第4話 Hunting Boys

増々強くなる風の中、2頭は黙々と北の山を登り続けていた。ハニタはまず北のアンリュウ山脈を目指すことにした。なぜなら狩猟経験が3回しかないハニタは、ラルがいそうな所はそこしか知らなかったからである。”町”からまっすぐ北に向かうと目指す狩場・・・ 昔からツバ族のものであったアンリュウ渓谷に着くはずであった。はずであったと言うのは、ハニタははっきりとは、覚えてはいなかったからである。しかし決して、ハニタは振り返ったりして確認をしようとはしなかった。なぜなら、後ろを付いてきているイワニと、目を合わせるのを避けたかったからである。イワニは先程のハニタの言葉によって、完全にふてくされていた。今だかって、あの様なきつい言葉を言われたことも、あの様に突き放した言い方をされたこともなかったからだ。何か ” 悪かったな・・・ ” くらいの事言えないのか!!俺は何も、好き好んで付いて来ているんじゃないぞ!!! それを一体なんだ!俺は仮にもギルの息子なんだ!!! いくら族長になったからといってあんまりだよ!”

今までイワニは、大抵誰かの陰に隠れていれば良かったし、またそうして過ごしてきていた。又今回の狩りもそうであるはずであった。それがどうも今回は勝手が違っていた。自分で判断をすることなど、一度もなかったイワニにとって今回の狩りは、決して自主的に参加したものではなく、ハニタに請われて来たつもりだった。それなのに先程のあの態度は許せなかった。かといって一人で戻るには深入りし過ぎていた。仕方がないので、イワニは常に20m程離れて、一人ブツブツ言いながら付いていった。

”大体狩りなんて最低4~5頭で、堂々と祝福されながら出かけていくのが本当だよな! それがなんだい!誰も祝ってはいやしなかった!!!親父だって、反対だったに違いないんだ・・・見送りにすら来てくれなかったじゃないか!!!それにこの天気!アガルンが出てくるんじゃないのかな?。もう引き返したほうがいいかもしれないな・・・・・?” 

イワニはわざとハニタにわかるようにテレパシーを拡散させていた。イワニのつたないテレパシーでは、20m以上離れてしまうと、相手に考えを伝えることも、聞くことも難しかった。だからイワニは常にギリギリの距離を保っていた。それにそれ以上離れられる程、イワニには勇気がなかった。イワニにとってここは初めての場所であり、見慣れた”町”の風景とは異なる雪山は、彼に恐怖を感じさせるに十分だった。

ヒュウーーーーーヒュウーーーという”希望”では聞き慣れた風の音でさえ、イワニをおびえさせた。なにか音がすれば、それがどんなに小さなものでも、音の出所に目を凝らし、安全を確認するまでその場を動かなかった。まだ一度も出会ったことのない、ラルのいななきではないかとおびえて・・ イワニはラルをまだ一度も見たことがなかった。だから父であるギルや兄達から聞かされた話から、自分なりのラルの姿を思い浮かべてはいた。イワニのラル像は、山のような大きな体と、まん丸い白くぼんやりと光る目をもった化物で、大地を揺るがすような叫び声の持ち主であった。今までは、話の中に出てくる架空の悪魔のような存在だったラルが、いきなりすぐそこにいるかもしれないという現実に、イワニは恐怖した。そして、何か少しでも音がするとすぐに、離れてしまったハニタとの距離を縮めるために、走りだす事を繰り返していた。イワニはハニタに対する怒りと、ラルに対する恐怖とで、この距離を保っているといって良かった。ハニタとて同じ事であった。イワニは、ハニタが狩りに何度か出ているので、ラルの事をよく知っていると勘違いしていたが、本当は3回の狩りの中で一度もラルには出会っていなかった。ラルどころか、ラビすら一人で狩ったことがないのだ。ハニタが自慢しているただ1回のラビ狩りはハアシュがおびき出してハニタが狩りやすいようにサポートしてくれたからだった。だから、後ろからついてくるイワニの怒りとラルへの恐怖のテレパシーを感じ取ってもどうすることもできなかった。いや一緒になって、おびえたい気持ちで一杯というのが、本当の所だった。自分すらそんな調子なのだから、時折舞い上がる雪煙にビクつき、恨みがましくハニタにぶつくさ言うイワニに、癇癪を起こす寸前だったのだ。ただ燃えるようなラルへの怒りと、族長としての誇りが、辛うじてハニタに自制心をもたせていた。苛立つ心と不安な気持ちをごまかすために、ハニタは辺りを見渡しながら過去の英雄達に思いを馳せる事にした。今、ハニタ達が歩んでいるV字形に切り立ったこの道を、歴代の族長達も通ったのだ。何10頭ものツバ族の勇士達と共に、雄々しく憎きラル共を次から次へと狩り続ける自分の姿が目に浮かんだ。先陣を切って突き進み、逃げ惑うラル共に致命的な一撃食らわす。ハニタが一番憧れていた古への英雄トキの姿、そのままであった。それは随分と心地の良い想像だった。そうすることでだいぶ心に余裕が出てきたきがした。

”そうなんだ!!! 何も恐れることはない・・・俺はツバ族1の勇者となるべく生まれてきた男なんだ。トキにできて俺にできないことなどあるはずがないじゃないか!!!”

