第二十三話

 この男は、一体どこから現れたのか、救世主はそう疑問に思うも、鉄格子を壊したときに天井と床も崩れてしまったことに思い至り、隣の牢に閉じ込められていたのかと気付く。

 苦しそうに顔を歪めたセラフィーナを見遣り、救世主は怒りに任せ、魔法を放とうとした。だがそれよりも早く、セラフィーナが行動を起こす。


「放しなさい!」


 力強く言い放たれた言葉が、『命令』だと気づいたのは、救世主と命令を受けたその男だけだった。傀儡魔法をかけたのだと、すぐに救世主は気がついた。そして戦慄する。つい昨日、セラフィーナが死にかけたことを思い出し、救世主は急いで声をかけた。


「やめろ、セラフィーナ! 身体に負担がかかる!」


 その言葉に、セラフィーナはハッとしてすぐに傀儡魔法を解いた。そして今度は違う方向から声が飛ぶ。


「なっ! クリス・カルガァート!」

「クリス、そこに転がっている聖獣を私に投げろ!」


 何故ここに、と驚くエグバートを他所に、老人がクリスに向かって命令をする。だが当のクリスはそれどころではなかった。ずっと探し続けていた傀儡魔法を使える者が、今目の前に現れたのだ。しかも、奇跡の実まで持っている。そしてなにより、救世主までもがここに居るのだ。その事実に、クリスは運命だとさえ感じていた。全てが自分の都合の良いように、この場に揃っている。それが運命でなくて何なのだと、クリスは歓喜した。


「その実を寄越せ!」


 実を食べ、魔力と体調を全回復させて、この女を殺し、死霊魔法で操れば、この女の傀儡魔法で救世主を意のままにできる。そう思い、クリスは狂気に満ちた目を向け、セラフィーナへと片方しかない腕を伸ばした。だが、セラフィーナへと手が届く前に、救世主が聖獣ごとセラフィーナを抱き込んだ。攻撃を加えても良かったが、セラフィーナの前で人を殺すことを救世主は躊躇った。そしてエグバートが二人の前に立つ。そのエグバートの瞳に、殺意が漲る。


「クリス・カルガァート! 貴様、よくもハドリーを!」


 憎しみが込もった叫びと同時に抜剣し、クリスの肩口に勢い良く剣を突き刺した。片脚しかないクリスは刺された勢いそのままに、壁際まで追いやられる。


「うぐっ……うう……実を、寄越せえ!」


 鋭い痛みがクリスを襲うが、まるで怯む様子はない。そのことに驚きつつも、エグバートは突き刺した剣を更に奥へと押し込むように体重をかけ、クリスの動きを止めようとする。


「この役立たずが!」


 杖をエグバートに奪われ、上手く立ち上がれない老人は、クリスにその苛立ちをぶつける。その様子をセラフィーナはじっと見つめた。そしてその老人の顔をよくよく観察する。

 先程、傀儡魔法をクリスにかけた際、彼の記憶がセラフィーナの頭の中に流れ込んで来ていた。その記憶の断片に、確かにこの老人がいたことにセラフィーナは気づく。そして全てが繋がる。

 今朝、救世主に会いに行く前に、父が誘拐されていた時のことを話してくれた。その誘拐の首謀者は今目の前にいる片脚、片腕のカルガァート公爵だと。そして彼は傀儡魔法を使える者を探していた。その目的は救世主を意のままに操ることにある。自身の死霊魔法で傀儡魔法を使える者を殺して操り、この国を手中に収めるため。

 何故そんな野望を抱いたのか。その答えは、この老人にある。『唆された』というには、余りにも酷い仕打ちだと、セラフィーナは嫌悪感に苛まれた。


「待ってください!」


 今にもクリス・カルガァートを殺しそうなエグバートに、セラフィーナが止めに入る。本当に罰すべき者は、他にいる。だから、声を上げずにはいられなかった。


「彼がハドリー・カルガァート様を殺したのは、この老人の企てです。そして、彼が本当に心を壊してしまったのは、騙されたとはいえ、実の弟を手にかけてしまったからです」

「騙された?」


 突然のセラフィーナの言葉に、エグバートは怪訝な表情をする。そんなエグバートとは違い、明らかに狼狽えた老人は、石牢中に響く程の大声をあげた。


「何を言い出すんだ、小娘! 儂は何も知らん!」

「いいえ、本当のことです。あの日、ハドリー様は兄のために、上級の回復薬を買い付け、受け渡し場所まで来ていました。正規ではない買い付けに、外套を深く被り、髪色まで変えて。そうとは知らず、その方はある『特命』を受け、ハドリー様を討ちました。その特命を出したのが、そこにいる老人です」

