第15話 牢獄行き

そしてレイを見下ろすと、

「許可は出さない。お前はこの世の危険人物として、死ぬまで城の牢獄に閉じ込める」と言った。ティルジン王は満面の笑みでレイを見下ろすと、

「さっさと連れて行け!」と追い払うように言った。レイは身を乗り出して、

「なんで許可出さないんだよ!理由はなんだ!俺が何した!危険人物ってなんだよ!」と反論した。

「お前に知る権利はない」とティルジン王は冷たい目でレイを睨んだ。

「レイさん。諦めて下がりましょう」とキィダはレイを説得しようとした。それでもレイは許可を出してもらえない理由がわからず抗議し続けたが、兵士がレイを捕まえて、無理矢理牢獄に連れていった。

「バンッ!」と牢獄のドアが閉められ、

「ガチャンガチャンガチャン」と3つも鍵を頑丈につけられた。キィダは仕事に返された。だがキィダは有能な魔導師なため、レイを助けようと思えばいつでも助けられる。そのため、キィダはティルジン王に呪いをかけられた。レイを助けようとすると、一瞬で消滅すると。キィダにも、もちろん思考があるので、キィダはレイを助けたいという気持ちを抑え込んだ。

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