそんな目で見るな!昨日私はそなたに辱しめられた、私はそたなを殺そうとしたのにあんな風に庇われて惨めな思いをいただけだ、私はそなたのせいで死にたいと思ったゆえに治療は受けないそなたの妹にもそう伝えろ」






「お断り致します、エンの治療受ければ密豊君様は助かりますなので治療をお受けください」密豊君様立ち上がって私も立ち上がる「そなたのそうゆう所が気に入らないんだ、綺麗事並べるだけで腹が立つ私に構うな、頼むから私の前から消えてくれ!!」








囲碁盤を私の右足の甲に向かって投げる「!?」激しい痛みを感じる右足の甲に怪我をおった「クァン!」エンは物音に気がついて私が怪我したことに気がついて私に駆け寄り密豊君様に「ここまでする必要ないでしょう?自分から呼んでおいて、何故クァンをそこまで嫌うのです?」






密豊君様は「気に入らないから嫌うのだ、消えてほしいから命を狙うのだ」「勝手にも程がある、クァン、何でこんな人を助けたの?助ける必要ないよ、こんな人が本当に民を助けてるだなんて信じられない」「そなたに信じてもらう必要はない」





「先に言っておきますクァンに手を出さないでください、次のクァンの命を狙ったら今度こそ王子の地位から引きずりおろしてやります」「エン、ちょっと失礼なこと言わないで」「私は治療しません、例え王命に逆らって罪人になったとしてもその時は貴殿方も道連れに致します」






無表情で大胆な発言をするエンは「エン、お願い密豊君様を治療して」「何で私が、それよりクァンを治療するよ」「しないなら私もエンの治療を受けない」「クァン」







「エンにはそんなことしてほしくない傷つけられたから相手を傷つける真似なんてしてほしくない、エンには沢山の知識がある、沢山の命を救える優れた腕がある、だからこそ私はエンにはどんな人でも関係なく適切な治療して救い続けてほしいの」「クァン……」「お願いエン、密豊君様をお救いして」





「クァンにそこまで言われたらやるしかないじゃん」「必要ない、余計なお世話だ」そういう密豊君様、私は密豊君様に頭を下げた「密豊君様お願い致します治療をお受けください、私の妹の失言、態度重ね重ねお詫び申し上げます、お父様の件、私のしたことが密豊君様のお心に深い傷を負わせてしまったことも理解しております、」




「黙れ!何も言うな、そなたの言葉を聞くだけで余計に死にたくなる」「黙りません!」「!?」「密豊君様私をどれだけ恨んでもらっても構いません、殺したいなら何度だって刺客を私に放って頂いて構いませんですが死んでもいいなんて簡単におしゃらないでください、この世の中には生きたくても生きれない人が存在致します、密豊君様は違います密豊君様の病は完治するのです」





「「……」」「完治してこれからも自分の好きなことをしながら生きていけるのです、密豊君様にこんなことをおしゃったらまた不愉快な思いをさせてしまうかもしれませんですが私は貴方様に生きてほしいのです、この国の民の為に、密豊君様を慕う護衛武官方達の為にもどうか生きてください」









「あぁー本当何だよそなたは、私に二度も殺されかけたのに、それでも何でも私にそんな言葉をかけるとはそなたも誠にに恐れ知らずだな」「密豊君様」「治療は受ける、だからそなたも治療を受けよ」「はい、お受けします」私が微笑んで言うと少し微笑んで「もう下がれ」「はい」私は一礼して下がる





私は密豊君様ご命令通り治療を受け、怪我が完治する一ヶ月間王命で私邸で静養をしていた。そして三十日後王宮に行き休んでいた分を取り返すように働くそしてその三日後私は王宮で世弟賓の座に就いたナン、ソンイ様、側室で正三品、良媛にナン、テヨ様ととサ、サヨン様、キム、ファリョン様がなった





私は一礼して「世弟賓様、ナン良媛(ヤンウォン)様、サ、良媛様、ナン良媛様キム、キム良媛様ご婚礼心から心からお祝い申し上げます」世弟賓様が「ありがとう、私達これからもお茶を飲むの持平もご一緒にいかが?」「大変ありがたい申し出なのですが私は雑務がございますので失礼致します」






私は一礼をして去ろうとするナン良媛様が「失礼な態度ね、それが世弟賓様に対する態度な訳?」「申し訳ございません、不快な思いをさせていまい」「全くだわ官僚の分際で」世弟賓様は微笑む








「そなたらこそ立場をわきまえろ」「「!?」」世弟様の声がしてきて後ろを振り返ると世弟様が立っていた。「世弟様」私はお呼びし一礼をする世弟様は私の腕を掴み私を自分の後ろに隠す





