第27話 デート行脚②
本日のデートはまず海釣りからだ、プカプカと小舟に揺れながら糸を垂らしている。
釣れるのはアジもどきに、イワシもどきばかり。大物狙いに変えるとブリもどき、タイもどき等が釣れる。
そうそう太刀魚もどきのソードフィッシュがレア魚で人気がある、食べれないがそこらの剣より丈夫で切れ味もいい…まさしく日本の刀に似ている。
ちなみにデートとは言ったが午前中はデートではなく別行動だ。嫁達は服を買いにデパートにいった、服選びに付き合わせるのも悪いと言ってこうなった。
後でステーキハウスに合流予定である、うん、いい嫁達だ。
…こういう時間、なんかいいなー。考え事に丁度いいし小魚狙いにしている。
釣っては絞めてスラボックスにポイ、その繰り返し。後で南蛮漬けにでもするか。少し話は逸れるが今、学校にテイマーの授業を取り入れている、スキル取得…適正があれば自力で取れるからね。
わざわざ作ったのはスライムボックスの存在だよ、このスキルを持ってるスライムさえ懐かせれば、時間停止付きのボックスが手に入るからね‥持ってないスラもいるが、鑑定持ちがいればいい。色とりどりで可愛いし‥まぁ俺の相棒はクロだけでいいけど。
真面目にこれから3人で、どう暮らしていくか考えている…最近そればかりだけどね。いずれこのデート巡りも満足するだろうしな。
嫁達にはまだ黙ってるが、旅行にも行きたいと思ってる。認識阻害をかければ外国でも大丈夫だろう。もっとも俺1人なら何もしなくてもフリーパスだがな。
執事やメイド達にもいい連休になるだろうし旅行…いいかもな。
まずは近隣の国から行こうと思うし、エルフ国は是非行きたい。エルフ国は人族獣人族とは違い中立国を貫いているらしい、魔族とも不可侵を結んでいると噂だ。
閉鎖的でほかの種族を嫌いらしいが我が認識阻害の前には問題なかろう、マジ便利。
んー‥そろそろスマホ解禁しようかな、外国に行くとなると、いざと言う時に自分の国が心配である。それに合わせネットの解禁、パソコンやタブレットとかもな。
ネットと言っても地球のと繋がる訳では勿論ないけど。
ネコネコ動画や生放送、ネット小説等の素人が投稿できるコンテンツや、多種多彩な情報の閲覧ができるWEB、チャットが楽しいライソ等…また一気に発展していくのだろうな。
低級魔石ならいっぱいあるが、上級魔石が足りなくなってきたので風力発電・ソーラー発電は着々と準備できているし空島があるらしのでそれを何とか引き込んで風力発電の強化もしたいと思ってる。
おっとまた逸れた、とにかくスマホだよスマホ。庶民には2金貨くらい、貴族や金持ちには15金貨くらい取れるだろ差別化すれば‥また懐が厚くなるぜ。当然外国にも進めるから収益は莫大になるだろうしね。やっぱりライバルが欲しいからアッポーとロボットみたいな関係を作りたいな。ちなみに俺はロボット派、自由度が高いから…アッポーはブランド力はあるけど、なんか天狗になってる感じがして苦手。
パソコンもデスクトップやノートPCも作ろう。勿論自作できるPCもね、そんなすごいスペック必要ないのに高スペックを作るのが好きな人もいるしね一定数。
んー‥大変そうだ。デート行脚終わったら暫く仕事するか…はぁ。
いや楽しいけどね仕事、こうしてデートしてるとデートのが楽しい自分がいる。
今みたいに考えながら釣りを1人でするのもいいもんだし。
ついでに手を付けてなかった子供用の娯楽‥ああ一部の大人もか。プラモデルや子供用お化粧セット、ラジコンやヘリコプター、グローンやキックボード等子供中心の商品開発もしようかなー。テレビゲームがあるから作っても売れないかなぁ…まぁ皆の意見を聞こう。
さて、タイムアップだ。そろそろ合流するかな嫁達と、作ると決めたら今欲しくなったなスマホ。
船と釣り竿を返してステーキハウスに高級車で向かう、車も楽しいけどバイクも乗りたいなー。こんど嫁達にも免許取ってもらって3人でバイク旅もありだな。
道も整備ちゃんとされてるか怪しいからオフロードのバイクだなうん。
ちなみにだが車もバイクも地球‥日本のルールと同じにしてある。
基本60キロ制限だから70キロ程度しか出なくしてあるしね、高速道路とか無いし。その代わりに初速のパワーを上げたりして差別化している。
ただし、原付のルールは廃止と言うか初めから使っていない。だって30キロ制限とか危ないもの…、余計に事故するよ。と、ネットでは言ってたし俺もそう思う。
リーズナブルだから庶民の味方だよスクーター。‥そうは言ってもバイクはバイク、安いスクーターでも12金貨はするけどね。でも魔石産だから魔力が続く限り燃費なんてないような物だ。地球の人が聞いたら羨ましがるだろうな。魔石もスクーター程度ならゴブリンの魔石でも大丈夫だし。魔力切れでね魔石さえ代えればいい。
勿論あるからね?車とバイクの保険。
…嫁達と合流してステーキハウスに到着した。
「なににするかなー、ドラゴンステーキは流石にないしなー…ボックスにあるけど。となると食べたこと無いこのレッドワイバーンのステーキにしようかな…レアで」
「ソーニャはオークステーキとハンバーグセットにするー」
「私はにぃさまと同じがいいです」
「アリアも別のにしてよ、シェアしよーよ」
「!それがいいですねにぃさま、ソーニャのも食べたかったのです」
けっきょくアリアは俺の懐かしきイエローチキンのステーキを注文してた。
ちなみにこのデート行脚は視察も兼ねている。
認識阻害をかけているから相手も分からないしね、あまりにもずさんな対応だったりクォリティが低いお店や施設は、トップの首を変えるつもりだ。
「にぃさま今日は服を沢山買ってきちゃいました、ありがとうございます」
「いいよいいよ遠慮なくどうぞ。お前たちが綺麗になるならいくらでも」
「嬉しいにゃー、可愛い下着も沢山買ったから夜楽しみにね」
「お、おう。がんばるぞ」
「にぃさまはがんばってはダメですー」
「そーにゃ、壊れるにゃ」
「はは、がんばるぞー」
「聞いちゃいない…」
昼からは、テニスで汗をながした、2人とも上手かった。やっぱりそこは異世界人…基礎がちがうんだろーな。
テニスウェア、レンタルだけど可愛かったな…俺?男はどうでもいいだろ?
需要があるとは思えん。
ちなみに夜ははっちゃけ、朝まで眠らせなかったぜ。大人のおもちゃも開発してるしな色々と。
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