へっどばんっ、へっどばんっ

まず言っておかなければならないのが、メタルをよく知らなくても大変面白く読めるということです。バンドものを扱った小説はたくさんありますが、メタルを扱った小説はほぼほぼないと思います。最初はえー、メタルとか分かるかなと思っていましたが、読んでいるうちにその魅力に夢中になっていました。

かといって、ずっとヘッドバンしているわけではなく、物語自体は等身大の高校生の青春が描かれています。一人ひとりの登場人物の感情が丁寧に書かれている群像劇です。

青春好きの方は、ぜひ読んでみてください。