「そのような妄想を誰が信じるというのだ! それにその男を見てみろ! 片腕片脚で、どうやって人が斬れる!」


 実際、突然そんなことを語りだしたセラフィーナに、エグバートと救世主は困惑した表情を浮かべている。それでも気にせず、セラフィーナはその問の答えを口にした。


「実際に斬ったのは、その方ではありません。彼は、死霊魔法が使えますので……」


 ハドリーが学園に来た際に、死霊魔法で操られていたことを知っていたセラフィーナは、驚くこともなくそう告げた。そして邪魔される前に、続きを話し出す。


「倒れ伏した相手が、その方を見て、声を上げました。『兄上』と。その声を聞き、それがハドリー様だと気付き、慌てて抱き起こします。今にも事切れそうなハドリー様は、受け取っていた回復薬を、その方に渡しました。『早く元気になってください』と。渡された物が回復薬だと分かると、その方は迷いなく、それをハドリー様に使いました。ですが、ハドリー様は助かりませんでした」

「くだらん作り話だ!」


 セラフィーナの話に激昂する老人は、震える脚を叱咤して何とか立ち上がる。


「いいえ。その『特命』も、あなたの指示でしょう! この任務を成功させたら名声を得られると騙して、ハドリー様を殺させたのよ!」

「ただの妄言だ!」


 そう怒鳴り、救世主が抱えている聖獣に目を向けた老人に、セラフィーナは意を決し、傀儡魔法をかけた。それに驚いたのは救世主だった。魔力の気配は感じないが、頭に流れ込んで来た魔法の情報に、セラフィーナが傀儡魔法を発動したことを悟る。


「おい、セラフィーナ!」


 救世主の心配は尤もだと、すぐに魔法を解除したセラフィーナは、戦慄した。


「あなたたちの目論見は、全て把握しました。よくもお父様を……」

「ぐう、何をした……。頭が割れそうだ……」


 一瞬の傀儡魔法ではあったが、その反動は随分と大きいようで、老人は酷い頭痛に苛まれた。何とか立っていられるくらいの状態だった老人は、余りの痛みにその場で蹲る。

 セラフィーナが傀儡魔法を発動した時間は、クリスにしろ、老人にしろ、ごく僅かなものだ。にも関わらず、一気に流れ込んで来た記憶がある。それは、恐らく強く心に残っている感情や欲望なのだろうとセラフィーナは思った。そしてこの老人の中にあった欲望は、セラフィーナを酷く怒らせるものだった。


「父を誘拐して、若返りの薬を作らせるなど……」


 怒りで震えるセラフィーナに、救世主が疑問の声を上げる。


「誘拐したのは、そこの男だろ?」


 エグバートに肩を貫かれた男を見遣り、救世主はクリス・カルガァートが捕縛されたと報告を受けた時のことを思い出す。その報告に、セラフィーナの父親であるジョナスの誘拐拉致の件も話が上がった。


「彼は利用されただけです。しかも、随分と前から薬漬けにされていたようです」「また妄言か! いいかげんにしろ!」


 痛む頭を押さえながら、老人が激昂した。そんな中、セラフィーナの言葉に、エグバートが反応する。


「ああ、やはり……ずっと、おかしいと思っていました。クリス兄様は、本当に強くて優しい方でした。ハドリーと俺は、そんなクリス兄様に、ずっと憧れていました。軍に入ってから、すぐに昇進し、一気に隊長にまでなったクリス兄様を、とても尊敬していました。ですが、その頃からです。少しずつ、クリス兄様は変わっていきました……」


 剣から手を放し、ガクリと膝をついたエグバートは、クリスの瞳を覗き込む。何も写していないその瞳に、セラフィーナの言葉が真実味を帯びていく。


「手脚を失ったのも、隊が全滅したのも、全てが仕組まれたことです」

「でたらめを言うな!」

「手脚を失ったのは、魔物のせいではありません。人為的なものです。医師から、切断しなければならないと、嘘を吹き込まれてのことです。もちろん、その医師も、この老人の手の者です」


 エグバートはセラフィーナの言う医師に心当たりがあった。そして老人の方を振り返る。バツの悪そうな老人に、エグバートは確信を得た。


「あいつか……」


 手脚を失い、心に深く傷を追ったクリスのために、専門の医師を紹介されたと、ハドリーが安心したように話していたことを思い出す。そしてそれもまた、仕組まれたことだったと思い至り、エグバートは拳を握った。