ハニタはその根拠のない思いに逃避することにした。そうすれば余りに厳しい現実や、不安な気持ちから解放されるし、何よりくだらないイワニの戯言も気にならずにすんだ。こうしてハニタは思い悩むことなくアンリュウ山脈の中腹、ラビやラルの集まるトト盆地を目指すことができた。吹っ切れたハニタが急に歩速を早め、ドンドン進みだしたのでイワニはもう我慢ができなくなった。開けていた距離を詰めるために走りだしたのだ。もう一人でいることなどできなかった。益々悪くなる天候と、高くそびえ立つアンリュウ山脈の何処かに潜むラルの影に耐えきれなくなったのだ。       

”ハニタ!  ハニタ!!!  ちょっと待つてくれよ!。もうラルの住処は近いのか?!。なあ、さっきから風の音に混じって何か変な音がするけどあれってラルの鳴き声じゃないかな?。なあハニタ?”

”そんなこと解るもんか! 俺だってラルの鳴き声は聞いたことがないんだ。ただギルは、山を震わす程でかい声だと言っていた。それに奴らは馬鹿で、俺達ツバ族を見ると見境なく襲ってくるそうだ。それよりもうすぐトト盆地に着くぞ。そこに着けば嫌でもラルに合えるさ。あそこにはラビがいるからな。”

”どうしてさ? どうしてラビがいるとそこにラルもいるんだよ?”

”いいか!よく聞けよ! ラルは俺達と同じにラビを食ってるんだ。昔はラビと同じに苔とかも食っていたらしいが、今じゃ俺達の食いぶちを横取りするようになりやがった。ラビを食った方がしみったれた苔なんかよりずっと旨いし、力が付くことに気付いたんだろうさ。今までツバ族はずっとトト盆地のラビを狩っていたんだ。そこにあの化物どもが入り込んで来やがったのさ。そこに旨いラビが一杯いたわけだ。食ってみたら旨かったみたいなところさ。トト盆地のラビは昔からずっとツバ族のものだったんだ。こうして話している間にも、俺達のラビが奴らに食われているかも知れないんだ。”

そう言い切るとハニタはまた前を向き直って歩き始めた。イワニも慌てて後を追った。今度は距離を置かずに・・・そして文句も言わずに黙って後を着いて行くことにした。トト盆地の事もギルの受け売りに過ぎなかったが、今のハニタは自分の言葉で喋っているつもりなので感情がこもっていた。まるでトト盆地が自分の庭でもあるかのように・・・・・

ハニタ目指すトト盆地は、寒冷化の進む”希望”にあって唯一ラビをコンスタントに狩れる場所であった。トト盆地は、アンリュウ山脈に守られる形で強い風が吹き荒れることがなかったので、“希望”の大地の中でもラビの主食である苔類の繁殖に適していた。また高地故の利点で、弱い日の光も受けやすかった。だからトト盆地で待ちかまえていれば、必ずと言っていいほどラビは現れたし狩りもうまく行った。ツバ族の猟場は年々減り続け、トト盆地のみになっていたのでここにラルが侵入してきたとき、ラルとの対決は避けられないものとなった。ラルとて同じ状況だったのだ。ツバ族を恐れて滅多に赤道近くには近づかず、北に閉じ込もっていたラルがツバ族の住む南に降りてきたのはもう北部には食べ物がなくなってしまったからであった。”希望”の寒冷化はラル達に容赦なく襲いかかった。ラビと同じく苔を主食にしていたので、段々姿を消して行く苔は即ち飢えを意味していた。南には恐ろしいツバ族がいる。しかしそのまま飢えて死ぬ訳には行かなかった。こうしてツバ族と、ラルとの生き残りをかけた壮絶な闘争が始まったのだ。最初の中ラルは恐る恐るトト盆地に出てきては、苔を急いで食べて逃げ帰っていた。ツバ族の姿を見ようものなら一目散に逃げ出していた。またツバ族も不貞の侵入者を追い払おうと必死になった。しかしずっと北の厳しい気候で鍛えられたラルを、追い払うことはできても狩ることは容易ではなかったのである。運命はラルに味方したのである。ラルは自分の力を認識した。自分達はもはやツバ族を越えたのだ。恐れることはない。こうしてトト盆地はラルのものになった。ハニタは知らなかったが、もはやトト盆地はツバ族のものではなくなっていたのだ。ハニタ達はトト盆地が見える所まで来ると、小休止を取ることにした。両側を切り立った山に挟まれた細い道を、ずっと登り続けてきたハニタ達の目の前に、急に広々とした盆地が現れた。後ろからの強い風が背中を押し続けてくれたので、道のりはかなり楽だった。そして目の前の丘を越えるとなだらかな下り斜面が続き、縦横2㎞四方の平らな大地、トト盆地が2人の前に広がっていた。

