第28話 デート行脚③

こんにちは!ユーキです。


今回はオートキャンプで丸1日のんびり過ごす予定だ、あまりスケジュール過密にしては…デートと言えなくなるしね。


オートキャンプ場と言うだけあって、手ぶらで訪れている。まぁスラボックスがある時点で手ぶらではないし食材も豊富にあるんだけどね。

泊まるのは今回テントでは無くコテージだ。中も中々広いしベッドにキッチン、トイレお風呂等‥全部完備している、これはこれで楽ちんでいいネ。


辺りを見渡すと川もあるから釣りもできるし、公園もある。緑の芝生の上にシートを掛けて3人で寝転んだ。


「落ち着くねーユーキ」

「私好きですね公園でのんびりするの」

「2人ともそうだね。なんか落ち着くよね、子供たちが遊んでいるのを見てるだけでも飽きないよ」


「このまま時が止まってもいいわ」

「そうニャねー」

「まだまだこれからだよー、もう数日デート巡りしたら一旦仕事に戻るけど…その後は旅行巡りしようよ?」

「旅行っ?旅ですか?」

「うん、いろんな国を3人で巡るんだ。エルフの国とか行ってみたくない?」

「いきたいニャー、今エルフ国の小説読んでる所にゃ」

「はは、丁度いいね」

「私はお隣の"セントルーブ"に行ってみたいわね、あそこは最初から友好的だし」

「近いし最初はそこがいいかもねアリア、そうそう仕事してる間に2人で大型バイクの免許を教習所で取って欲しいんだ」

「バイク?バイクは乗った事ないにゃね、もしかして旅はバイクにゃ?」

「そそ、バイク旅がしたいんだー。舗装してない道もあるからオフロードでね」

「よく分からないけど分かりましたにぃさま、スカートでは無くズボンですわね」

「うん、スカートは見た目も布自体も危険だねー」


「さっ、2人ともあそこにクレープ屋あるし何か買ってくるよ。なにがいい?」

(面倒なので地球名にしてある)


「イチゴとチョコバナナのクレープをお願いするわユーキ」

「私はWクリームの焼きリンゴ添えでお願いします」

「オッケー、行ってくるわ」


「ホントいい人にゃねユーキは。よく気が利くし、やさしくて頼もしくて…何でも出来て。顔もまだ少しあどけないけど、可愛いから素敵に変わってきているし」

「本当ねソーニャ、にぃさまは出会った時からにぃさまでした。実の兄様とは感じる雰囲気がまるで違いました、後尻尾がキュートです♡」


「出会いはソーニャのが早いにゃね‥もう見た瞬間、この人を手放してはだめな気がしたわ…耳も可愛いにゃよ」

「わかるわソーニャ」


「なにがわかるんだい…おまたせ」

「お帰りにぃさま、にぃさまのお話をしてたのよ‥いい旦那だって」

「そーにゃそーにゃ」

「それはそれは…愚痴にならないように気をつけるよー」



それから3人でクレープをシェアしたり3人並んで釣りもした。

お昼はバーベキューだ、んー…余り肉の質がよくないなーココ。いい肉も注文できるようにしたいな。前試食した時はもう少し美味しい気がしたけど‥要注意だな。


とりあえず、酔っぱらって襲い掛かるドラゴンの肉が各部位結構あるので出した。

んふー…美味いやっぱり。

ビールも段々好きになってきた、酔えなくてもこの苦みと炭酸が口の中をリセットしてくれる。

ただし日本酒やらウィスキーは酔えないと無理だわ…。


肉だけではダメなので野菜を沢山注文してる。バーベキューに意外にあった野菜は茄子もどきとレンコンもどき。もどきはもういいかメンドクサイ。

茄子は焼くとトロトロだし、レンコンはコリっとしつつシャキッとしつつ、ほんのり甘味もあって大変美味。焼きトマトも割と美味しい。



…お昼も食べ終わり、まったりする。勿論オートキャンプなので後片付けもしなくていい。ホンマ便利やわ。


果実水をのみながらブランコをぶーらぶーら、嫁達は散歩している。

3人も好きだけど1人でいるのも楽でいい、ぼっちだったしね。


そう言えば忘れてたなー遊園地作るの、モンキーランドやモンキーシーも建ててしまおうかな。女性や子供達に大人気だしね。

んー遊園地のアトラクションは何ができるかなぁ、ジェットコースターは可能。

お化け屋敷もOK、GOカートにミニバイクや観覧車…うーん出来ないものなんてないか。


遊園地近くにまたホテルやタワーマンション付けたり…そろそろ学校や警察署も増設したいしな。なんか昔動画でみたゲーム実況のキムシティ思い出したわ。

まさしくあんな感じだなー、住宅街に工場街に商業地区、遊園地や公園等の娯楽施設、まんまやん。と、最近お気に入りの関西弁。まぁ脳内でだけだけど。


…ああ、忘れてた。必要かどうかは分からないけど、ラブホテル。んーまだパスかな。旅館がすでにそれっぽいトコもあるしね。治安下げても仕方ない。

そうそう、孤児の人数が減らないんだよねまだ。

このままだと2つ目の孤児院を建てなきゃいけない。なにか方法ないかな…。

いっそ寮専門の学校建ててスーパー孤児でも育てようかと思ったが、それだとわざと子供を捨てる親が増えそうで怖い。ろくな事情のない親は厳罰にしないと。

俺には難しくて分からんわ…有能な部下たちに任せるそう言うのは。

スマホ作ったら絶対かかり放題なので仕事用とプライベートは分けなきゃ…1台で2つの番号入れれる様にしなきゃね。2台持ちとか嫌だ。


何気に自動販売機も作ってなかったなー、あれば便利だよね当然。日本では食事ができるオート自販機は惜しまれつつ廃れていったみたいだけど…やっぱり飲み物だけでは無く、ハンバーガーやうどん、ラーメンとかスイーツも販売したいな。

災害や緊急時は無料開放できるようにして…ああ、その時は販売機に人をつけなきゃな。


あー、まーた色々考えてたな…1人でぼーっとするとこの傾向にある。まぁ大事な時間かこれも。


おっ、あそこにレンタルペットがある。誰が考えたんだろう…2時間程借りて3人でフリスビーしたりして遊ぶかなー、旅が終えたらペット飼おうかな俺はどちらかと言うと猫派だけど…ああ1番はクロね、忘れて無いよ、うん。


その後はペット1時間延長して遊んで夜は控えめに釣れた魚の塩焼きや、懐かしき森で食べた塩スープでお腹を満たした…贅沢ばかりしてもありがたみが無くなるしね。

ソーニャは美味しそうに食べてたけど、アリアはキョトンとしてた。2人とも可愛い‥嗚呼夫馬鹿だね。



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