ナン良媛様「世弟様誤解でございます、私達はただお茶に誘おうと」「クァンはそなたらと違って暇ではない、茶を一緒に飲むことを断れたぐらいで三人ががりでクァンを責め立てるのは品の欠片もないな」「「……」」





「クァンはそなたらがのんきに部屋で書物を読み、花を生けているそなたらと比べてクァンの行ってることは国の為になっている、静養している間もずっと私邸で仕事をしていた、クァンは三十日で五百人の罪を犯した官僚を摘発したそうだそれでもまだクァンを失礼な者として責めるのか?」






「「……」」世弟様の言葉にお三方は何も言い返せなくなる「次の今のようにクァンを責めてたりクァンに何かしてみろ、私はそなたらを決して許さないからな、どうした?返事をしないのか?」「「はい、世弟様」」返事を聞いた後頷いて





「クァン、足の怪我は大丈夫か?密豊君にやられたとへ、エンから聞いた」「密豊君様を罰をお与えにならないでください、お願い致します」「心配するな、謹慎の王命が出たが、王子の地位は剥奪されてない」「誠ででございますか?それは良かったです」「全くそなたも人がいいなあんな酷い目にあったのに」






「私なら大丈夫でございます」「まぁ何かあったら私に言え、必ず守ってやる」「……はい」何かお三方が私を睨んでる気がする「雑務がございますので失礼な致します」私は一礼する世弟様は手を握って「!?世弟様?」「一緒に茶でも飲もう、少しの時間でいい」







「……」私は抵抗出来ないまま手を繋がれ世弟宮に連れていかれた。世弟宮に行くと「世弟様やはり私は仕事に戻ります」世弟様は繋いだ手を離してはくれない「心配か?ここに閉じ込められて出られないかもしれないと」「それは……」思っていたことを当てられて困惑する「そんな顔するな、そんな顔されたら余計に閉じ込めたくなる」







「!?」「そなたは誠に愛おしいな、」世弟様は私を抱き締める「あの、世弟様お離しください」「離れていくな、頼むから私から離れて行かないでくれ、本当はそなたを側室にしたいがそんなことを望めばそなたを危険にさらしてしまう、側室にしたくても望まないから、私と二人でいる時はせめて前のようにしてくれ」






「世弟様、それはできません、申し訳ございません」〈そうすれば私は後戻りできなくなります、貴方様の想いが溢れで止まらなくなって運命なんか無視して側室になろうとしてしまいます、ですから私はこれからも貴方様を拒否します〉私は出てきそうな涙を堪えて







世弟様から離れて「世弟様、私は以前お伝えしたはずです、私はこの国の臣下で、貴方様はこの国の跡継ぎの方それ以上でもそれ以下でもないと」「クァン、だが私は……」「王様のおなり」「「!?」」ホン内官方はの声がして私は世弟様から離れて王様の姿が見えて私と世弟様は一礼する。






世弟様が「王様、こちらに何のご用でしょうか?」私を見て「行くぞ」そう言って私の腕を掴み寝殿を出る。世弟宮を出ると「王様、お待ちください」私が立ち止まると王様も立ち止まって「何故、世弟のところに行った?」「お茶を一緒に飲もうと申し出がありまして」「そうか、へ、ジンと、へ、ハソンはどこにいる?」






「……はい、二人共怪我をしてしまい治療中でございます」「そうか、仕事に戻れ」「はい、王様」司憲府に戻ると外で所由と監官何人かが大きな丸太を持ってた。「!?何をしているのですか?」私は大司憲様、執義様、の元に行き







「へ、クァン訓練の邪魔だ下がれ」大司憲様が言う「下がりません、彼らは私の部下です、皆、丸太を下ろして」「下ろすな!」大司憲様が言う「大丈夫、下ろして」私が言うと下ろした「お前ら!!」「おやめください!いい大人が見苦しいです!」






「「!?」」「そなた誰に向かって……」執義様がおしゃる、「私を嫌うのは構いません、ですが彼らに無意味なことをさせるのはおやめください、彼らは国を守る為にここにいるのです、地位を盾にして彼らに無理難題を押し付けるのはおやめください、彼らは私の部下ですこれ以上彼らを傷つける行為は見過ごせません」





「おのれ、へ、クァン!この者達は犬だ、長官の私の命令は絶対なのだ」「さっき申し上げた通り彼らは私の部下です、彼らには私の仕事を手伝って頂きます」「生意気な!!」大司憲様が私を殴ろうとする「「!?持平様!」」」







その場にいた観察、所由達が私を呼ぶそれと同時に「王様のおなり」とホン内官の声が聞こえて「「!?」」動きが止まる王様が内官、尚官達を連れてお越しになる、私含めその場に居たものが一礼をする