”イワニ。これから先には間違いなくあのラルどもがいやがるんだ。武器の確認をしておけよ。いつ奴らが出て来るか解ったもんじゃないからな。音を立てるんじゃないぞ。”

イワニはこの初めて見る風景に見入る余裕も、これから初めての狩りが始まるんだという興奮もなかった。あったのはハニタが今言った”ここには間違いなくラルがいる”という言葉による恐怖だけだった。イワニは一目で解るほどおびえていた。イワニの目にはトト盆地は悪魔の住む、足を踏みいれてはならない土地に見えていた。

”イワニ怖がるな!俺達はツバ族の戦士なんだ。俺はトキの生れ変りなんだ。ツバ族の戦士は決して負けることなどないんだぞ。”

ハニタは強い調子でテレパシーをイワニに送ったが、イワニは手にした石斧を握りしめただうなずくだけだった。

”ヒュウー・・・・・  ヒュウー・・・・・・・    ”

”さて、行くぞ!  イワニ!  まずトト盆地の様子を見てみよう”

ハニタはイワニを促すと、腹這いになりながら盆地を見下ろせるところまで進んで行った。イワニも緩慢な動きでハニタに続いた。ラルへの恐怖でガチガチになってしまったイワニにとってずっと続く盆地の端は弱ってしまったツバ族の目には伺うことができず、たとえラルが潜んでいても見えはしなかった。二頭は鼻を鳴らしてみたが、何の臭いもしなかった。また何の気配もしなかった。例え臭ったとしてもラルの臭いなど解りはしなかったろうが・・・

”なあハニタ・・・  一体どうやってラルを狩るんだい?。もしあの見えない端っこにラルがいたとしたら・・そして突っ込んで来たらなんて考えてしまうけど大丈夫なのかい?。それでも俺達は勝てるのかい?”

そう問われたハニタは黙ってしまった。いま気付いたのだ。何も考えてはいなかったことを・・・恐ろしいラルを狩るのになにも策をもたずにここまで来てしまったのだ。勢いに任せてここまで来てしまったが、そもそもハニタはラルを狩ったことがなかったのだ。どうやって狩るかなど知るはずもなかった。誰も教えてはくれなかった。ハニタは初めて恐怖を感じた。     

”そうだどうやって狩るんだ? 俺は本物のラルを見たことがない・・・・・ギルは教えてくれなかった・・・ギルは教えてくれなかった・・・”    

ハニタはどうするか考え始めた。今見た限りではラルはいない。ならば、待ち伏せて不意を襲うことしか考えられなかった。さすがのハニタも、トト盆地のまん中で、ラルが来るまで待ちかまえようとは思わなかった。最近のラルは、ツバ族を見るや否や、襲いかかるとギルが言っていたのを思い出した。今一度、盆地の両側の切り立った斜面を見渡すと、ハニタの目はある一点で止まった。ハニタの立っているところから300m程離れた盆地の右側縁の斜面に、小さなでっぱりを見つけたのだ。

“イワニ!いいか!今から俺はあの縁まで行って斜面を登って隠れている! おまえはここに残ってラルの来るのを待っていろ!。奴は必ずやって来る。もしラルが来たなら、おまえはここでラルに気付かれる様に大声を上げろ。おまえの方に向かって来るようにするんだ。”

イワニはまるで信じられないといった風にハニタを見つめた。 

”気でも狂ったのかよ! 俺一人でラルと戦かわせようってんじゃないだろうな!。さっきの事で怒ったとしたってあんまりじゃないか!!”

