第二回番外編 出張!教えて女神様!part2

 ※今回、新たに出て来た技の女神、ヘパイスティア様の説明回、そしてちょっとした女神様同士の雑談回です。作者の気分転換ですので、キャラ崩壊にお気を付けください。




「前回の番外編が好評だったので(女神様の主観)、なんと、番外編第二話! 本日お送りするのは、MCフローリアと!」


「解説のヘパイスティアだよ。茶番だけどゆっくりしていってくれな」


 ワーワー

 ドンドンパフパフ~


「ええ、ついに私以外の女神が本編登場という事で、紹介がてら番外編という事になりました! 前回はまだ他の誰も出ていなかったので、ゲストとしてお呼びしていましたが、これからは基本的に本編に出て来た女神ーズで番外編を繰り広げていきたいと思います!」


「今回は、あたいが本編にて登場したという事で、そして技の女神と言われてもパッとしない人が多いと思うので、軽く自己紹介していくよ」


「それでは、みなさんこちらに用意したボードをご覧ください!」



「まずは技の女神とは何なのでしょうか、それについてはこちら! ジャジャン!」


「情報番組かい? ……えっと、技の女神、つまりあたい、ヘパイスティアは、別名、鍛冶の女神、創造の女神とも呼ばれてる。……創造の女神って言っても、そんな大層なもんじゃないからね? まあ、分かりやすく言っちまえば、いろんなものを作ったりする女神って事さ。まだ作中では出てきていないけど、ドワーフ族にあたいを信仰してくれる子が多いね」


「はい、そう言う事ですね。技術、といいますか、そんな感じだと思ってくださればいいかと思いますよ。次は、ヘパイスティアは普段、何をしているのか、ですね」


「女神としての仕事の他には、神器だったり、神々の住居だったりを作ったり、修繕したり、が主な仕事かね。まあ、実は他の女神たちと比べても仕事が多いから忙しいってこともあって、あたいが他の女神を束ねようとか思わないんだ。忙しいからね」


「……それは暗に、愛の女神の私は仕事が無くて暇人だって言いたいんですか? お? 喧嘩売ってんのか?」


「はいはい、違うから落ち着きな。……ちなみに、実は女神は十二柱いるけれど、その中でもあたい含めた数人は女神としての仕事以外で仕事が多いから、あまり今回の喧嘩に興味無かったりするよ。そいつらに関しては、そのうち本編なり番外編なりで紹介するから、それまで待ってくれな」




「さて、落ち着いたところで次は、技の女神の勇者である、練ちゃんにはどんな恩恵があるんですか?」


「これに関しては、そのうちに練ちゃんが本編で披露していくと思うが、まずは器用になる。当然、何かを作ろうってんなら器用さがあるに越したことはないからね。そして、そういった鍛冶や設計、更には刺繍とか、創作と言えるようなことに対しての理解、習熟が早くなる。とはいえ、それでも適当に作ったらそれなりのモノしか出来ないだろうから、業物と呼ばれるようなものを作るには本気で取り組まないと出来ないだろうけどね」


「……本当に羨ましいですね。私が愛斗に加護として与えられたのなんて、周りから少し好かれやすくなる、ってだけですよ?」


「それはそれでいいじゃないか。老若男女、種族を問わず誰からも何からも好かれるってのは、それはそれで得難い才能だろう? 当然、その人物の人柄とかも関係するんだろうが。……それに、羨むならもっと凄まじい奴もいるんだから、そちらを羨めばいいだろう?」


「それはその通りなんですけどね……。特に、力とか魔法の奴とか何なんですか! もう力を与えられた時点で世界最強クラスってズルくないですか!?」


「はいはい、まだ本編にも番外編にもしっかりと出てないような奴らに当たるのは止めような。……ちなみに、ついでだから他の女神を紹介すると、十二柱女神が居て、それぞれ、愛の女神、技の女神、自由の女神、力の女神、魔法の女神、知の女神、武の女神、信仰の女神、勇気の女神、美の女神、生命の女神、希望の女神だよ」


「どうせまだしばらくは本編に出てこないでしょうし、私の方が人気になってやりますけどね! 全然出てこない女神たち何て怖くもなんともないんですよ!」


(……これが愛の女神かぁ……。荒んでるねぇ……)


「ふぅ……。ひとまず、まだ出てきていない女神たちの事なんて置いといて、今はヘパイスティアの事です。次の質問に参りましょう。ずばり、人気が欲しいですか!?」


「……は? 一体、どんな質問かと思ったら……。とにかく、あたいは人気なんていらないよ。自分の好きなように、好きなものを作れるだけで、満足してるんだからさ。人気何てあったところで煩わしいだけさ」


「よし、合格! これで私の敵は一人減った! 人気ナンバーワンも夢じゃないぞ……!」


「……あほなことを言っているフローリアは置いといて、今回の番外編はこれにて終了、だよ。またの機会があったらよろしくな」


「あ!? ちょっと、私を置いて閉めないで下さいよ!? それでは、皆さん、またね~!」

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