王様は「仕事もせずこんなところで集まって何をしているのだ?クァン答えろ」「はい、王様、王様に申し上げます、大司憲様、執義様が、監察と所由に達に私情を挟み仕事とは関係のないことをさせておりました」「それは何だ?」「彼らに訓練だと言い重い丸太を持たせていたのです」






「何だと、そんなことをしていたのか?大司憲!」「「!?」」「王様、それだけではございません、執義様も一緒にやっておりました」二人は王様の前に座り込み「「王様!」」「誤解でございます、」「私達はただ教えていただけでございます」私は二人に「教えていたって「お前らは犬だ、私の命令は絶対だ」とそう教えていたのですか?」






「それは……」「重い丸太を持たせて、言うことを聞かなければ棒で殴ることが貴方の言う教えですか?」「偽りだ、そんな嘘で私を陥れようとするな」「事実です!」ヘスが王様に訴える「私も他の人達も大司憲様から無茶な命令を受けていました、」






「詳しく申せ」王様が言うと「重い丸太を使って何十時間も訓練させられたり、真冬に湖に入って鯉を捕まえるように命じられ断れば棒で殴られました」ヘスはアザだらけの腕を王様に見せる「「!?」」王様は「大司憲!そなたは何てことをしているのだ!」大司憲様を睨み付ける






「これは到底見過ごせない、クァンそなたが大司憲、執義を不正を行ってないか徹底的に調べよ、これは王命だ」「はい、王様王命しかと受けたまりました」王様は頷き「調べる期限は三日だ、それまでは大司憲、執義は私邸で謹慎していろ、これは王命だ」「王様お待ちください、」大司憲は言うが





王様は「これは決まったことだ、早く私邸に帰れ!」とおしゃり相手にしない「「……」」大司憲と執義は私を睨み付け出ていった。私を見た王様は微笑み「クァン、しっかり頼むぞ」「はい、王様お任せください」






そして私は王命通り調べて三日後便殿で「王様、王命に従い大司憲、ウィ、ヒン、国の救援米を着していた証拠を発見致しました」私はどれだけ着服してるか記してある書物を王様に差し出す




ホン内官から受け取り「確かに記してあるこれはどこで見つけたのだ?」「はい、司憲府に置いてある、金庫です普段、金庫を開けられるのは大司憲様、ウィ、ヒン様しかいらしゃらないので隠し場所には安全だと考えたのでしょう?」






「「……」」お二人は黙り込んで何も話さない、「では救援米はどこにあるのだ?」「恐らく私邸の庫にあるのでしょう、証拠の書物があるので確認する価値は十分にあるかと」「王様、私から一言申し上げてよろしいでしょうか?」








大司憲様はおしゃる王様は「申してみろ」「王様、私は罪を犯しました、へ、クァンが言ったことは全て事実です、」周りにいる官僚が騒ぎだす「私邸の倉に救援米がございます」「何故、今更自白をしたのだ?」






「もう逃げられないそう思ったのでございます、大罪を犯した私は死んで当然ですが弟のジョンの命はどうかお助けください」「兄上……」






「いいだろう、都承旨はよく聞け」「はい、王様」「大司憲、ウィ、ヒンの官職を剥奪し斬首に処す、ウィ家の全財産を没収する、そして弟、執義、ウィ、ジョンを官職を剥奪して流刑に処すこれは王命だ」「はい、王様」都承旨が返事をした後






罪人、ウィ、ヒン「へ、クァン、一つ聞かせてくれ」「はい何でしょう?」「そなたは何故部下だと理由だけで何の関係もない赤の他人をそこまで庇うのだ?」「それは部下を守るのが上官の役目なので」「くだらない理由だなそんなことを言い続けていたら、今よりもっと敵が増えるぞ」





「最後の忠告ありがたく受け取っておきます、私も刑に処される前に申し上げます」「申して見ろ」「私の部下は無能な犬なのではありません、彼らは誰よりもこの国の為に働きたいと思ってる者たちです、欲を満たすことでしか興味のない貴方方より何十倍も立派です」




「そうやって余裕でいられるのも今のうちだ、そなたの体は必ず朽ちる時が来る、そして後悔するだろう、その体で官僚になったことを」私は微笑み答える。





「例えそうだとしても私の行うことは変わりません、これからも私欲を満たす為に罪なき民達、そして官職が低いくてもこの国の為に必死に臣下として仕える官僚、武官達を権力と地位で苦しめる両班、官職が高い官僚、武官方の罪を犯した罪人を一人の残らず摘発するつもりです」私は微笑む。




王様は「罪人を義禁府に連れていけ」義禁府の武官達が来て「「はい王様」」そして連行して行った。



























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