第5話 村についた、やっぱり気づかれない。

おはようございます、4日目の朝です。そろそろ声を出してないので誰かとお話したいです。さて本日もいつも通りクリーンをかけて昨日の残りを食べて準備を済ます。

そろそろ人恋しいし、切実な問題が一つ……塩がそろそろ尽きる。

塩は僕にとって生命線だ多分、そう言えばネットで虫とか食べてる動画あったな。栄養があるらしい食べないけどわざわざ。…はぁ、買いに行かないとダメかー町か村か

知らないけど。今日は釣りのつもりだったけど、こりゃ変更だな。


さっそくジョギングやダッシュをしつつ森の外を目指す、こうしてると身体強化や俊足のスキルが上がらないかなーと淡い期待で。

途中いつものゴブチキイム(ゴブリン・イエローチキン・スライム)を討伐&解体しつつ訓練に勤しむ。

いつの間にやら前に見かけた森の外に着いた……うーん、どっちに進むべきか。

まあ考えてもわかんないので、馬車の跡っぽい道にたどっていく。

‥今日は晴れてて良かった、おっ野草発見…、ん、球根が。鑑定すると食べれるし

中々いい値段で売れる。あ、そうそうこの鑑定。言ってなかったけど物の相場も見れるんだ、ほんと便利。これで売りにいって足元見られたり騙される心配が減る。

とにかく今の球根、みつけたら取っていこう、売れなきゃ自分で食べるだけだしね、どう見てもジャガイモっぽいし。

他にも木の実、果物が取れた…これは売れないらしい自分用だ。


暫くあるいていると頼りない木の柵で囲んだ小さい村?があった、この方向であってたらしい。

門に1人門番ぽい人が槍をもって立っている…立ってる必要ってあるのかな座ればいいのにね。

なんとなく試しにそのまま素通りしてみると成功した、出たり入ったりする。門番の前で屈伸したり伸びをしたりする、うん、無視と言うか気づいて無いねコレ。

どんだけだよぼっち…。まぁ勝手に入るのはダメか。



「あの」

「うわっ!‥びっくりしたっ!な、なん…坊主いきなり声をかけるな」

「ごめんなさいお兄さん、村に入ってもいいですか?」

「ん?坊主1人か?親御さんはどこだい」

「ぼく1人だよ、親はいないんだもう」

「…そうか、ちっこいのに大変だな。この村には無いが東に行くと、ここより大きな城下街"ステーシア"がある。そこに孤児院ならあるぞ、その小ささじゃ何もできんだろ」


街か、まぁ孤児院はともかくいずれ行ってみよう


「ありがとうございます、でも売りたい素材や買いたい物もあるので村に入りたいのですが」

「ああ、入るのは問題ないぞ。そっか売れる物があるんだね?その袋かい?一応決まりだから袋の中身が見たいんだけど、あとこの水晶にふれてご覧」

「はいどうぞ、じゃあ触りますね」


触るとうすーい緑に光る、これは定番の犯罪者かどうか見るアレだろな


「ん、まぁ当然問題ないわな。袋も問題無し…てかこの素材は僕が取ったのか?」

「うん、これでもそれなりにスキル持ちだから。弱い所ならなんとか食い扶持くらいはね」

「えらいなーここは田舎すぎて宿がないんだよな……よし、坊主嫌じゃなければ家に泊まるかい?そこの家だ。大したもん出せないが嫁の料理はそれなり…おっと、すごく美味しいよ」

「いいんですか?ではお言葉に甘えて…」

「へっ、丁寧な言葉知ってるんだなー…育ちはいいのかな。まぁいいや、俺の名前はトリス、坊主は?ああ、俺も一応水晶に触るぞ…これで信用できるかな?」

「僕は勇気です、親切にありがとう」


まあ信用できるかはスキル何持ってるかでもある程度わかるけどね。


「買い取りしてくれるお店はありますか」

「ああそうだな…肉なら肉屋に、魔石や素材はこの村唯一の雑貨屋かな。他にも店はある事はあるけど、まぁ地図簡単に書いてやるよ」

「ありがとうトリスさん」

「おう気にすんな、これも仕事だ。嫁さえよければ何日でも好きに泊まってけ」

「は、はい」

「んじゃコレ地図」

「行ってきますトマスさん」


村には人族や獣人族が農作業をしている、僕よりも小さい子達が走り回って遊んでいる。僕も元気だったらあんな事して遊んでたのかなー。

ん、ここは"サギシ亭"へんな名前だけど食事処だ。後で寄ってみようかな。

ここがそうだな肉屋"アリス"だ、綺麗なお姉さんを勝手に想像したがおばさんだった。まあ名前でイメージするのはダメだよね。

…またびっくりされるのもゲンナリするので少し離れつつ……


「こんにちはおねーさん!お肉を売りたいんですが」

「はいいらっしゃい‥まぁ可愛い獣人さんねぇ♪犬の獣人かねぇ。じゃあこの台に置いてくれるかしら」

「はいイエローチキンです」

「…ふむ、綺麗に解体してあるね。すごく新鮮だし、血もちゃんとしてある。これただと問題なく、いやサービスできるぐらいだね……ん、3羽で1金貨と3銀貨、あと銅貨8って所かね、んー1.5金貨でどうだい?」

「はいありがとうおねえさん、それでおねがいします!」

「はいよーじゃ、これ1.5金貨ね、サービスで肉のタレあげるね。またおいでねー」

「ありがとう是非また」




名前 伊藤勇気

Lv7

MP 445/460

ポイント500

性別 男

種族 獣人族(犬)

年齢 9歳

職業 無職

ユニークスキル ぼっちLvMAX 

病魔Lv6 …病気にかかりやすい・常に状態異常

スキル 健康体LvMAX ・状態異常耐性Lv7・アイテムボックスLv1

    鑑定Lv2・鑑定妨害Lv3・調理Lv2UP

    解体Lv2・俊足Lv2UP・身体強化Lv1・気配察知lv4

    異世界言語理解lvMAX・生活魔法Lv2UP・恐怖耐性Lv1

  




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