”そうじゃない。誰もおまえに戦えなんて言ってない。おまえはおびき出すだけでいい。大声を上げてラルがおまえに気付けば、必ず奴らは襲いかかって来るだろう。その時、俺が隠れているあのでっぱりの前を通るはずだ。そうしたら俺が滑り降りてきて、後ろから奴の首根子にこいつを突き立ててやるんだ。そうすりゃ奴だって御駄仏だろう。”

イワニはハニタの即席の作戦を聞いて少しは落ち着いた。曲がりなりにも作戦である。それまでどうやって狩りを行うのかも示さなかった事が、イワニを不安にさせていたのだ。今まで1度も狩りに出たことのないイワニに取って、それで十分だった。成す術もなく、ラルに殺されてしまうと思っていたのが、急に勝てそうな気がしてきた。

”俺がブーメランを投げるのか? ・・・  ”

”他に一体誰が投げるっていうんだ!俺達は2人しかいないんだぞ!!とどめは俺が刺すからおまえは奴の注意を引き付ければいいんだ。いくらラルだって隙を衝かれればどうしようもないだろう。”

”でもうまくいかなかったら、怒ったラルがハニタより先に、俺を殺すかも知れない・・・

イワニは、自分がラルに向かって武器を投げつけるなど、思いもよらなかったのでハニタに尋ねた。 イワニの戦意はゼロに近かった。

”大丈夫だ。おまえはブーメランを投げてからすぐに逃げ出せばいい。後は俺がやる!”

”でも・・・・・”

なおも続けようとするイワニをハニタはにらみ付けた。そうして、すぐに持ち場であるでっぱりを目指して、足を踏み出した。昔はツバ族を恐れ、決してアンリュウ山脈の南へは降りてこなかったラルにとっても、状況は同じであった。もう北の山々はいくら”希望”により順応したラルとは言え、暮らして行くには厳しすぎる環境になってしまったのだ。ハニタは勢い良くトト盆地に足を踏みいれたが、後ろからずっと吹き付け続けている風に押されて思ったよりスピードが出てしまい、緩やかな斜面を転がるように降りて行った。ラルがすぐそこにいるのではないかという恐怖は常にあったが、後ろでイワニが見ているだろう事もあって歩速を緩めることはできなかった。そのためハニタが目標にしていた、右側の斜面のくぼみの下を危うく通り過ぎてしまうところであった。雪煙を上げながらハニタは止まると、一息付いてから猛然と斜面を登り始めた。 

”見ていろよ! ラル共め! 俺がきたからにはもうおまえ達には好き勝手はさせないからな!!”

ハニタは自分に言い聞かせるかのように、心の中で呟き続けていた。

一方残されたイワニは、斜面を一心に登り続けているハニタを見ていたが、どうすることもできないので、しぶしぶ盆地の入口である道に身を隠す事にした。隠れたといっても、トト盆地の入口に身を投げ出し、腹這いになって顔だけ出していただけだった。それでも恐くてしようのなかったイワニにとってはいくらかの慰みにはなった。イワニのツバ族の退化した目には、段々遠ざかるハニタの姿が点にしか見えなくなってきていた。と、イワニの目からハニタが消えた。先ほどまでモゾモゾと斜面に動めいていた豆粒を見失ってしまったのだ。イワニは慌てた。小さな目を何度も何度も擦ると、見失った辺りを目を凝らして見つめたが、ハニタの姿を見つけることはできなかった。一度見失ってしまったハニタの白い毛皮に覆われた体は容易には見つけられるものではなかった。

”ハニタ!!!・・・・・”叫びかけたイワニであったが叫びは喉元で辛うじてとどまった。なぜなら先程ハニタを見失った辺りから雪煙を上げながら何かが転がり落ちてきたからだった。それは何か叫び声を挙げながら必死で転がり落ちるスピードを殺そうとしていた。クルクル回るその白い物体は、何一つ破るもののなかったトト盆地の静寂の中で不格好に転がり続けていた。ハニタであった。ハニタはやっとの事で昇りきった斜面のくぼみを目の前にして、足を踏み外してしまったのだ。殆ど斜面の下まで落ちてきてしまってからその物体はやっとの事で止まることができた。その豆粒ほどの物体は起き上がると、しばらくしてから気を取りなおしたかのように今落ちてきた斜面をまた昇り始めた。イワニは笑いだしそうになるのを必死に堪えると共に、ホッとして今度は絶対に見失わぬようにハニタの姿を凝視した。イワニに見つめられているその豆粒は今度は足を踏み外す事なく、何とか目的のくぼみにたどり着くことができたようだった。イワニはハニタの位置を確認するとやっと安心できた。後はハニタの言う通りに事が運ぶはずであった。

”ハニタも間抜けだなあ・・・さんざ俺に偉そうな事を言っといて、あのざまだ。戻ってきた時にはどんな顔してくるんだろ?  フフフ・・・・・まあいいや。俺は後はハニタに指示された通りに動けばいいんだ。ラルめ早く現れないかなあ・・・そして早いとここんな所切り上げて帰っちまうんだ・・・” イワニは一旦緊張の糸が切れてしまったのでだいぶリラックスすることができた。後は運命の時がくるのを待つのみであった。

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