「おい、若返りの薬ってのは何だ? そんなもんまで、セラフィーナの親父さんは作ってるのか?」

「いいえ、違います。父を誘拐し、その薬を作らせるつもりだったようです」


 そこで救世主は合点がいく。何故セラフィーナたちが国を出ることを、すんなりと認められたのか。回復薬のみならず、万能薬まで作ってみせたジョナスを手放すことは、国としては大きな損害だ。にも関わらず、何の制約もなく国を出ることを許したことに、ずっと疑問を抱いていた。

 初めから誘拐するつもりだったならば納得だと、救世主は恐ろしい未来を想像した。もし本当に誘拐が成功したならば、きっと国を出たのだと勘違いされ、そのまま行方不明扱いになっただろう。王家に献上される筈の奇跡の実が手に入らなくても、それを惜しんだと思われ、行方を探されることはあっても見つかることもないのだろうと容易に想像できた。

 ジョナスだけでなく、家族全員が拉致されたとしたら、そう想像しただけで、救世主の身体は知らず震え上がった。


「聖獣の心臓に、若返りの薬とはな」


 怒気の篭もった眼で救世主が老人を睨み上げると、「ひいっ」と小さく悲鳴を漏らす。


「若返りだと? そんなことのために、ハドリーと兄様を……」

「お、お前たちもいずれ分かる! 年老いていく身体が、どれ程耐え難いものか! きっとお前たちだって、目の前に策があれば実行した筈だ!」


 救世主の眼に怯えながらも、老人は唾を飛ばしながら言い募る。


 「人の命を奪ってまでか? そんなもん、人間を辞めちまってるのと同じじゃねえか。魔物以下だな」

「うるさい! お前らに何が分かる!」


 怒鳴りながらも、不利なこの状況に、後ろを振り返り退路を探る。とその時、バタバタと軍靴の音がこちらに近づいて来るのが聞こえた。敵か味方かと、老人と救世主たちは身構える。


「やはりこちらでしたか、卿」


 先頭をきって現れたのは、総督のグレアムだった。老人を一瞥した後、救世主の姿を目に留めて、敬礼をする。


「元帥もいらしてましたか」


 そしてその奥に、剣で肩を貫かれたクリスと膝をついているエグバートの姿が目に入る。


「こいつを捕まえに来たのか?」


 救世主の問いかけに、グレアムはいつもの不敵な笑みを浮かべ、頷いた。


「はい。他の元老院の者たちは既に捕縛しています」


 言いながら、グレアムは連れてきた衛兵たちに老人の捕縛を目で促した。


「やめろ! 触るな! 儂を誰だと思っている!」


 暴れて大声を上げる老人に構わず、強引に手首を縛り上げた衛兵はついで口に布を詰め込んでいく。上手く息が吸えない老人は、漸く大人しくなった。そして衛兵に引きずられながら、外へと連行されて行く。


「そうか。で、あいつは取り逃がしたと?」

「いえ、ここに案内させるために泳がせました。聖獣の居場所がどうしても分からなかったので」


 元老院の者たちは権力者ばかりで、一人一人が複数の『隠れ処』を持っていた。それを虱潰しに探すよりも、泳がせた方が賢明だと判断したグレアムは、裏でエグバートが動いていたのも知っていた。


「だがエグバート、お前は知っていたにも関わらず、何故報告をしなかった」「一刻を争う事態だったからです」


 実際、そうだったのだろう。救世主が転移魔法でここに来ていなければ、間違いなく、この老人の方が先に来ていた筈だ。そして聖獣は連れ去られていただろう。もしくは、心臓を抉り出し食らっていたかもしれない。そう思うと、エグバートは間に合ったことが奇跡のように感じられた。


「確かにな。いくら泳がせていたとはいえ、間に合ったかどうかは怪しいもんだ」


 この牢に辿り着くまでに、迂回を重ねたことを思い出し、救世主はエグバートの言葉に頷いた。身内故に、この石牢の内部を知っていたのだろうエグバートの、この判断は正しかった。今頃のこのこと出て来たグレアムが、後手に回ったのは明らかだった。


「私の不手際です。お手数をおかけしました」


 素直に非を認めながら、グレアムは腰を折る。エグバートへも声をかけようと顔を上げたところで、エグバートが先に口を開いた。


「総督、あなたは知っていたのですか?」

「何をだ?」

「クリス兄様が、こうなった原因を」

「知ったのは、クリスを捕縛した後だ。余りにも様子がおかしいクリスを、軍の療養施設に入れた。そこでとある薬が原因で、精神状態に異常がみられることが分かった。だがそれが分かってすぐに、クリスが行方不明になった。誰かが連れ出したということが分かり、調べていくうちに元老院の連中に辿り着いた」


