第21話 国家反逆罪
――農業連合組合の会長さんが見えているとの事で、ノックをして部屋に入っていった。
部屋に入ると違和感があった。
(…………何か様子が変だ)
組合の会長はなんだか小刻みに震えていて、周りにはなんだか護衛にしては多すぎる騎士が多くいた。
とりあえず、会長の目の前の椅子に腰かけることにした。
その直後、後ろの騎士から羽交い絞めにされる。
「ハルト・フォン・エッグラース! お前を国家反逆罪で処刑する!」
(…………は? こいつら何言ってんの?)
「ちょ!? ちょっと待ってください、先ずは落ち着いてお話を…………」
視界が180度歪んだ。
首を落とされたようだ。
バットエンドNo.2
ハルト、首を切断される
◆王国歴1120年
北方にあるアストレア伯爵家が謀反を起こし、イーストウッド王都へ攻め入る。
――しかし、すぐ鎮静化されるが、グランドフォート王国よりイーストウッド王国に攻め入り、わずか数日で滅ぼす。
その後、イーストウッド王国が完全に陥落したため、グランドフォート王国より北にあるノーザンテースト帝国は陥落する。
入り婿として公爵の娘と婚姻していた、イーストウッド第2王子は戦乱の最中、命を落とす。
◆王国歴1123年
ノーザンテースト帝国を滅ぼした為、グランドフォート王国は神器を掌握した。
反乱の芽をつぶすため、ギフト持ちの人間を王国に取り入れる。
加入を拒んだギフト持ちは惨殺する【ギフト狩り】が行われる。
◆王国歴1125年
グランドフォート王国は西方・南方に侵略、その後陥落。
グランドフォート王国は大陸統一を果たす。
あまり歴史に変化なし。
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