第17話 歓迎

「うるっせぇなー・・・ふあ~~~・・・・・・」とシクマが言った。

「うるせーじゃねー新入りが来たんだから自己紹介ぐらいしろー!」とザカディーが言った。

「なんでそんな飯事みてーなことしねーといけないんだよ!」とシクマがめんどくさそうに言った。

「いいからやれ!じゃないと毎晩お祭り騒ぎするぞ!」とケイグが言うと、

「わかったよ!俺はシクマ・キディン。信じるかどうかはお前次第だが、俺は3657歳だ」とケイグの隣の部屋のシクマが言った。

「嘘に決まってるだろ!そんなこと言って上から目線でいたって何の意味もないんだからな!」とザカディーが怒ったように言った。

「もうその話は聞き飽きたからさー他の話しよーーー」とジィサが話を止めた。

「今日は思いっきり歌うぞーーー!!!」とカギラスが言った。

「おいまて!話が違・・・」とシクマが文句を言おうとしたが、

「イエーイ!!!」

「城中に響かせるぞーーー!!!」と皆がはしゃいでかき消された。

ザカディーとケイグとカギラスとシーヤとジィサとカルデの6人は大声で夜中まで歌った。シクマは耳を両手でふさぎ、しかめっ面で我慢していた。レイは一緒に歌いたかったが、知らない歌だったので聞くことしかできなかった。

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