 息を一つ吐き出し、グレアムは苦い顔をした。


「尤も、元老院の連中には常に警戒はしていたんだ。だがもっと注意をしておくべきだった。まさか自分の孫にまで手を出すとは思っていなかった」


 元老院の中には、三大貴族であるカルガァート家の者も、もちろんいた。その人物が率先して自分の子供、そして孫たちにも手をかけたことに、少なからずグレアムは衝撃を受けた。当然のことながら、グレアムの祖父もまた、元老院に所属している。 

 それほどまでして、生にしがみつく祖父たちに、グレアムは嫌悪感を滲ませる。


「そんな奴等と血が繋がっているかと思うと、ぞっとします」


 やるせない想いを抱えたまま、エグバートはクリスに目を向けた。手脚を失ったクリスの見舞いは、極力避けていた。現役の軍人である自分が見舞いに行くことで、心の傷を広げてしまいそうで足が遠のいてしまっていた。ハドリーからも随分と憔悴していると聞き、尚更会いに行くことを躊躇った。だが、それでは駄目だったのだと、今更ながらに後悔する。


「ハドリーは、気付いていたのでしょうね」


 クリスの話をする時、いつも辛そうな顔をしていた幼馴染を思い出し、俯いた。


「ああ。なかなか手に入らない回復薬を求めたのは、クリスに使われた薬を解毒出来るものだったと、後の調査で分かった。だからこそ、殺されたのだろう。そして、当主と夫人もまた、奴等に毒を盛られた。クリスは自分で盛ったと言っているが、実際はそう思い込まされているだけだ」

「あんな奴等のために、カルガァート家は……」


 既に前当主とその夫人も亡くなり、残ったのは心を壊したクリスだけだ。

若返りの薬を使い、当主をすげ替えようとしていたのかと、その恐ろしい考えを払拭するように、エグバートは首を振った。


「……ハドリー……ハドリー……」


 意識が朦朧としているのか、クリスはずっと大人しくしていたが、ここで弱々しい声を上げ始める。


「クリス兄様……」


 エグバートの呼びかけに、クリスの目が向けられた。焦点の合っているその瞳に見つめられ、エグバートは息を呑む。


「ああ、エグバートか……。ハドリーを見なかったか? 朝食を摂らずに待っているのに、ハドリーがなかなか戻って来ないのだ。エグバート、ハドリーを見かけたら、すぐに戻るように言ってくれ。ずっと待っているからと伝えてくれないか……」

「……はい……」


一瞬、元に戻ったのかと期待したが、次第に目は虚ろになっていった。そして、焦点の合わなくなった瞳は宙を彷徨う


「ああ、頼んだよ……。全くハドリーは……どこへ行ってしまったのだろうな……ああ、ハドリー……ハドリー……」


 虚ろな瞳で宙を見つめ、クリスは何度もハドリーの名を呼んだ。自分が殺してしまったことさえ、もう分からないのかもしれない。エグバートはただ、そんなクリスを見つめることしかできないでいた。


「クリスは療養施設へと連れて行く」

「……分かりました」


 そう言って立ち上がったエグバートは、クリスの肩口に刺さっている剣に手をかけた。それを見たセラフィーナは慌てて駆け寄ると、傷口に手を翳す。


「回復魔法をかけます」

「すまない」


 何か言いたげな救世主は、それでも黙ってセラフィーナを見守った。エグバートがゆっくりと剣を引き抜きながら、セラフィーナが回復魔法をかける。やがて傷が完全に塞がるも、気がついたらクリスは意識を手放していた。

 衛兵によって担架が運び込まれ、クリスは外へと連れ出される。エグバートは、救世主に深く腰を折り、クリスに付いてその場を後にした。それを見送ってから、グレアムが静かに救世主へと問いかける。


「聖獣は、どういたしますか?」

「精霊界へ帰す」

「精霊界へ? そんなことが出来るのですか?」

「ああ」


 特に感情を見せずに頷く救世主に、グレアムは訝しげな表情を隠さない。それでも、争いの火種になるであろう聖獣を、何とか出来るのならばと、救世主に託すことにした。救世主の保護下であれば、容易に手出しは出来ないだろうと、グレアムは安堵した。


「……そうですか。では、あとは元帥にお願いしてもよろしいでしょうか」

「ああ。問題ない」


 短く返事をすると、聖獣に目を落とす。こんなにも騒がしいのに、全く起きる気配のない聖獣に、救世主は少しばかり不安になった。同じ聖獣であるコリンならば、目覚めさせることが出来るかもしれないと、気が急く。

 救世主の側近くまで戻って来たセラフィーナの腕を掴むと、そのはやる気持ちのまま、すぐに転移魔法を展開した。


 残されたグレアムは、小さく呟く。


「クリス、ハドリー……すまなかった……」


 助けることができなかった自分の不甲斐なさに、ただただ打ちのめされていた。

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