第3話 民族

この海域が地図にないと判明してから数日後

「島影を確認!!」

その一報を発信したのは第十七駆逐隊だった

「山本長官、どういたしますか」

大和の艦長が山本五十六に尋ねる

「う〜む、このまま海を漂うわけにもいかんなぁ、補給をするか。しかし、向こうがもし敵地ならば即戦闘ということもあり得る、万全な状態にせよ」

山本五十六はそう答えた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー大和艦内ーーーー

「なんで、ガソリンが減らないんじゃ?」

一人の補給兵がもうひとりの補給兵に聞いた

「知らん、しかし、ここが異世界だからかもな」

「まさか」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「第一次上陸部隊、出撃します」

艦橋に通達が入った。

連合艦隊に、緊迫した雰囲気が流れる


第一次上陸部隊が上陸してから、一時間が流れた

「第一次上陸部隊との連絡は?」

副長が艦橋にいる者に尋ねた

「未だに応答無し、、、ん?通達、入りました!」

またもや艦内に緊迫した雰囲気が流れ出した

しかし、緊張は一気にほぐれる事になる

「読め!」

山本五十六から指示が出た

「はっ!『敵兵無し、言語は日本語が通じる様子、長官と話がしたいと話す領主と

思われる人物が出た』とのことです」

「異国人と会談…か」

大和の艦長が言った

「私が行こう。それが向こうの要求していることだろう?」

山本五十六は自ら行くと言った


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