わたしのナイトは腹黒な賢者様

幼少期の強いトラウマを払うため女戦士は勇者パーティに加入して名声を得ようとする。
深層の迷宮攻略時に勇者から戦力外通告を受ける。
彼女の代わりに加入した戦士に実力で敵わず今後足手まといになると言われたのだ。
「役に立たないヤツは要らない」冷たく言い放たれ絶望する。
彼女の唯一の願いは魔王を倒したパーティにいる事で爵位を得る事だったのだ。
勇者に見直してもらうため他の上位ランクのパーティを探す女戦士。
向上心が強く、他者を見下す傾向のある彼女を受け入れるパーティはなかった。
やむなく実績が少ない中堅どころのパーティに参加するのであった。
そのパーティは不審なメンバーばかりだった。何故か実力を隠しているのだ。迷宮攻略が目的ではないパーティであった。